定年後の生活を乗り切る!あなたの分身にしっかり稼いでもらう投資術
2020/06/11
定年後も生活のために、働き続ける方が増えています。
自己実現や生活を充実させるためではなく、生活資金を稼ぐためだけに働き、やりがいが得られないのであれば、決して望ましい将来像ではないでしょう。
しかし、現役時代からの対策次第では、その未来も十分に変えられる可能性があります。
それは、あなた自身の分身である、『お金』に働いてもらうことです。
ある投資家とお話をする機会があり、その方は『お金が手元にあることが不安だ』と語られました。
なぜなら、それだけお金を遊ばせてしまっているからです。
銀行に預けてもお金は増えませんが、お金を投資にまわすことで、利益を生み出してくれる可能性があります。
自分の代わりに働いてくれるお金は、まさに『あなたの分身』といっても過言ではありません。
今回のコラムでは、あなたの分身でもあるお金に働いてもらって、定年後に備える方法をご紹介します。
将来に備えるためには、お金を遊ばせておかずに、投資にまわして、しっかり稼いでもらうことが大切です。
100万円を銀行に預けていたとしても、金利は0.001%ですから、1年間でわずか10円程度の利息しかつきません。
では、貯金ではなく、投資にお金をまわしたらどうなるでしょうか。
40歳のサラリーマンが毎月10万円、年間120万円を投資にまわして、20年運用したケースで考えてみます。
手取り利回り4%で運用できた場合、総資産は約3,600万円、利息収入は約1,200万円にもなります。
複利計算では、運用益も元金に加えて運用していくので、長期にわたる投資になればなるほど、より大きな効果を発揮します。
一方で、お金を働かせなかった場合、資産は貯金分の2,400万円に留まります。
貯金をしていたばかりに、投資をしていれば得られたはずの20年分の収益1,200万円、1年間では60万円の収益機会を逃している計算になります。
このように、お金を長期で働かせること、しかも複利で運用することは大変なメリットがあります。
そして、それは不動産投資でも同じ事が言えます。
ローンで投資用不動産を購入した場合、毎月の家賃収入からローンを返済することができます。
元本の返済が進んでいくということは、不動産に占めるあなたの持ち分、つまり資産が増えていくことと同じ意味です。
しかも、この元本返済は年利計算ではなく、月利複利で返済が進んでいきます。
同じ複利計算でも、1年に1回だけ計算される年利複利よりも、毎月計算される月利複利の方が運用効果は高まります。
100万円の自己資金で、手取り利回り4%、2000万円の物件をローンで購入したケースで考えてみます。
1,900万円を金利1.65%で35年ローンを組むと、月々の返済額は59,581円となります。
この返済金額は、利息支払い分と元本返済分に分けられます。
支払い利息の割合は毎月少しずつ減少し、その分、元本充当額の割合が増加していきます。
2回目の返済額の内訳は、利息が26,079円、元本充当額が33,502円、
3回目は、利息が26,033円、元本充当額は33,548円となり、毎月毎月、元本の返済額が増えていきます。
資産の拡大幅が徐々に大きくなるということは、つまり月利複利の効果が働いています。
このように、お金を眠らせておくのではなく、ローンを活用して不動産を購入することで、より効率的に将来に向けた資産形成ができるのです。
さらに、家賃収入だけでローンを返済するのではなく、自身の余剰資金も繰上返済に回すことで、資産形成のスピードは加速していきます。
あなたの分身であるお金が、今度は不動産に姿を変えて働いてくれているのです。
しかも、不動産投資は資産運用の手段だけにはとどまりません。
快適な住まいを適正な家賃で提供することは、そこで暮らす入居者の生活を支援することにもつながります。
不動産投資を通じて、定年後も社会とつながりを持ち、社会に貢献することができるのです。
定年後の生活に備えるためには、大切なお金は眠らせておかずに、あなたの分身としてしっかりと働いてもらいましょう。
日本財託 マーケティング部セールスプロモーション課
村嶋 直樹(むらしまなおき)
◆ スタッフプロフィール ◆
静岡県御殿場市出身の33歳。
セミナーやHP・Facebookの運営、 メールマガジンの執筆や広報活動を通じて、東京・中古・ワンルームの魅力を多くのお客様にお伝えしています。
当初は慣れなかった『リモート飲み会』ですが、時間や場所を気にせず、お財布にも優しいことから徐々に機会が増えていきました。離れた場所にいても開催できるので、今度は地元の友人たちとも企画してみたいと思っています。