★―――〔日本財託不動産投資情報マガジン〕 Vol.446 ―――――――――
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　１. 漏水の過失を認めない入居者！それでも保険を利用するための条件とは

　２． マンション投資を実践されたオーナー様の生レポート≪最新版≫
　
　３.　ワンルームマンションの買い取りもお気軽にご相談ください
　
　４．「サラリーマンのための東京中古マンション投資セミナー」
　　　　　　　　　 ～参加者募集のお知らせ～

　５． 編集後記

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　■　漏水の過失を認めない入居者！それでも保険を利用するための条件とは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　火災や漏水といった万が一の事故の際、
マンションオーナーの頼りになるのが保険です。

　通常、保険を申請する際には、
　加害者が自分に非があることを認める必要があります。

　たとえば、お風呂の水を出しっぱなしにして、
漏水事故を起こしてしまった場合、

加害者が加入している保険を活用するには、
この事実を認めてもらう必要があるのです。

では、加害者が過失を認めないときはどうなるのでしょうか。
その場合、泣き寝入りするしかないのでしょうか。
　
　そこで、今回のコラムでは、
自らの保険を使って対応した事例を紹介しながら、
漏水事故を最短で解決する方法をお伝えします。

　冒頭のケースのように、
　加害者が自分の非を認めず、
　自分が加入している保険に申請をしない場合、
　保険金が下りることはありません。

　そのため、交渉が長引いてしまうと、
　部屋の被害は復旧できず、
　入居者も退去してしまうかもしれません。

　その場合、被害者である下階の入居者と部屋のオーナーは、
それぞれ自らが加入している保険を使って、
保険金を受け取ることができるケースがあります。
　
　つまり、被害者が加入している保険会社が損害金を一時的に立て替え、
　その費用を加害者に対して請求します。
　
ちなみに自らが加入している保険を使ったからといって、
自動車事故の保険のように保険料が高くなる訳ではありません。
安心して使うことができます。

『だったら、最初から自身の保険を使えばいいのではないか。』
そう思われる方もいるかもしれませんね。

ただ、被害者の保険を利用するためには、
　条件を満たさなければならないのです。

　それが、
　『加害元が特定されていること』です。
　
　ここで問題となるのが、
　「事故の原因と責任の特定」です。

　これは加害者側でなく、被害者側が資料を集める必要があります。
　
　より具体的な事例でみていきましょう。

　漏水の連絡をいただいたのは、
　今年の１月１８日、都心に大雪が襲った日のことです。

　天井にジワジワと黒いしみが広がりはじめ、
　少しずつぽたぽたと水滴が落ちきました。

　入居者はバケツを置いて対応してくれていましたが、
　連絡を受けて訪問した際には、
　バケツに５センチほどの水が溜まっているような状況です。

　漏水箇所の天井をビニールで覆い、
　これ以上、周囲に水滴が飛び散らないよう、
　応急処置を施しました。

　漏水事故の原因は上階にありそうです。

　漏水の原因がないか調べていただきたいと、
　上階の部屋を管理する管理会社に依頼しました。

　３日待ってみたのですが連絡がありません。

　進捗状況を教えてもらうため、連絡を取りました。

　「ああ、調べたんですけどね。どこも濡れていないんですよ。
　うちは関係ありませんよ。」

　室内は濡れていないので、
　上階の入居者に非はないと言うのです。

　室内に目立った様子はなかったとしても、
　床下に埋め込まれている給水管が原因かもしれません。

　もちろん他にも原因は考えられます。

　大雪が降った日の漏水事故ですから、
　屋根や外壁のひび割れの可能性もありました。

　漏水の原因が専用部分の設備であれば上階のオーナーの保険、
　共用部分であれば管理組合の保険で対応することになります。

　どちらにしても、漏水事故を解決するためには、
　漏水の原因を特定しなければなりません。

　そこで、管理組合に対して漏水の原因調査をお願いしました。

　６日後に行われた漏水調査の報告書によると、
　やはり上階が原因だと分かりました。

　浴室の点検口を外して、
　ユニットバス床下を内視鏡で確認すると、
　給湯配管の下に水たまりが見られたのです。

　再度、上階の管理会社に連絡を取りました。

　「報告書に書かれているように原因が特定できました。
　　上階の専有部分に責任があるので、保険を使って賠償対応してください。」

　それでも管理会社は明確な返事をくれません。

　ひょっとしたら、上階のオーナーは保険に加入していないのかもしれません。
　
　真意のほどは分かりませんが、もうこれ以上待つことはできないので、
　当社のオーナー様が加入している保険を利用することにしました。
　
　
　このように漏水事故の原因さえ特定されれば、
　自らの保険を使うことができます。

