100万円預けても増えるのは200円だけ!預貯金で老後に備えた先に待つ厳しい現実とは!?
2024/03/28
3月21日、日銀は資金循環統計の2023年第4四半期の速報値を公開しました。
家計資産は過去最高額を更新する2141兆円。
そのうち、現金と預金が過半数の1127兆円に達しました。
また、その2日前の3月19日、日銀はマイナス金利政策の解除を決定。
これを受けて、メガバンクをはじめとする民間銀行は
普通預金の金利の引き上げを発表しました。
軒並み0.001%だった金利が20倍の0.02%に引き上げられ、
SBI新生銀行やPayPay銀行に至っては、30倍の0.03%に変更するとされています。
預金の金利は上がらない。
そのような時代からの脱却を想起させ、
家計にとっては明るい兆しを感じる報せとなりました。
ただ、0.02%に金利が上がったといっても、
100万円を1年間預けてもらえる利息は「200円」にしかなりません。
いくら預金の金利が引き上げられたとはいえ、これだけの利息では、
とても老後生活に備えることはできません。
そこで今回のコラムは、預貯金で老後に備える問題点をお伝えするとともに、
その解決策についてご紹介します。
政府は長らく「貯蓄から投資へ」というスローガンのもと、
現預金に偏りのあった個人資産を投資に向かわせるよう活動してきました。
しかし、今回の結果でも明らかになったように、
依然として個人資産の現預金への偏りは続いています。
マイナス金利の解除により各行は預金金利を一斉に引き上げましたが、
その恩恵は微々たるものです。
100万円の預金は1年でわずか200円にしかなりませんし
そこからさらに、およそ20%の税金がかかるため、残るのは160円ほど。
月に換算すると13円程度しか増えていない計算になります。
また、預金で将来に備えることの問題は、収入が増えないことだけではありません。
預金の価値が実質的に目減りすることにあります。
その要因がインフレの進行です。
2024年2月の消費者物価指数は、前年同月比で2.8%の上昇。
これで28カ月連続での上昇です。
普通預金の金利は0.02%ですが、物価上昇は実にその140倍。
つまり、預金は増えず、インフレが進行しているということは、
毎月毎月、預金の実質的な価値が目減りしていることになります。
老後の生活を預貯金だけで備えようとすることは
リスクの高い行為になりつつあります。
現役時代は、働いた分の収入が毎月銀行口座に入金されます。
旅行や家具家電の買い替えなど、
多少お金を使いすぎたとしても、定職についていれば毎月給料が振り込まれるのです。
では、その収入源が無くなってしまったらどうなるでしょうか?
いくら貯金があっても、使えば無くなってしまいます。
そして、その無くなった分のお金は翌月になっても補填されません。
お金を使えば使うほど、蓄えてきたお金がどんどん減っていくのです。
だからこそ、定年後に年金生活になったときでも、
将来に備えてお金はできるだけ使わずに、生活する人も多いのではないでしょうか。
ただ問題は、使わなかったとしてもインフレによって、お金は目減りするということです。
「目減りするから使えない、使わなくても目減りする」
このように預貯金だけで老後に備えると、非常に厳しい将来の生活が予測されます。
安心して老後を迎えるためには、
預貯金で将来に備えるのではなく、給与に代わる収入源を作ることが必要となってきます。
その解決策となる手法が不動産投資です。
不動産投資であれば、毎月安定して家賃収入が入ってくるので、
老後の生活費として活用することが可能です。
なお、長期にわたって安定した家賃収入を得るためには
空室が発生しても速やかに、次の入居者を見つけることが欠かせません。
そのため、賃貸需要の高い東京で投資物件を所有することをお勧めします。
また物価が上がれば、家賃の上昇も期待でき、
インフレ対策としても優秀なのが不動産投資の強みのひとつです。
こうした不動産投資に魅力を感じられて、いまから将来に備えたいという
多くのサラリーマンからご相談を頂きます。
また、すでに退職された方からのお問い合わせも少なくありません。
「現在の預金を活用して投資用のワンルームを購入したい」
都内在住のAさんからご相談をいただきました。
詳しくお聞きすると、数千万円の預金があり、
それを活かして現金で投資用のワンルームを購入したいというご希望でした。
Aさんは現在70歳、これだけの貯蓄がある人は、
不動産投資に積極的でない人もいらっしゃいます。
改めて不動産投資を検討された理由をお聞きしました。
「私は働いていません。いくら現金を持っていても、使えば無くなってしまうんです。
いつまで生きるかも分からないなかで、どんどん貯金が目減りしていく。その恐怖は計り知れません。」
「毎月5万円の家賃収入があれば、どんなに安心できることか。
だから家賃収入を安定して生み出してくれるワンルームマンションを買いたいんです」
真剣な面持ちで言葉を続けたAさんは、そのように答えられました。
定年を迎え、給与収入が途絶えてしまった途端、
これまで積み上げてきた預貯金を取り崩す生活がはじまります。
こうした状況に陥らないためには、現金や預貯金といったストック資産だけではなく、
収入源を作ることが欠かせません。
預金の金利が復活したとはいえ、引き続き物価は上昇しています。
物価上昇率よりも金利上昇ははるかに少なく、
いまも刻々と預貯金の価値は減り続けています。
その現実をしっかりと受け止めた方は、積極的な資産形成を進めています。
現金を手元に置いている方は、
新たな収入源を作るために不動産投資を検討してみてはいかがでしょうか?
日本財託 マーケティング部セールスプロモーション課
M・N
◆ スタッフプロフィール ◆
静岡県御殿場市出身の36歳。
マーケティング部セールスプロモーション課でセミナーやHPの運営、メールマガジンの執筆や広報活動を通じて東京・中古・ワンルームの魅力を多くのお客様にお伝えすることを使命としています。
毎朝、愛猫が起こしに来てくれるのですが、その時間が5時台から最近は4時台に。
早起きついでに朝活ができないか考えるものの、気が付けば二度寝をしています。