2023年の資産計画を立てる!急がば回れの堅実不動産投資戦略とは
2023/01/05
新年あけましておめでとうございます。
本年も、読者の皆様にとって、お役に立つ資産形成の情報を発信してまいります。
さて、新年といえば、その年の目標を定め、
1年の計画を立てる方も多いのではないでしょうか。
それは仕事だけでなく私生活でも同様で、
資産形成については、今年の積立額の再検討やポートフォリオの見直し、
新たな運用のスタートなど、その内容は様々です。
特に昨今は、全世代的に資産形成への意識が高まっています。
昨年の4月からは、高校における金融教育が始まりました。
一生涯の資産計画を自身で立てられるようになることを踏まえて、
株や投資信託などの実際の投資についても学んでいるようです。
もちろん、子供だけでなく大人も同様です。
それは証券口座の開設数にも表れています。
2021年は前年から273万増のおよそ2876万の口座が開設され、
昨年2022年は3000万口座を突破する見込みとなっています。
また、投資の選択肢のひとつとして、
当社でも不動産投資に関するお問い合わせを多く頂戴しています。
ご相談いただく方の中には、20代の若い方も多くいらっしゃいます。
こうした若年層は、どのような目的で不動産投資をはじめているのか、
そしてどのような計画、目標を定めているのでしょうか。
今回のコラムでは、2022年に不動産投資をスタートさせた20代のオーナー様の事例を踏まえて、
いま不動産投資に取り組むべき理由について考えてみたいと思います。
大手保険会社に勤める20代後半のAさんは、
コロナ禍に証券口座を開設しました。
Aさんに限らず、リモートワークが普及したことで
将来について検討する時間が確保できたことから、ここ数年で多くの方が証券口座を開設しました。
毎月積み立てを行ってきたAさんですが、
資産拡大のスピードをより加速させたいとのこと。
「定年までは働きたくない。いますぐというわけではないが将来はFIREを目指したい。」
詳しくお話を伺うと、経済的自由を達成し、
早期退職を実現させたいという考えをお持ちでした。
「ただローンは怖いからリスクを抑えて始めたい」
すでに数社の不動産投資会社の説明を聞いていたAさんは、
家賃収入の安定性は認識していましたが、
借入することへの漠然とした不安を抱えていました。
しかしその一方で、FIREを早期に実現できるのだけの家賃収入を得るために
都心に一棟のマンションを所有することも検討されていたのです。
賃貸需要の高い都心で単身向けの一棟マンションを所有できれば、
大きな利益が見込めるでしょう。
しかし、そのためには億を超える莫大な資金が必要となります。
ローンを組むにしても、若年層で条件を満たすのはほんのひと握りです。
例えば、このようなケースで一棟を扱う不動産会社に相談した場合、
地方の一棟アパートを勧められるケースも珍しくありません。
利回りは10%を超えるような物件もありますし、
価格も東京に比べれば割安です。
ただお考えいただきたいのは、
表示されている利回りは満室経営あってのことです。
地方一棟アパートを購入したものの満室にできずに、空室が長期化してしまうと
毎月多額の赤字が発生してしまい、不動産経営のみならず
ご自身の生活が脅かされてしまいます。
不動産投資で堅実に資産形成を進めるにあたっては、
いつまでに、いくらの収入を作りたいのかという目標設定は重要です。
ただ、あまりにも性急で過大な計画を立ててしまうと、
無理を生じた投資先を選択することになりかねません。
不動産投資で資産形成の計画を立てる際のポイントは、
急ぎすぎないことです。
一部の書籍やyoutubeでは華やかな高利回り投資の成功事例が紹介されていますが、
全ての人が成功できるわけではありません。
高利回りの短期視点での運用は計画通りにいかないことを念頭にして、
長期にわたって安定収入を得られるかどうかという視点で計画を立てることが大切です。
当社には、東京の中古ワンルームマンションひと部屋からスタートして、
10年、20年と時間をかけてアーリーリタイアを実現されたオーナー様もいらっしゃいます。
若いうちにリスクを抑えて不動産投資を始めたいのであれば、
区分のワンルームマンションを選択し、自身の状況に見合ったスピードで
コツコツ積み上げていくことが良いでしょう。
不動産投資はサラリーマンとしての信用力を生かしてスタートし、
入居者の家賃収入で返済を行うことが可能です。
そしてローンの元本を返済した分だけ、
あなたの資産である持ち分が毎月、毎月増えていきます。
だからこそ、できるだけ早いうち不動産投資をはじめるほど、
資産形成には有利に働きます。
こうした資産拡大の仕組みが安定して回り続けるには、
賃貸需要の高い立地で不動産投資をする必要があり、
日本で最も賃貸需要が期待できる場所が東京です。
Aさんには改めて投資の計画をご検討いただき
まずはワンルームマンションを1戸購入するところからはじめられました。
そして、きちんと運用ができていることを確認したうえで、
さらにもう1戸のマンションを購入されて、
昨年2戸のマンションオーナーになられています。
これからAさんは、繰上返済も実施しながら、
無理の無い範囲で物件を増やし、早ければ10年後の早期退職を目指していく計画です。
2023年がスタートし、気持ちを新たにして、
資産形成一歩を踏み出そうと考えている方は多いはずです。
「一年の計は元旦にあり」という言葉にもあるように、
ぜひ1年のはじまりに長期視点での資産形成の計画を立てられてはいかがでしょうか。
日本財託 資産コンサルティング部 大田 悠介(おおたゆうすけ)
◆ スタッフプロフィール ◆
千葉県出身の30歳。
資産コンサルティング部に所属し、東京中古ワンルームを通じてお客様の老後の不安の解消を目指しています。
保険営業から不動産営業という営業職のメジャーリーグを渡り歩いてきました。
昨年2戸のマンションを追加で購入、現在5戸の区分マンションを運用しています
現職では、コンサルタントとして、
【私とのご縁で、経済的に豊かになれる人を一人でも多く増やす事ができる】という
魅力ある仕事内容に取りつかれています。