誰もが平等に持つ「時間資産」を活用した堅実な資産形成術
2023/05/25
4月、当社でも新たに11名の新卒社員が入社しました。
最初は緊張した面持ちでしたが、だんだんと職場の雰囲気にも慣れてきたのか、
自然な笑顔が見られる機会が増えてきました。
ある新卒社員がいつも持ち歩いている大学ノートには、
先輩社員から教えてもらったことが、隙間なくびっちりと書き込まれていました。
仕事を覚えることに、一生懸命な様子が伺えます。
若い時に仕事にしっかりと向き合い、没頭することは今後の成長において欠かせませんが、
資産形成においても同じことが言えます。
彼らは就職したばかりで現時点での資産は多くはありませんが、
なにより「時間」はたっぷり持っています。
この時間を上手に活用していけば、将来大きな資産を作ることも可能です。
時間を有効活用できれば、時間が資産に代わるのです。
いわば「時間資産」です。
そこで、今回のコラムでは、この時間の観点から
有効に資産形成を進める方法についてお伝えしていきます。
まずは、時間を有効に活用することが、いかに資産形成に有効であるかを
シミュレーションしてみます。
たとえば100万円を3%の複利で30年間運用した場合で考えてみましょう。
すると100万円は30年後には242万円になっています。
資産はおよそ2.4倍になった計算です。
今度は運用期間を10年短縮して、20年間で同じように2.4倍にすることを目指します。
このとき必要となる運用利回りは4.5%となり、
30年の運用期間と比べて、およそ1.5倍の運用利回りが必要になります。
運用期間が10年であれば、必要となる利回りはなんと9.2%。
高い利回りは高いリスクを伴いますので、
少しでも早く資産形成に着手したほうが、有利であることが分かります。
そして、ポイントは堅実な投資利回りでも、
時間を有効に活用すれば、十分に資産を大きく拡大できるということです。
この時間を活用した資産形成は、不動産投資でも有効に活用できます。
たとえば、2,000万円の投資用マンションを
100万円の自己資金で購入したケースで考えます。
購入にあたっては、借入期間35年、金利1.6%のローンを利用します。
家賃収入から毎月の管理費・修繕積立金、
そして管理代行手数料を差し引いた手取りの家賃収入は60,360円。
毎月のローン返済額を差し引くと、毎月779円が手元に残る計算です。
すると、35年後にはこのマンションのローンは
ほぼ家賃収入で完済することができ、毎月家賃収入を生み出してくれる収入の柱を
作ることができるのです。
もちろん、家賃下落や空室、退去後の内装工事費用、固定資産税の支出もありますが、
価格よりもはるかに少ない支出額でマンションを手にすることができる計算です。
まさに、時間が資産に代わったことになります。
ただ、35年後というと、25歳の方であっても
完済時には60歳定年という、かなりの長期間となってしまいます。
そこで、資産形成を加速させるために繰り上げ返済を行います。
毎年100万円を繰り上げ返済することができれば、
12年9ヶ月後には2,000万円のローンを完済することができます。
不動産投資は入居者の家賃とあなたの2馬力で
資産形成を進めることができます。
だからこそ、このように資産形成を加速させることができるのです。
ここで、ひとつご注意いただきたい点があります。
同じ投資用不動産でもより高利回りの投資先もあり、
こうした不動産に投資をすれば、より早く資産を作れるのではないかと
考えられる方もいるかもしれません。
実際、投資利回りは10%、15%以上欲しい、
10%以上の投資利回りが確保できないのであれば、
投資対象とはなりえないといった方もなかにはいらっしゃいます。
ただ、冒頭でもお伝えしたように、
高い利回りは高いリスクと表裏一体であるということです。
同じ投資用不動産であっても、地方や郊外での築古戸建てや築古アパートでは、
こうした投資利回りの物件もないわけではありません。
ただ、賃貸需要の少ないエリアでの投資は、長期空室のリスクもあり
さらに、築古の戸建てやアパートは修繕費用が高くつきます。
こうした高利回り投資で失敗してしまうと、資産形成には大きな痛手となります。
たとえ、数百万円のマイナスであっても、その金額を給与所得で取り戻そうとすると、
数年の期間は必要になるのではないでしょうか。
もちろん成功される方もいるかもしれませんが、
非常に高いレベルの知識や経験が必要になることは間違いないでしょう。
時間資産を有効活用するためには、
たとえ歩みはゆっくりであっても、着実に、そして堅実に資産形成ができる
投資を行うことが大切です。
賃貸需要の確かな東京の中古ワンルームマンションであれば、
リスクを抑えながら計画的に資産形成することが可能です。
このように時間を有効に活用すれば資産に変えることができるので、
20代でも不動産投資を始めるオーナー様が続々と誕生しています。
投資を始めなければ、同じ時間を過ごしていても、
時間がお金に換わることはありません。
それは、資産を作れる機会をみすみす見逃していることになります。
不動産投資ならあなたが寝ている間にも、
働き続けて、あなたのために資産を拡大し続けてくれるのです。
時間資産は誰もが平等に持つ資産です。
ぜひあなたの時間資産を使って、資産形成をはじめてみてはいかがでしょうか。
日本財託 マーケティング部 セールスプロモーション課
小林 和徳(こばやしかずのり)
◆ スタッフプロフィール ◆
神奈川県横浜出身の44歳。
マーケティング部で、セミナーやHPの運営、メールマガジンの執筆や広報活動を通じて
東京・中古・ワンルームの魅力を多くのお客様に伝えている。
先月から右目に黒い点が浮かんで見える飛蚊症に悩まされている。
症状を軽減するためにパイナップルが良いと聞き、
果汁100%ジュースに目がない。