　その際、事故現場の写真や
　損害額が確認できる見積書を準備することになります。
　
　こうした書類は相手の保険を利用するために必要となるものです。

　相手が非を認めない場合でも、きちんと書類が準備されていれば、
　自分の保険を使うことで復旧することもできるケースがあります。

　自分の保険会社は支払後、原因となった上階オーナーに対し
　求償という形で損害賠償請求をすることになります。
　
　また、逆に加害者になってしまう可能性もあるわけですから、
　それに備えて施設賠償保険に加入しておくことも大切です。
　
もし、火災や漏水など、予期せぬトラブルが起きて、
　復旧が長引いてしまったらどうなるでしょう。
　
　入居者が退去してしまうかもしれませんし、
　保険が下りなければ、復旧費用はオーナーが負担することになります。
　
　そうなると、ひとつの漏水がマンション経営にとって
　命取りになりかねません。
　
　もちろんすべてのケースでこのように保険活用が
　できるわけではありませんが、
　当社では初動スピードを重視し、
　早期に保険が活用できるよう対応しています。

　万が一の事故が起きても、オーナー様にも安心していただけるよう、
　しっかり業務に取り組んでいきたいと思います。

　
　日本財託管理サービス　管理部管理課　内田　和宏（うちだかずひろ）

　◆スタッフプロフィール

　横浜市出身の４９歳。

　管理部管理課に所属し、エアコンや給湯器の故障といった
　入居者様のお困りごとについて、迅速に対応することで、
　１日でも長い入居に繋がることを目指している。

　今週の日曜日、上野公園で花見をする予定。
　週末まで桜がもつか心配している。
　
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　■ ２．≪オーナー様の生の声　合計４７７話　ＨＰ掲載中≫
　　　　マンション投資を実践されたオーナー様の生レポート≪最新版≫

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　Ｍ・Ｈ様　３１歳　静岡県在住
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　■　５.　編集後記

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　先日、母の誕生日を迎えました。

　『おめでとう。』

　たった一言、電話で伝えただけで、
　とても喜んでくれました。
　
　お祝いの電話のはずが、気が付いたら、
　いつもの話題になっていました。

　「何を食べたの？どんな料理を作ったの？」

　上京して５年が経ちますが、毎月１回は欠かさず、
　同じことを聞いてきます。
　
　『大丈夫だよ。ちゃんと食べているから』
　何度、同じことを言ったかわかりません。

　栄養士がゆえの性分なのでしょうか。
　
　
　母は昔から外食を嫌っていました。
　
　自分の誕生日ですら、
　自身で料理を作るくらいでした。
　
　食事の中身だけでなく、
　家族で食卓を囲む時間にこだわっていて、
　『テレビＮＧ』というルールがありました。
　
　家族の会話が無くなるから、
　食事中はテレビを付けてはいけないというのです。
　
　何かと干渉してくる母が嫌で、
　中学校に上がると毎日のようにケンカをしていました。
　
　次第にリビングで家族で過ごす時間よりも、
　自分の部屋で一人で過ごす時間のほうが
　多くなっていきました。


そんな私も、大学進学を機に一人暮らしを始めることになりました。
　
　やっとお節介焼きの母と離れることができ、　
　自由な生活を満喫できると思っていましたが、
　そんな考えはあっと言う間に吹き飛びました。

　家事の手伝いを全くしてこなかった私は、
　洗濯機の使い方すら分かりません。
　
　今まで家にいれば、美味しいご飯が出てきて、
　テレビを見ている間に、熱いお風呂が沸いていました。

　一人暮らしでは、自分自身で全てをやらなければなりません。
　
　インターネットで調べて料理を作ってみても、
　母が作った料理より美味しいと思ったことはありません。

　お風呂掃除も面倒で、
　シャワーで済ます日も増えました。

　『文句の一言も言わず、毎日こんな面倒なことをやってくれていたのか。』
　
　母の偉大さを身をもって知り、
　感謝するとともに、申し訳ないという気持ちになりました。

　「家事って大変だ！
　　実家にいたときは全然わからなかった。今までごめん。」
　
　一人暮らしから、わずか１週間でと弱音を吐くと、
　電話口の母は笑っていました。
　
　一人暮らしをはじめて５年が経ちましたが、
　いまだに料理は得意とはいえません。
　
　それでも、健康のためになるべく自炊するようにしています。
　
　食事中、静かな食卓が寂しくて、ついついテレビをつけてしまいますが、
　画面から聞こえてくる笑い声も、家族の団らんにはかないません。
　
　実家にいたころは食事を終えると、
　すぐに自室に戻っていましたが、
　
　いまでは、実家へ帰省すると、食事中はもちろん、
　食事のあとも家族と過ごす時間を大切にしています。

　親元から離れ、一人暮らしを始めたからこそ、
　気付づかされることがたくさんありました。

　今でも変わらぬ母のお節介に感謝の気持ちを伝えるため、
　旅行を企画しています。
　５月の連休に、草津温泉へ連れていってあげる予定です。
　
　
　日本財託　事業部　W・I

　◆　スタッフプロフィール　◆
　
　茨城県日立市出身の２３歳。
　
　事業部にて、立地や利回りなどを条件を厳正して、
　確実に入居者が付く優良な投資用マンションを仕入れています。
　
　Ｊ１「鹿島アントラーズ」の１５年来の大ファン。
　一番好きだった柳沢敦の引退試合は、記念ユニフォームを買い、
　友人とスタジアムで大泣きしました。

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　　どんなことでも結構です。ご意見をお聞かせください。
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