★―――〔日本財託不動産投資情報マガジン〕 Vol.293 ―――――――――

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１.　≪最新人口移動報告≫　転入超過数５６，０００人　東京に人が集まる理由は？

２． マンション投資を実践されたオーナー様の生レポート≪最新版≫

３．「サラリーマンのための東京中古マンション投資セミナー」

〜参加者募集のお知らせ〜

４． 編集後記

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■　≪最新人口移動報告≫　転入超過数５６，０００人　東京に人が集まる理由は？

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２８日、総務省が住民基本台帳に基づく、

昨年一年間の人口の移動報告を発表しました。

都道府県別の転入超過数を見ると、

東京都の転入超過数は５６，４９７人で最も多い人数でした。

東京の転入超過は今回で１６年連続です。

転入数が超過しているのはわずか１１都府県、

そのうち１万人を超えたのは、東京都と埼玉県だけです。

第２位の埼玉県でも転入超過数は１０，２９８人ですから、

いかに東京が突出しているかが分かります。

また、東京は増加した人口の構成にも特徴があります。

転入超過数を年齢別に見てみると、

２０歳から３４歳までで５２，４０６人、

全体の９２．７％にもなります。

昨年の同年代の転入超過数と比べて

約９，０００名も増えています。

これだけ多くの若者が東京に集まる理由に、

「大学の都心回帰」と「豊富な仕事」が考えられます。

たとえば、これまで郊外にあった大学のキャンパスを都心に戻したり、

都心に新校舎を建てる動きが活発化しています。

１０年ほど前までは、郊外の大学はキャンパスが広く、

自然も多くて学習には最適な環境とされていましたが、

最近では、少子化の影響もあり、都心に近くて、

学習だけではなくアルバイトや遊びにも

便利な都心のキャンパスが好まれるようになりました。

さらに、２００２年に都心の新校舎設立規制が緩和されたことも

大学の都心回帰現象に拍車をかけました。

昨年は、青山学院大学の青山キャンパスに新校舎ができ、

今年の４月から、相模原キャンパスの１、２年生

約７，０００名が移ってきます。

また、実践女子大学は渋谷駅徒歩１０分ほどの立地に

新キャンパスを建設中で、来年４月に開設予定です。

そのほか、東京理科大学の新キャンパスや

帝京平成大学の市原から中野への移転なども予定されています。

このように、大学の都心回帰がすすむにつれて、

学生も郊外・地方から東京に集まってくることが考えられます。

また、働く場所が東京にたくさんあることも

東京に若者が集まる要因のひとつです。

上場企業数３，６００社のうち、約半数の１６００社が東京に本社を置いており、

さらに、東京と地方の有効求人倍率を比較しても、

地方の有効求人倍率は０．８５倍のところ、

東京は１．１５倍で仕事にも恵まれています。

（厚生労働省　一般職業紹介状況 平成２４年１１月分より）

当社では法人社宅の斡旋業務も行っていますが、

社宅業務を行っているなかでも、

東京への人口集中の動きを肌で感じることができます。

先日、ある大手企業の北海道支社に勤める社員が

東京に転勤になったということで、

その理由を聞いてみました。

すると、もう１０年以上も北海道で仕事をしてきたそうですが、

年々仕事が少なくなって仕事のある東京に転勤が決まったそうでした。

最近では、この会社に限らず、地方で仕事が少なくなり、

仕事の集中する東京に転勤になるということをよく聞きます。

また、昨年オープンした東京スカイツリーの運営会社の

社宅探しをお手伝いさせて頂いたのですが、

担当者に聞くとこの運営会社で昨年新たに６００名を雇用したそうです。

もちろん、すべての社員が地方から上京された方ではありませんが、

スカイツリーをはじめ、昨年１年間で多くの東京で再開発が行われましたから、

そこでも新たな雇用が生まれ、それが人が集まる原動力となっているはずです。

さらに、東日本大震災の影響で法人社宅の立地も、

より都心に近い場所を求める動きが出てきています。

新入社員の場合は会社から「歩いて１時間以内」のマンションにすることや

会社の最寄駅から２駅以内と定めているＩＴ企業もあるほどです。

『大学の都心回帰』、『豊富な仕事』、そして『都心に社宅を求める企業』、

東京への人口集中はまだまだ続きそうです。

日本財託　マーケティング部　坂元　寛和

◆『厚生労働省総務局　平成２４年人口移動報告』の詳細はこちらから

http://www.stat.go.jp/data/idou/2012np/kihon/youyaku/index.htm#a2

◆スタッフプロフィール

マーケティング部に所属し、セミナーの企画・運営、

ＨＰメンテナンスなど、東京・中古・ワンルームに関する情報を発信する。

２月に行なわれる東京マラソンに向けてトレーニング中。

３年前の完走タイムは６時間。今回は５時間を切ることを目標に、

ランニングと筋トレに励んでいる

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