★―――〔日本財託不動産投資情報マガジン〕 Vol.463 ―――――――――
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　１. 家族信託とワンルームを活用した最強サバイバルプラン

　２． マンション投資を実践されたオーナー様の生レポート≪最新版≫
　
　３.　ワンルームマンションの買い取りもお気軽にご相談ください
　
　４．「サラリーマンのための東京中古マンション投資セミナー」
　　　　　　　　　 ～参加者募集のお知らせ～

　５． 編集後記

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　■　家族信託とワンルームを活用した最強サバイバルプラン
　
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毎週水曜日の２２時から、
不動産業界を舞台にしたドラマ「家売るオンナ」が放送されています。

第２話は、２０年間ひきこもっていた息子の将来のために、
熟年夫婦が家を売るという話でした。

主人公の北川景子が扮する「家売るオンナ」が提案した
『息子さんが生き残るための最強サバイバルプラン』は、
　以下のようなものでした。

まずは、一軒家から割安なマンションに住み替えて、
残ったお金で賃貸マンションを購入するというプランです。

家賃収入を確保すれば、両親が亡くなった後も、
息子さんは１００歳まで引きこもっていられる。

引きこもり大家となって、一人になっても生きていけるという訳です。

ドラマのなかでは、その後、引きこもり大家となった息子が、
「引きこもり大家のハッピーライフ」という本を出版して、
１００万部の大ベストセラーとなり、
引きこもり大家評論家として大活躍していくのです。

