当社では毎月マンション投資セミナーを開催し、多くのお客様にご参加いただいています。

毎回、幅広い年齢層の方にご参加いただいていますが、ここ１年ほどは２０代の若い世代の来場も目立ちます。

２０００万円問題に代表される年金不安や将来に対する漠然とした不安が、若い世代の資産形成意欲を向上させているのだと思います。

そんな若者世代の最大の武器は『時間』です。

たとえ、自己資金が少なかったとしても、定年までの時間はたっぷり残されています。
時間を味方につけて、じっくり資産を作っていけるのです。

実際、私自身も２５歳になりますが、現在２戸の不動産を所有して、将来に向けて準備を進めています。

そこで今回のコラムは、若い世代の最大の武器である『時間』を有効活用した資産形成法をご紹介します。

老後の不安を解消するには、資産形成による自助努力を行う必要があります。

将来に備えるといっても、貯金だけで備えることはお勧めできません。
たとえ２０００万円を貯められたとしても、あなたが何歳まで生きるかはわかりません。

長寿は喜ばしいことですが、長生きすればするほど生活費もかかります。
そうなると、貯金の残額が気になって、お金は十分に使えず、不安から解消されることは難しいはずです。

そこで、私たちがおすすめするのは、毎月安定して収入が得られる「収入源」を作ることです。
その収入源として最適な手法が不動産投資です。

２０００万円を作るのであれば、年金に加えて、毎月安定して１０万円を入ってくる仕組みを作るほうが、将来の不安からも解消されるはずです。

そのために、私自身が掲げている目標が、若いうちにマンションを複数戸購入し、２０年後にローンのないマンションをまずは１戸作ることです。

その目標を達成するため、私が実践している手法が、不動産の同時購入と運用効果のある保険の組み合わせです。

たとえば、年間の手取り家賃収入が８０万円、２０００万円のマンションを２５歳で２戸購入したケースで考えてみます。
購入にあたっては自己資金１０万円、金利１．６５％のローンを利用しています。

毎月の家賃収入からローン返済額を差し引いた手元資金に自己資金を加えて、運用効果のある保険に加入します。
毎月の保険料は３万円です。

すると、２０年後のローン残債はおよそ１０００万円になります。

この１０００万円の残債を、保険の解約返戻金で完済を目指すのです。

当社が扱う保険のなかには運用効果が高い商品もあります。
昨年の運用実績が７％の商品もあり、仮にこの７％の運用が続いた場合、２０年後の解約返戻金は約１２５０万円となります。

この返戻金を活用して、２０年後にローンのないマンションを１戸手に入れることができるのです。

また、運用効果が下がって３．５％の実績が続いた場合には、２０年後の返戻金は約８５０万となり、多少の残債は残る計算です。

一方で、毎月の保険料３万円を貯金に回していた場合、２０年間の貯蓄額は７２０万円。

運用にまわしていたほうが、約１３０万円も多く、返済に利用することができるのです。

もちろん、これは投資用の不動産も保険も順調に運用できた場合です。
当然リスクもありますが、何もせずにお金を２０年も銀行に眠らせておくよりも、預金を運用にまわし、お金自身に働いてもらうことが大切です。

また、２５歳の時点で２戸同時に購入しているので、完済しなかったもう１つのマンションも、ローンは同じように１０００万程度まで返済が進んでいます。

このローンは、完済したマンションの家賃収入を繰り上げ返済にあてることで、６年後には完済することが可能です。
途中で空室や家賃下落があったとしても、６０歳の定年を迎えるころには、年間１６０万円の家賃収入が手に入る計算です。

さらに、余力のある方であれば、３戸目、４戸目と所有する不動産を増やしていくことで、アーリーリタイアを目指したり、旅行や趣味に使うお金をさらに増やすことができます。

ただし、これは不動産も保険も順調に運用が進んだ場合に手に入る未来です。

しかし、行動しなければ将来の資産形成は進みません。
私自身も月額３万円の運用型保険に入りつつ、２０００万円台と１５００万円台の２戸の不動産を所有しています。

たとえ、運用が想定通りにいかなかったとしても、時間があれば十分にカバーできると考えています。

若い世代には資産を生み出してくれる希少な資源である「時間」がたっぷりあります。

ぜひこの時間を有効に活用して、資産形成にチャレンジしていただきたいと思います。

日本財託　資産コンサルティング部　原田　慎司（はらだしんじ）

◆　スタッフプロフィール　◆

東京都大田区出身の２５歳。

資産コンサルティング部に所属し、不動産業界から笑顔を増やすをモットーに、
東京中古ワンルームの販売を通じてお客様の老後の不安の解消を目指しています。

最近はサウナにハマっていて、90°を超える灼熱のサウナ空間から、
冷たい水風呂にどっぷりと浸かるというサイクルを3回繰り返すのが自分の中での定番です。商談後には、お客様とサウナに行く機会も増え、新しいコミュニケーション場として活用しています。