「副業で稼ぐ」は至難の業!?「トリプルワーク」で資産形成を加速させる
2024/11/28
12日、厚生労働省は副業促進のため「労働時間通算ルール」の見直し案を発表しました。
これまでは、副業先での労働時間によっては、
本業の企業と副業先の企業がそれぞれ時間外手当を分担して支給するなど
仕組みが難解でした。
そのため、雇用型の副業は本業の企業から規制されることも珍しくありませんでした。
今回の改正案では、本業と通算した労働時間が週40時間を超えたときに
割増賃金を払う仕組みを撤廃することで、
企業側が副業を促しやすくなるという効果が見込まれています。
厚生労働省がこのように舵を切ったのは、副業意向者と受け入れ企業の
ニーズのミスマッチによる「副業実施率」の伸び悩みが背景にあるからです。
また、副業実施率の伸び悩みの背景には、就労環境だけでなく、
期待したほど稼げないという問題もあります。
「副業意向者」の動機のほとんどは、金銭的な理由であるのに対し、
副業で十分な額を稼げている人は多くはありません。
この点、収入アップが目的であれば、なにもその手段は労働を伴う
副業である必要はないでしょう。「投資」も選択肢として入ってくるはずです。
そこで今回のコラムでは、時間に限りのある社会人が
副業と不動産投資を効果的に組み合わせて資産形成を円滑に進める方法をご紹介します。
まずは、副業実施率の現状ならびに実施率が高まらない原因を
詳しく見ていきましょう。
パーソル総合研究所「副業の実態・意識に関する定量調査」によると、
2023年の副業実施率は7.0%で、これは前回調査時点の2021年と比べ2.1%減。
副業容認率は60.9%となっており、こちらは5.9%増加しています。
副業実施率と容認率の差は、2018年時点では40.2%だったものが、
2023年時点では53.9%にまで増えています。
このような現状となっているのには、3つの原因が挙げられます。
1つ目は、副業に割く時間や体力的な余裕がないということです。
特別なスキルが必要なく、手軽に始められる副業は報酬額が十分でないケースが多く、
期待するような報酬を得るためには、多くの時間を費やす必要があります。
本業で毎日忙しく働く社会人にとっては、そもそもダブルワークに費やす時間が
少なく、また体力面でも両立は難しいでしょう。
2つ目の原因は、企業の求人レベルと副業意向者のスキルが合致せず、
求人への応募を控える動きがあることです。
企業が副業者を受け入れたい理由の一つに
「高度なスキルをもった人材確保をしたい」という考えがあります。
しかし、そのようなハイスキル人材は、副業意向者のなかでもごくわずかです。
3つ目の原因は、理想とする副収入が副業によって稼げないということです。
株式会社Dodaの「副業の実態調査【最新版】」では、
2023年時点で、副業による平均月収は65,093円であると発表されています。
ただ、65,000円はあくまでも平均値で、1万円以下と回答した方は全体の48%。
一部の高所得者が、平均を押し上げているのです。
つまり、副業で十分な収入を得るためには、
ダブルワークにも対応できる体力や時間に余力があること。
または、高い報酬を得ることができるスキルや経験があることが必要になるのです。
このように副業だけで、期待する収入を得るには高いハードルがあるのが実情です。
しかし、収入を副業だけに頼るのではなく、
投資も上手に組み合わせていけば、効率的に資産形成を進めていくことができます。
それが、副業で得られた収入も投資資金に充当することで、
さらに資産形成を円滑に行う手法です。
この点、収入の再投資でいえば、不動産投資との相性は抜群です。
都内の中古ワンルーム投資で考えてみましょう。
都内のワンルームマンションであれば、
賃貸需要が旺盛で安定した家賃収入を期待することができます。
物件の管理についても信頼できる賃貸管理会社に委託すれば、
あなた自身の手間も時間もかかりません。まさに不労所得です。
一方で、同じ投資であっても、株式投資など、
売買を繰り返すことによって利益を得る投資の場合、
市場経済の動きに神経をとがらせ、チャートをこまめに確認する必要があります。
ただ、手間がかからない投資とはいえ、不動産投資は高額な投資商材です。
多くの方が投資をはじめるにあたってローンを利用されます。
現金で購入することができれば、毎月手取りで5万円から10万円程の収入になります。
ローンで購入した場合、自己資金額にもよりますが、
手元に残るお金は数千円から数万円程度です。
そこで活用をしたいのが、副業による収入も活用した繰上返済です。
ローンを完済することができれば、家賃収入がまるまる手元に残るので、
その収入を再投資して、次の物件のローン返済に充てることができます。
返済が進むほど、資産拡大スピードはどんどん加速していくのです。
本業からの収入に副業で得た収入を加えて、繰り上げ返済を進めていくのです。
副業は「収入の柱」をつくるものではなく
不動産投資の「繰上返済の柱」をつくるものとして捉えるということです。
副業で得た収入をこつこつと繰上返済に回していけば、
年間わずかな金額でもキャッシュフロー改善につながります。
そして、繰上返済の原資をつくるための副業は、
興味関心のある分野や本業と関連性のある分野を積極的に選択すれば、
自身の経験やスキルを強化することにつながり、
キャリアの選択肢を増やすことも期待できます。
ポイントは、本業や副業で自身が働いてお金を稼ぐだけでなく、
稼いだお金自身にも働いてもらうことで、資産拡大が見込める不動産投資を行うこと。
本業と副業に加え、
お金も働かせることで「トリプルワーク」になるわけです。
本業と副業で稼いだ収入が再投資にまわることで、
資産形成が加速していきます。
自分自身でお金を稼ぐだけでなく、
お金自身にも上手に働いてもらって資産拡大を目指してみてはいかがでしょうか。
日本財託インサイドセールス部カスタマーサクセス課 T・A
【スタッフプロフィール】
新潟県長岡市出身の25歳。
オーナー様の経済的自由の実現に向け、情報配信やイベントの企画運営を担当しています。
先日、父と人生で初めて2人旅に出かけました。
紅葉のライトアップを見ながらお酒を酌み交わし、積もる話をしました。
非常に良い旅でしたが、吞みすぎて話した内容を半分ほど覚えていないのが
痛恨のミスです。