これは、あくまでフィクションの世界ですが、
現実の世界でも似たようなケースがないわけではありません。

持病や障がいのある子供が安心して暮らしていけるように、
ワンルームマンションを購入するというケースです。

　ただ、ご両親が他界された場合、
　賃貸管理会社に管理を任せていたとしても、
　きちんとマンション経営を続けていけるか心配ですよね。

このようなケースで効果を発揮するのが『家族信託』です。

そこで、今回のコラムでは、
家族の将来を守るために家族信託を活用した
　事例についてご紹介していきます。

家族信託とは、不動産や預貯金などの資産を持つ人が、
その管理や処分を信頼できる家族に任せる仕組みです。

資産を預ける人を「委託者」、
　資産を管理・運用する人を「受託者」、
そして、利益を受け取る人を「受益者」と呼びます。

　この家族信託を活用すれば、
　両親が所有する投資用不動産の管理を子どもに任せて、
　家賃収入だけを両親が受け取ることができます。

　先日、子どもの将来の生活を守るために「家族信託」を活用されたのが、
　千葉県在住のＡさんです。

Ａさんは繊維メーカーで長年勤務されてきた経験を活かして、
定年後、取引先だった企業に転職されました。

　８０歳を迎えたいまでも、
　非常勤顧問として活躍されています。

Ａさんには、４０歳の長男と３５歳の次男がおり、
　二人ともすでに独立して、別々に暮らしていました。

ところが、５年前から長男がうつ病になり、
仕事も手につかず、家にこもりがちになりました。

一方、次男は商社に勤めるサラリーマンとして、
毎日忙しく働いています。

長男の生活費として、仕送りを毎月続けてはいますが、
心配なのは自分が亡くなった後のことです。

長男がふたたび元気を取り戻して、
社会復帰をしてくれれば良いのですが、

　もしこのまま病気が治らなかったら、
長男の生活は苦しくなる一方です。

そこで、Ａさんは中古ワンルームマンションを
　３戸購入されました。

子どもたちに現金を残しても、使い続ければ、
　いつか必ずなくなる時がやってきます。

　築年数の新しいマンションであれば、
　将来にわたって家賃収入を得ることができます。

また、現金を不動産という実物資産に換えてしまえば、
詐欺にあって財産を騙し取られる可能性も低くなります。

残る問題は、Ａさん自身に万が一のことが起きた後、
順調にマンション経営を続けることができるかということです。

そこで、Ａさんは自身を委託者兼受益者、
　そして次男を受託者として、
家族信託の契約を結びました。

　生前においては、次男がマンション経営を切り盛りし、
　家賃収入は受益者であるＡさんが受け取ります。

そして、Ａさんは家賃収入から
長男の生活費の仕送りを行います。

Ａさんに万が一のことが起きた場合、次の受益者として、
長男と次男が家賃収入を受け取れるように定めました。

受託者である次男が責任を持ってマンション経営を行い、
家賃収入を長男に届けることができるのです。

もし、家族信託をせずに、相続が発生した場合、
長男と次男で財産を分けることになります。

不動産を共有名義にした場合、
売却や大きな修繕工事は次男１人の判断ではできません。

　家族信託契約を結び、
　マンションの受託者を次男に選任しているので、
　老朽化に伴い修繕が必要になっても、
受託者である次男ひとりの判断で行うことができます。

このように、家族信託を活用すれば、
自分に万が一のことが起きた後でも、
　家族の生活を守ることができるようになるのです。

　
　また、家族信託の活用法はこれだけではありません。

　最も多く活用される場面が認知症対策です。

　認知症になると、すべての財産が凍結されて
身動きが取れなくなってしまいます。

家族信託を結んでおけば、認知症になった場合でも、
受託者の判断で売却することも、
　リフォームすることもできるようになります。

　実際、私自身も今年の５月に、
　父が所有する自宅について、父を委託者兼受益者、
　受託者を私とする家族信託契約を結びました。

　家族信託は、
　ご自身も含めた家族が将来にわたって
　豊かで幸せな暮らしをサポートする制度です。

これから夏休みを迎え、
　家族で集まるという方も多いと思います。
　
ぜひこの機会に家族の将来について、
　話し合ってみてはいかがでしょうか。　

　
　
　日本財託　資産コンサルティング部　横手　彰太（よこてしょうた）

　◆　スタッフプロフィール　◆

　鹿児島県阿久根市出身の４４歳。

　資産コンサルティング部アセットプランニング課のメンバーとして、
　相続対策や法人設立など、お客様の資産を守り増やしていく提案を行っています。

　大学卒業後、スペイン留学を経て大手上場企業に就職、海外勤務を中心に活躍。
その後、北海道で飲食店経営と異色の経歴の持ち主。

　
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　■　５.　編集後記

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　毎年お盆は、父の故郷の山梨で過ごしています。

　身延山（みのぶさん）の近くにあるお寺「福寿院」が父の実家です。

　毎年８月１７日に『施餓鬼』(せがき)という行事を行います。

　施餓鬼とは、自分のご先祖様や親族等、
　亡くなった方の供養を行う仏教行事です。

　福寿院では、お寺の檀家さんが３０～４０人、
　そして、界隈の同じ宗派のお坊さんが５～６人集まります。

　この施餓鬼を手伝うため、
　決まってお盆には帰省しています。

　施餓鬼の準備は、早朝７時から始まります。

　本堂、庭、お墓の近くの掃除や草取りをしてから、
　檀家さんと一緒に昼食の準備にとりかかります。

　仕出しのお弁当と素麺、天ぷら、枝豆、そしてお新香が
　定番メニューです。

　母と姉、お手伝いしてくれる檀家さんの２人。
　そして私を加えた女性５人で、
　３０～４０人前を用意します。

　近所の農家を営まれている檀家さんからいただいた
　茄子やかぼちゃなどのお野菜を天ぷらにしていきます。
　
　台所には、エアコンがないため、
　室内温度は４０度近くにもなります。

　流れ出る汗をタオルでふきながら、
　天ぷらを揚げ続けること１２０分。
　
　新聞紙を広げたくらいの大きさの敷き紙を
　埋め尽くすほどの天ぷらが出来上がりました。

　１１時頃には、檀家さんが本堂に集まり、
　２時間ほどお経があげられます。

　その間は、私たちの休憩時間です。

　近所の清流に行って、アイスを食べてクールダウン。
　
　お経が終わると、急いで長机を８台運び出して、座布団を引き、
　昼食会場を作り上げます。

　檀家さん達の食事を運んだり、ビールを注いだり、
　まるで居酒屋の店員さんのようです。

　毎年会っているのに『大きくなったね～』とか、
　最近だと『まだ結婚しないのか？？』とか（笑）。

　セクハラ発言にも「誰かいい人いる？」なんて、
　軽口を返せるのも、昔からの知り合いだからですね。

　２時間程すると、食事が済んだ檀家さんが帰っていき、
　施餓鬼の終わりです。

　１日中、働きっぱなしで、酔っ払いの相手もする必要がありますが、
　１年に１回、親戚や子供の頃からの顔見知りにも会えて、
　他愛もない話を出来るので、楽しみな行事となっています。

　施餓鬼の夜は、町内会のお祭りに出かけ、
　最後に花火を見るのが毎年恒例の流れです。
　

　盆踊りのやぐらを囲むように屋台が並び、
　焼き鳥や焼きそばを作っているのは、
　さっきまで一緒だった檀家さんです。

　顔を出すと、昼間のお返しとばかりに、
　焼きそばやビールを次々にサービスしてくれます。
　
　町内会のとても小さな夏祭りですが、
　私にとっては夏を彩る大切なイベントです。

　今年の施餓鬼も家族で帰省して、
　檀家さんたちの元気な顔を見たいと思います。

　
　日本財託　法人営業部　 T・M
　
　
　◆　スタッフプロフィール　◆
　　
　千葉県松戸市出身。
　
　法人営業部にて、
　契約書の作成や条文の確認、入金手続きを行い、
　入居者がスムーズに生活を始められるようサポートをしています。
　

　今年の夏は、念願だったボディーボードへの
　初挑戦を果たしたいと思っている。

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