ホーム > セミナー・書籍 > 書籍 > 中古ワンルームマンションは「東京23区」を買いなさい!
「東京」は順調だ。そして東京区のマンション流通市場も相変わらず活況だ。だが、順調だからこそ、あえて仮説を立ててみました。
「家賃下落・空室・資産価値縮小、それでも東京・中古・ワンルームは買いか?」
この本では不動産会社がこれまであまり語ろうとしなかった「リスク」と「コスト」を徹底解剖し、賃貸管理会社を経験してきた年の経験と、客観的な数字をもとに「東京・中古・ワンルームは本当に買いかどうか」をわかりやすく解説しました。
リスクを放置するとクライシス(危機)につながるということは、過去の歴史が物語っています。不動産投資も、やり方を間違えると悲惨な結果を招く恐れがあるからです。うまい話・儲け話に乗って過剰な借金をした人の多くが、いまもなお返済に追われています。返済できずにとうとう破綻した人もいます。リスクをクライシス(危機)にしないためには、まずリスクをイメージすることが大切です。リスクをイメージするとは「リスクを数値化」するということです。リスクを数値化してシミュレーションし、それにあわせて資金計画を立てていけば、リスクはリスクでなくなるのです。
私は平成2年に都内で賃貸管理会社を創業し、今年で29年目を迎えました。現在、7,000名を越えるオーナーの方々から、2万戸の管理をお任せいただいています。その2万戸の管理から発生する入退去の実績をもとに、四半期ごとに賃貸成約状況をまとめた「ワンルームマンション賃貸実績レポート」を発行しています。このレポートから得た数値や、過去の経験、日々起きている状況、そして建物の老朽化と人口減少をにらんで将来の仮説を立て、リスクとコストに真正面から向き合い、数値化してシミュレーションを試みました。
そのうえで、私が出した結論が「中古ワンルームは東京23区が買い」というものです。(2018年7月末現在)
30年、40年と長期的に、安定的に家賃収入を得ることが目的です。目先の短期的な収入に躍らされることなく、長期的な視点に立つことがなにより大切です。つまり、考えうるリスクと、これから負担していくコストをしっかりと把握することからはじめなければならないのです。10年後、20年後、そして30年後に利回りはどれくらいになっているのか、リスクとコストを数値化することで明らかになった、不動産投資の真実の姿をお伝えします。
この本が、不動産投資を考えるうえでのヒントになり、老後の不安を解消し、あなたが安定した将来の生活に向けてのたしかな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
≪コラム≫ 滞納リスクを抑える3つのポイント
≪コラム≫ 更新料有効!最高裁の初の判断
Point1. | 新耐震法の分譲マンションを選ぶ |
Point2. | 火災リスク、液状化リスクの高いエリアを避ける |
Point3. | 信頼のできる管理会社を選ぶ |
事例1. | 贈与を活用して家族の生活基盤をつくる |
事例2. | 相続後に不良資産を優良資産に買換え |
事例3. | 生前に不良資産を優良資産に買換え |
昭和37年生まれ。石川県小松市出身。早稲田大学社会学部中退。
平成2年「株式会社日本財託」を設立するが、まもなくバブル景気が崩壊。
それまで羽振りのよかった不動産会社が次々と倒産。地獄のような苦しみを味わうなか「生き残るには固定収入が大切だ」と気づき、「不動産業の原点は管理業だと」と確信する。
29年間(2018年10月末現在)の不動産管理業務を通じ、失敗した人を多くみたこと、そして自身もバブル崩壊で失敗した苦い経験があることから「失敗しないための不動産投資法」などのセミナー活動を積極的に行なう。
管理を通じてお客様と一生涯のお付き合いを経営理念として、もっとも信頼される管理会社を目指している。
平成30年7月現在、オーナー数は7,000名を超え、20,000戸を管理。管理物件の入居率は年間平均98%以上を維持している。