『サラリーマンは３００万円で小さな会社を買いなさい』

という書籍が売れています。

後継ぎ不在の中小企業を購入して、
オーナー社長になるという驚きの発想で、
老後の資産形成をする手法を説いています。

サラリーマンでも会社を購入することができ、
オーナー社長として新たな生き方ができるという視点は、
読者の多くが驚かされたのではないでしょうか。

サラリーマンに対して、
あたらしい生き方や可能性、価値観を提案した斬新な書籍です。

今回は書籍の内容を踏まえながら、
サラリーマンに最適な老後の備え方について
考えていきたいと思います。

この書籍の著者は、ベンチャー投資や事業承継支援の
プロである三戸政和氏です。

書籍では、中小企業の７割が後継者不足といわれる中、
大企業でマネジメント経験のある人が、
その後継社長になる道を指南しています。

具体的には、３０人規模くらいの企業で、
大企業なら当たり前の業務改善を
マネジメントとして実行します。

社長として、役員報酬は得られますし、
会社経費も使えるわけです。

業績を改善させた後は、
また別の人や企業に会社を売却して、
利益を得て、老後資金にするという仕組みです。

自己資金も３００万円から始められ、
ゼロから起業するよりもリスクが少ないと説きます。

たしかに、定年後に同じ企業に再雇用されるよりも、
役員報酬や売却益といった形で、
多くのお金を得られる可能性は高まるでしょう。

その一方、事業の見極めや、
円滑な社長交代には、年単位の時間を要します。

数年前から役員として入社するなど、
ある程度ステップを踏み、社員からの信頼を築かなければ、
一筋縄ではいかないでしょう。

人生１００年時代に、定年を超えてなお、
いきいきと働き続けられることは、
素晴らしいことです。

ただ、一読者として、だれもがこれだけのリスクを負って
始められるかといえば、疑問が残りました。

なによりリスクが大きすぎるように感じます。

また、事業を買わないまでも、
退職後のセカンドキャリアとして退職金を活用した
起業を検討される方もいるかもしれません。

しかし、虎の子の退職金をリスクの高い起業に
託してしまうのも不安です。

私たちがお勧めする資産形成法は、

サラリーマンを辞めるのではなく、
サラリーマンとしての信用力を最大限活用しながら

『不動産投資』で
老後に備えるという方法です。

サラリーマンと不動産オーナーという
二足のわらじを履くという選択です。

都内の中古ワンルームマンションは
１００万円以下の自己資金で、
ローンを組んで投資を始めることができます。

安定した収入を見込めるサラリーマンとしての立場に、
信用力があるからこそ、融資を受けることができるのです。

仮に、自営業者になった場合には、
サラリーマンほどの信用力があると金融機関は評価してくれないので、
途端に融資を利用することが難しくなってしまいます。

さらに、一般的な事業経営が、
景気やライバル企業などの動向に左右されるところ、

賃貸経営の場合は、
景気の波にも左右されることなく、
安定して収入を上げ続けてくれます。

安定収入をあげるために、
特別なスキルやノウハウ、マネジメントも不要です。

ポイントは、
将来にわたって賃貸需要が安定した立地で、
確実に収益を生み出す物件を、
適切な価格で購入すること。

そして、入居者募集や家賃の集金、入居者のトラブル・クレーム対応などの
管理実務は、賃貸管理会社に全て任せることができます。

信頼できる賃貸管理会社をパートナーにすれば、
オーナーとして求められる経営判断は、
ほとんどお金の管理だけになります。

毎月毎年、あたまをひねって
事業戦略を立てる必要はありません。

加齢によって、体力や判断能力が落ちてきたとしても
不動産は毎月毎月、収入を生み出し続けてくれるのです。

時間はかかりますが、
家賃収入をローンの返済に充てることができ、
資産形成は半ば自動的に行われていきます。

そしてこの間、
サラリーマンとしての収入は入り続けますので、
給与やボーナスを活用して、繰り上げ返済を行い、
さらに資産形成のスピードを早めることが可能です。

賃貸経営は、賃貸需要と立地の見極めを間違えずに、
始めることさえできれば、
リスクが低く、再現性も高いビジネスモデルです。

私たちサラリーマンが資産形成をする際に、
大切なことは過度なリスクは負わないこと。

そして、サラリーマンとしての立場、
信用力を最大限に活用することです。

信用力を活かして、
早いうちから不動産投資で資産形成を進めていけば、
定年を迎えるまでには、十分な家賃収入を作ることも可能です。

サラリーマンだからこそできる資産形成法で、
老後に備えてみてはいかがでしょうか。

日本財託　マーケティング部セールスプロモーション課
横尾　幸則（よこおゆきのり）

　
◆　スタッフプロフィール　◆
　
埼玉県大宮市出身の３０歳。
　
マーケティング部セールスプロモーション課で、
セミナーやＨＰの運営、 メールマガジンの執筆や広報活動を通じて
東京・中古・ワンルームの魅力を多くのお客様に伝える。
　
最近、従姉と妹の結婚式に立て続けに参列。
思い出ムービーで幼少期の様子が流れるたびに、
写真をたくさん撮る家族に生まれて良かったと
感謝の気持ちが溢れている。