55歳からローンで物件購入も検討できる!定年延長・人生100年時代の不動産投資法
2019/09/05
「私の年齢でも不動産投資ができますか?」
定年間近のお客様から、不動産投資に関するご相談を頂くことがあります。
しかし、残念ながらこれまでは、ご希望に添えないケースもありました。
それは、ご年齢や自己資金などの条件がネックとなり、金融機関からの融資を受けられないことがあるからです。
ただ、定年延長や高齢化の時代背景を受けて、金融機関の融資姿勢も日々変化しています。
今年に入り、当社が提携している金融機関の数社が、完済年齢を79歳から84歳に引き上げました。
物件の価格や築年数にもよりますが、これにより、55歳を越えていても、長期のローンが組みやすくなったのです。
今回のコラムでは、50歳からでもローンを組んで不動産投資をスタートさせ、老後の不安を解消する方法をオーナー様の事例を交えてご紹介します。
現在の不動産投資の融資環境は、不動産の種類によって差があります。
例えば、一棟物件の融資は、昨年から続く不正問題のあおりを受けて、個人の属性がどんなに良くても、おおむね自己資金を1割から2割程度は入れなければ、金融機関から新規に借り入れることは難しくなってきています。
当社が扱う都心の中古ワンルームでも、年収条件が400万円以上から500万円以上になった金融機関もあります。
ただし、全ての条件が厳しくなったわけでありません。
融資が受けやすいように、見直されている条件もあります。
そのひとつが、『完済年齢』です。
これまで多くの金融機関が79歳までと定めていました。
ただ、冒頭にもお伝えした通り、完済年齢を84歳まで引き上げる金融機関が増えてきました。
84歳まで借り入れを続けることを、私たちもおすすめするわけではありませんが、5年長くローンが組めるようになると、それだけ月々の返済額も軽減されます。
資金的に余裕をもって投資をスタートでき、退職金での一括返済も計画することができます。
当社でも、完済時の年齢条件を活かして、不動産投資を始めた50代以上の方がいらっしゃいます。
「自分には定年まで時間がない。ただ、何から始めていいかわからない。」
55歳のAさんは、昨年末、そのような不安を持ちながら資産運用のイベントに参加したところ当社を知りました。
安定した収入が得られる都心のワンルーム投資なら、リスクを抑えて、老後の生活を送ることができると考えるに至ったそうです。
すぐに、1戸目のマンションを購入されましたが、当時は完済年齢が79歳まで。
返済期間は24年間でした。
借入期間が短い分、返済負担も大きくなるので、月々の収支をプラスにするため、頭金を多く入れました。
ただ今年に入り、完済年齢が伸びた金融機関が増加し、1戸目の物件よりも長くローンが組めるということで、2戸目の購入を決めました。
今回の返済期間は29年となり、返済負担もそれだけ少なくなります。
Aさんは退職金を活用した、繰上返済を計画しています。
ほかにも、定年時の退職金を活用して、ローンの完済を目指す方もいらっしゃいます。
融資環境の変化もあり、不動産投資は定年間近でも始められます。
また、投資用ローンは団体信用生命保険がつくので、万が一の保障にもなります。
ただし、定年を迎えてしまうと、基本的にはローンを組むことができません。
一部の金融機関では、嘱託や派遣社員であっても融資を組むことができますが、金利が3%近くまで上がってしまったり、通常よりも多くの自己資金が必要になるなど、条件が厳しくなることも念頭に置いて検討する必要があります。
定年退職までに1戸でもローンを完済していれば、毎月5万円程度の家賃収入が手元に入ってきます。
とはいえ、不動産投資を始めるなら早く始めることに越したことはありません。
なぜなら、いまこの瞬間が一番長くローンを組むことができるからです。
また、投資用ローンは団体信用生命保険がつくので、万が一の保障にもなります。
現在の低金利や融資環境を活かして、不動産投資を検討してみてはいかがでしょうか。
日本財託 マーケティング部セールスプロモーション課
村嶋 直樹(むらしまなおき)
◆ スタッフプロフィール ◆
静岡県御殿場市出身の32歳。
セミナーやHP・Facebookの運営、 メールマガジンの執筆や社内報の作成などを通じて
東京・中古・ワンルームの魅力を多くのお客様にお伝えしています。
カメラが趣味のひとつで、今年の夏の目標だった『地方の夏の風景』を撮ることができました。
次は紅葉を撮ろうと、目的地を選定しています。