NISAと不動産投資で資産が1.6倍に!信用力を活用した資産形成戦略
2024/04/18
日経平均株価が約34年ぶりに史上最高値を更新するなど、
歴史的な株高で始まった新NISA。
当社に不動産投資のご相談に来られる方のなかにも、
新NISAをはじめるのか、それとも不動産投資かで迷われている人もいらっしゃいます。
ただ、新NISAをやるから不動産投資はやらない、
また不動産投資をはじめるから、新NISAは行わないといった、
両者は二者択一の対立する投資ではありません。
それぞれの特徴を活かして、効果的に資産形成を進めることが可能です。
そこで今回のコラムは、NISAと不動産投資の特徴をお伝えしながら、
信用力を活かした資産形成戦略についてご紹介していきます。
まずはNISAと不動産投資の
それぞれの投資手法について確認していきましょう。
NISAと不動産投資で共通している点は、
いずれも「長期投資」であることです。
たとえば、旧NISAでは非課税期間は20年と定められていましたが、
新NISAでは非課税期間は無制限となり、より長期投資の色合いが強くなっています。
不動産投資も同様で、短期的な売却益や節税が目的ではなく、
長期にわたって安定した家賃収入を得ることが目的です。
次に、両者の投資手法で異なる点が「レバレッジの有無」です。
NISAで資産形成を行うためには、
自身の投資資金を活用して、毎月一定額を積み立てていく必要があります。
ゼロからはじめて投資資金を投入しながら、コツコツと資産を増やしていきます。
一方で、不動産投資は自身の信用力を活かして、
投資用ローンを組み、収益不動産を購入することが一般的です。
そして、入居者から得られる家賃と自身の繰り上げ返済で
ローンの完済を目指します。
ゼロから資産を積み上げていく投資手法がNISAで、
繰り上げ返済を駆使しながら、
資産から借金を差し引いた純資産を増やしていく投資が不動産投資と言えます。
レバレッジの有無という違いはありますが、
いずれの投資も長期的な視点で、自己資金を投入していくという点は共通しています。
では、両者を組み合わせると、資産形成にどのような効果が得られるでしょうか。
仮に毎月5万円の資金をNISAに利用しているケースで考えてみましょう。
毎年の投資資金は60万円となり、このときの利回り3%で計算します。
すると10年後には約700万円の資産ができることになります。
では、ここでNISAに加えて、
不動産投資を始めた場合もシミュレーションしてみましょう。
仮に2000万円のマンションを借入期間35年、
金利1.5%のローンで購入したとします。
毎月のローン返済額は61,237円、
家賃収入から管理費や修繕積立金、管理代行手数料を差し引いた
手取りの家賃収入58,000円なら、毎月3,237円の支出になる計算です。
毎月3,000円ほどの支出ですので、
他の投資を断念させるほどの金額ではないでしょう。
この投資用ローンも10年後には、
4分の1にあたるおよそ470万円の元本が完済されます。
これは純資産が470万円増えたことと同義です。
つまり、NISAと不動産投資を組み合わせることで
10年で資産が1,170万円と1.6倍になったことになります。
不動産投資のメリットは、あなた自身の信用力を活かして、
ローンを利用して資産形成ができることです。
家賃収入をローンの返済に充てることができるので、
信用力が時間をかけて資産に変わっていくのです。
むしろ、信用力があるにもかかわらず、
不動産投資をせずに、信用力を資産に変えないことは
非常に大きな機会損失になるのです。
NISAか不動産投資では、投資の性質が異なるので、
どちらかをやって、どちらかをやらないではなく、
どちらの特徴も活かしながら資産形成を行うことがお勧めです。
さらに次週のコラムは、繰り上げ返済を活用することキャッシュフローを改善し、
資産形成のスピードを加速させる方法について、お伝えしていきます。
日本財託 マーケティング部 セールスプロモーション課
K・K
◆ スタッフプロフィール◆
神奈川県横浜出身の45歳。
マーケティング部で、セミナーやHPの運営、メールマガジンの執筆や広報活動を通じて
東京・中古・ワンルームの魅力を多くのお客様に伝えている。
今月から高校生になった息子がカラオケに目覚め、私の姿を見かける度に「カラオケに連れてってくれ」と声をかけてきます。カラオケは苦手ですが、一緒に出かける機会も少なくなったので、嬉しいお誘いです。息子が歌ったあと、リモコンを片手に選んだ曲を入れようとすると「なんで、入れるの?」と謎の回答。どうやら、息子の1人カラオケのオーディエンスが私の役割と気づきました笑