土地勘がなくても大丈夫!?地方在住で東京の不動産に投資をする不安を払拭するポイントとは
2019/10/31
「地方に住んでいるので、東京の物件に投資をするのが心配です。」
これは遠方にお住まいになられているお客様から、よくいただくご相談です。
土地勘がなく、物件を確認することも難しい東京で不動産投資を行うことを、不安に感じる気持ちもよくわかります。
当社は現在、約8,000人のオーナー様から、22,000戸の収益物件の管理を承っていますが、オーナー様は東京だけでなく、北海道から沖縄まで全国にいらっしゃり、そのうちの約4分の1の方が東京圏以外にお住まいです。
不安に感じられる一方で、遠方から東京に投資をされる方もたくさんいらっしゃるのです。
物件から遠く離れた場所から東京への投資を後押しするポイントは「賃貸管理」にあります。
そこで今回のコラムでは、遠方にお住まいであっても、安心して東京の物件に投資をするために欠かせない、物件の管理体制についてご紹介します。
当社では、東京23区内の中古ワンルームマンションを専門に扱っているため、全オーナー様のおよそ4分の3が一都三県に集まっています。
一方で、一都三県以外にお住いのオーナー様も約1900名いらっしゃいます。
ある北海道にお住いのオーナー様は、3年前に東京のワンルームを購入し、さらにその1年後に2戸目を購入されました。
当初はずっと土地勘のある地元北海道の不動産を検討されていました。
しかし、仕事でたまたま東京を訪れた際に、当社が開催するセミナーに参加。
その際に確かな賃貸需要に基づく場所で、投資用の不動産を購入する重要性を感じ、東京の物件を購入されました。
実はこの方のように、「土地勘」があることを頼りに、お住いの近くで収益物件を探される方がいます。
たしかに自分が昔からよく知っている場所であれば、安心できる点もあるかもしれません。
ただ、収益用の不動産を検討する場合、まず第一に考えなければならないのは、土地勘ではなく人口の動向。
つまり賃貸需要です。
個人の土地勘よりも人口が増えているエリア、確かな賃貸需要があるエリアを選ぶことです。
その土地を知っているからとはいっても、それが賃貸経営に相応しい土地かどうかはまた別の問題です。
とはいえ、東京の不動産を購入したから安心、というわけでもありません。
不動産投資は、購入して終わりではなく、その後の管理が重要です。
たとえば、入居者の募集や入居者からのトラブル対応、確実な家賃送金、内装工事や設備の修理手配など、管理業務は多岐に渡ります。
特に所有している不動産がお住いの近くではなく、遠く離れているならばなおさら心配でしょう。
そのような状況でも、安心して不動産を預けられる管理会社を探さなくてはなりません。
数ある管理会社の中から、信頼のおけるパートナーを選ぶポイントはいくつかあります。
例えば、空室解消力がある会社かどうかを確かめるには、定期的に入居率を公表し、その値が高いかどうかを確認することもポイントになります。
その他にも、入居者のお困り対応や設備の修繕修復対応、保険や相続など不動産に関わる幅広い専門家が社内にいることなど、分業が進んでいること。
こうした管理会社選びのポイントは「賃貸管理会社選びのチェックシート」として、まとめてありますので、ぜひご参照ください。
また、遠方にお住いのオーナー様が気になることといえば、本当にきちんと管理を行っているかという点ではないでしょうか。
当社では、オーナー様専用のWebサイト『オーナーマイページ』内で、毎月の家賃の送金状況や入居者募集時の内見数を確認することができます。
また、内装工事の前後では、どの場所をどのように修繕したのかを、写真付きでご報告しています。
このように、信頼できる管理体制と管理の見える化が整っているであれば、遠方にお住いのオーナー様でも安心して投資ができます。
さらに当社では、お客様のニーズに合わせ組織改編を行いました。
10月から新設した『カスタマーサクセス課』では、遠方のオーナー様に伝わりづらい東京の不動産市況をお伝えしたり、地方でセミナー開催、お客様の状況に合わせた新たな資産形成プランをお伝えするなど、オーナー様の状況にあわせた情報発信・サポートを行っています。
遠方地にお住まいで東京の不動産に投資をする際も、信頼のおけるパートナーと管理の見える化がおこなわれていれば、安心して投資も検討できるのではないでしょうか。
地元を中心に投資を検討されてきた方も、ぜひ東京にも目を向けて検討されてみてはいかがでしょうか。
日本財託 マーケティング部セールスプロモーション課
村嶋 直樹(むらしまなおき)
◆ スタッフプロフィール ◆
静岡県御殿場市出身の32歳。
セミナーやHP・Facebookの運営、 メールマガジンの執筆などを通じて、東京・中古・ワンルームの魅力を多くのお客様にお伝えしています。
美術館巡りが趣味のひとつです。この秋は『ゴッホ展』や『バスキア展』など見ごたえのある展示会が目白押しなので、週末は出不精にならないように外へ出たいと思います。