都内平均よりも空室期間が5.8日短い!生まれ変わりつつある城北エリアの魅力とは
2023/03/23
不動産投資で長期安定収入を得るために
なにより重要なポイントは『立地選び』です。
賃貸需要が乏しいエリアで不動産投資をスタートさせてしまった場合、
ひとたび空室発生すると、次の入居者がなかなか決まりません。
マンションをローンで購入していた場合、
空室期間中のローン返済は当然オーナー自身で行いますので、
空室が長期化すると、マンション経営も行き詰まってしまいます。
空室は不動産投資の最大のリスクといっても過言ではないのです。
だからこそ当社では、日本で最も賃貸需要が旺盛な東京23区の
ワンルームマンションをご紹介してきました。
ただ、一言に東京23区といっても、エリアごとに特色は分かれており、
どのエリアの物件を選ぶべきか、お悩みになる方もいらっしゃいます。
こうした場合、都心や城西、城南エリアをご希望されるお客様が多くいらっしゃいます。
確かにこれらのエリアには発展した都会的なイメージがあり、
交通利便性が高いだけでなく、全国的な知名度を有するスポットもあります。
では『城北エリア』や『城東エリア』はこれらのエリアと比べて、
賃貸需要は劣っているのでしょうか。
実は、そんなこともありません。
当社が取り扱う賃貸物件の賃貸成約データを分析すると、
城北エリアや城東エリアの空室日数は、その他のエリアと比較しても遜色ないのです。
また、最近は板橋区や北区、豊島区などが対象の『城北エリア』は再開発が行われ、
注目を集めています。
そこで今回のコラムでは、賃貸成約データや現地の最新状況などを踏まえながら
知られざる城北エリアの魅力についてご紹介していきたいと思います。
当社では、2月末時点で26,948戸の物件をお預かりしています。
そのなかで板橋区、北区、豊島区、文京区の4区では4,618戸と、
全体の約17%にも達しています。
では、空室状況はどうかというと、
コロナ禍も3年目になった2022年では、この4区の平均空室日数は34.1日でした。
2022年の東京23区全体の平均空室日数は39.9日で、
39.7日の都心エリアや40.5日の城西エリアと比較しても
およそ6日ほど早く空室が埋まっているのです。
その要因ひとつはアクセスの良さです。
例えば、板橋駅から新宿駅までは約12分。
東京駅であっても30分程度で行けます。
北区にある王子駅からは、新宿駅、東京駅ともに25分前後で到着することから、
通勤・通学両面においても便利な立地といえます。
さらに街自体の魅力も向上しています。
例えば板橋駅では、
西口ロータリーの周りで2つの大規模な再開発が進行しています。
特に板橋駅に併設されるように再開発が進んでいる
『板橋駅板橋口地区第一種市街地再開発事業』は
JR東日本管内の駅では初となる『駅施設に直結した複合施設』が
2027年6月に竣工する予定となっています。
駅に併設するように、地上34階・地下3階、
高さ130mを超える複合タワーマンションが建設されます。
地上4階までの低層部は商業施設になっており、
中高層部は388戸の住居スペースとなる予定です。
さらには子育て支援施設や公益施設なども入居する予定となっているため、
良好な住環境とともに、交遊の新スポットとしても期待が持てます。
さらに、商店街が有名な大山駅周辺も大きく変わろうとしています。
大山駅はビッグターミナル池袋駅から東武東上線で2駅目に位置しており、
池袋まではおよそ4分。
約560mにも及ぶ『ハッピーロード大山商店街』は
1983年にその名がついてから40年近くも地元に愛されてきました。
池袋から近く、地元でこうした大型商店街がある大山駅は根強い賃貸需要があります。
このエリアは『大山町クロスポイント周辺地区 第一種市街地再開発事業』という名称のもと、
100m近い複合タワーマンションが2棟建設される予定です。
板橋駅の再開発と同様に、低層階には商業施設が入り、中高層階は住居スペース。
2024年12月竣工予定のため、約2年後には新しい街開きとなります。
ここまで城北エリアをご紹介しましたが、
城東エリアも空室期間は平均38.0日となっており、23区の平均値を下回っています。
また、城東エリアの特徴として、家賃収入から管理費、修繕積立金、管理代行手数料を差し引いた
実質利回りが他のエリアと比べて高くなっている点もポイントです。
投資をするにあたって、イメージだけで特定のエリアの物件を
選択肢から外してしまうことは、機会損失ともいえます。
馴染みのない立地であっても、実際に足を運ぶことでエリアのイメージも沸きますし、
街の雰囲気や住み心地や再開発の規模など、肌で感じる部分もあるでしょう。
特に、東京では盛んに駅前の再開発が行われ、
数年で街の印象がガラリと変わることも珍しくありません。
固定観念にとらわれずに、
投資エリアを検討してみてはいかがでしょうか?
日本財託 マーケティング部セールスプロモーション課
村嶋 直樹(むらしまなおき)
◆ スタッフプロフィール ◆
静岡県御殿場市出身の35歳。
マーケティング部セールスプロモーション課でセミナーやHPの運営、メールマガジンの執筆や広報活動を通じて東京・中古・ワンルームの魅力を多くのお客様にお伝えすることを使命としています。
もうすぐ生後1年の愛猫が若干太り気味に。
なんとか運動してもらおうと、上下運動できるキャットウォークの設置を検討中。