保険料が変わる3月がチャンス?それとも4月?今こそ知りたい賢い保険見直しのタイミング
2018/03/15
先日、厚生労働省から
「健康寿命」の最新データが発表されました。
介護を受けたり、寝たきりになったりせず
日常生活を送れる目安となる年齢が「健康寿命」です。
平均寿命の延びと共に、健康寿命もこの15年間で、
男性は約3歳伸びて約71歳、
女性も約2歳伸びて約74歳になっています。
長寿化にあわせて、
万が一の備えとしての保険のしくみも
変わってきました。
この4月にも大きな改定があります。
保険によっては、将来支払う保険料に
変動が生じる可能性があります。
保険への加入や見直しを検討していた方にとっては、
待ったほうが良いのか、今すぐ入ったほうがいいのか、
気になるところですよね。
そこで、今回はこの4月に保険料の改定が行われる理由と、
保険見直しのタイミングについて考えていきたいと思います。
保険会社各社は、4月以降に新たに加入する保険において、
改定された保険料を適用します。
すでに加入している保険については、
保険料は変わりません。
改定の理由は、保険料を決める基準となる
『標準死亡率』が11年ぶりに下がるからです。
標準死亡率は過去の統計をもとに、
1年間に亡くなる人数の割合を
性別や年齢別に予測した数値です。
病気の早期発見など医療の進歩などにより、
平均寿命は、前回の改定から2歳近く延びています。
保険会社にとってみれば、被保険者が
長生きする確率が上がっているわけです。
では、私たちが支払う保険料は上がるのでしょうか?
それとも下がるのでしょうか?
保険会社の方針や、保険の種類、
特約の有無などによって、さまざまなので、
一概には言えません。
ただ、大まかな傾向はあります。
ひとつは、
死亡したら保険金が支払われるタイプの保険では、
保険料が値下がりするものが多いということ。
長生きする人が増えれば、保険会社にとっては、
死亡保険金を支払う額が減るからです。
『自分が亡くなった後、家族に1000万円を遺す』といった
一般的な死亡保障型の生命保険が該当します。
一方で、
生きている間に保険金が受け取れるタイプの保険では、
保険料は据え置き、または多少値上がりする傾向があります。
たとえば、入院したり、手術を受けたりすると
給付金が受け取れる医療保険やがん保険、
積み立て機能を備えたタイプの保険です。
こうした保険は長生きする人が増える分だけ、
保険会社にとっては支払いが増えます。
今後支払えるお金を確保するために、
保険料を上げるという会社もあるようです。
当社でも取り扱いのある保険に加入するケースで見てみましょう。
30歳男性が死亡保障5000万円、保険期間・払込期間10年で、
ある保険会社の定期保険に加入する場合です。
現在の保険料は月7900円です。
これが改定後には6750円になり、
14.6%の値下げとなります。
一方、別の保険会社で
45歳男性が日額1万円が給付される
終身タイプのがん保険に加入したケースです。
現在、月22,840円の保険料は、
24,700円に上がります。
8.1%の値上げです。
このように保険会社や保険の種類によっては、
支払額に10%前後の変動があるケースもあります。
また年齢や性別によっても、
変化の幅が異なります。
では、今まさに保険を検討している人は、
どうすればよいのでしょうか?
検討しているのが医療保険やがん保険であれば、
なるべく早めに保険のコンサルタントに相談しましょう。
3月中に加入することで、支払う保険料を
抑えられる可能性もあります。
多くの生命保険では加入時点での利率と保険料が、
契約満了まで将来にわたり継続されます。
最適な加入のタイミングは、
同じ名前の保険でも、特約の有無ひとつで変わったりします。
プランの設計と併せて検討する必要があります。
保険料の改定タイミングは、
今加入している保険が、自分や家族にとって
最適な状態になっているか確認するチャンスでもあります。
実際のところ、何かきっかけがないと、
なかなか保険について時間をとって
考えることもないかもしれません。
当社では経験豊富なコンサルタントが、
保険のご相談も承っています。
実際に、これまでにも保険料や月々の収支を見直すことで、
投資用ローンの頭金を作ったり、
繰り上げ返済の原資を増やせたオーナー様も多くいらっしゃいます。
お一人おひとりに合わせたプランを、
丁寧に分かりやすくご案内させていただきますので、
お気軽にご相談ください。
日本財託 ライフプランニング部 和田 清史 (わだきよし)
◆ スタッフプロフィール ◆
三重県津市出身の40歳。
ライフプランニング部に所属し、オーナー様を中心に
ご本人やご家族の安心につながる保険のご案内をしています。
先日、40歳にして東京マラソンにチャレンジ。
初マラソンでしたが6時間31分で無事、完走。
42キロ途絶えない沿道の応援が力になりました!
ちなみに筋肉痛は3日後にピークがやってきました...。