都心の物件にハヤブサが籠城!?レアケースで問われる賃貸管理の総合力

2023/03/16

当社では東京の中古のワンルームマンションをお客様にご紹介し、
その後の賃貸管理を承っております。

ただ、管理戸数26,948戸のすべてが区分マンションではありません。
東京23区を中心に一棟物件をお持ちのオーナー様からも管理を承っており、
その数は581棟5,807戸になります。

区分マンションと違って一棟物件にお住いの入居者様からの
トラブルは多種多様です。

なかには、私たちもはじめて経験するようなトラブルもあります。
ただ、レアケースだからといって対応に時間がかかってしまうと、
入居者様からのクレームや思わぬ被害の拡大につながりかねません。

日々発生する様々なトラブルに対して素早く・的確に判断し、
いかに早く解決に導くことができるかが、管理会社の腕の見せ所です。

今回は管理物件で先日発生した野生の『ハヤブサ』の籠城案件を通じて、
管理会社の問題解決力をお伝えします。

「建物内に大きな鳥がいる。逃がすことができないのでどうにかしてほしい」。

冬の寒さとスッキリしない空模様が東京を覆った12月半ばの土曜日の正午過ぎ。
入居者様から当社に一本の電話がありました。

当社では入居者様のあらゆるお困りごとに即座に対応するため、
コールセンターを設置し24時間365日ご相談を受け付けています。

そのコールセンターを経由し、担当である私に連絡が入りました。

場所は明治神宮からほど近い住宅街にある築35年のマンション。
当社で一棟全体の建物管理も行っている物件です。

動物が関係するお困りごとでは、鳥や猫の死骸の撤去やハトやネズミによる被害などは
比較的よくご相談頂きます。

今回のように、大きな鳥が居着いているというケースは初めてです。

現地に到着し建物内を確認すると、
3階建ての建物の最上階につながる階段の頭上、共用部の照明の上に
置物のような立派な鳥が鎮座しています。

共用部は外に面していないため、どうやら1階のエントランスから侵入し、
そのまま上へ上へと移動していった結果、最上階までたどり着いてしまったようです。

鳥の大きさは40センチ弱ほど、全身が茶色い羽毛に覆われ、
首元だけが白っぽくなっています。

調べてみると、どうやらハヤブサのようでした。

特に目を引くのは足先に鋭く光るかぎ爪。
襲われでもしたら無事では済まないでしょう。

実際、私の知り合いにも猛禽類に襲われ顔に傷が残った人がいます。

入居者様に話を聞くと、どうやら当社への連絡のほかに110番通報もしたようですが、
「鳥獣保護管理法」の定めにより、捕獲することが禁じられているため
『どうしようもない』と言われてしまったそうです。

ハヤブサは少しでも近寄ると「こっちに来るな」と言わんばかりに
翼をはためかせ、今にもこちらに向かってきそうです。

このような状況ではいつ入居者様に危害が及ぶか分かりません。

まずは私からも警察に問い合わせることにしました。

話を聞くとやはり警察としては法律により、
飛び去るのを待つしかない、との答えが返ってきます。

警察が動けないのであれば、区役所に連絡すれば対応してくれるのかと質問すると、
恐らく対応は同じで「何もできないだろう」とのこと。

しかし、建物の構造上、自然と出ていくことは考えづらいですし、
事は一刻を争います。

「住民に危険が及ぶ可能性が高いことを理由に、
網で一時的に捕獲し逃がすことは何か罪に問われますか?」。

法律上、現在の危機を回避するためにやむを得ず行う不法行為に対しては
「緊急避難」が認められるはずです。

そう重ねて聞くと「罪には問われないと思います」との見解をもらいました。

早速、ハヤブサを救い出すために動き出すことにしました。

とはいえ一人では対処が難しいと判断し、協力会社に応援を要請。
すぐに現場にきてもらうことができました。

日ごろから関係各社と密に連携を取っているからこそ
緊急事態にも迅速な対応が可能になります。

そして捕獲用の網とけが防止のためにグローブ、そしてゴーグルを装着し、
協力会社の担当者と協力して、捕獲作戦を実行。

私としても初めての対応でしたが、運よくすぐに捕まえることができ、
無事に解決することができました。

通常の管理会社では、こうしたレアケースに対しては警察に相談し「無理」と言われたら
その言葉を入居者に伝えて静観するか、専門の会社に外注し5、6万円をかけて終わり、ということもあるでしょう。

ただ、そうしている間にも入居者様に危害が及ぶ可能性がありますし、
そうでなくとも外に出る際には大変怖い思いをすることになります。

オーナー様に安定した家賃収入をお届けするためには、
入居者様に快適な生活環境を提供することが第一です。

だからこそ、私たちは日々「入居者様の快適な生活にとってなにがベストか」を考え、
実践しています。

一棟物件の管理では対応範囲が建物全体に及ぶため、
時としてこのようなレアケースや一刻を争うトラブルに対応することもあります。

そのような状況下でこそ、管理会社としての総合力が試されるのです。

当社では創業から33年間積み重ねてきた豊富なノウハウと、
専業制による「管理のプロ」が多数在籍しています。

さらに、夜間でも対応できるよう、緊急時の案件については
担当者に電話が入り、仮に連絡がつかない場合にはリーダーに、
さらにその上の上長にと、社員同士でカバーができる体制となっております。

加えて協力会社様と定期的に懇親会を開催したりするなど、
太いパイプを築いていることで、こうした珍しい緊急案件でも
迅速かつ的確な対応ができるのです。

一分一秒でも早く入居者様のお困りごとを解消し、
1日でも長く入居者様に住んでもらえるよう、
オーナー様の賃貸経営をこれからもサポートしてまいります。

日本財託管理サービス
ソリューション事業部オーナーコンサルティング課
阿部 秀昭(あべひであき)

◆ スタッフプロフィール ◆
福島県福島市出身の40歳。

オーナーコンサルティング課にて、一棟物件を所有されているオーナー様に対して、
物件の資産価値を高めるご提案やお困りごとの対応をしています。

最近興味があるのは動画編集。普段はなかなか見えづらい賃貸管理について、社内外に知っていただけるよう、動画を活用していければと思っています。

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