始め方よりも続け方!資産運用の原則「取り崩さない」仕組みを作る
2021/03/18
コロナ禍で投資に関心を持つ人が増えています。
金融庁が実施した調査結果では、つみたてNISAの口座開設数も若い世代を中心に急増しています。
資産運用セミナーも数多く開催され、関連書籍も書店に並んでいます。
『どのように資産運用を始めるか』『どの運用商品を選ぶか』といった始め方に関する情報は世のなかにあふれています。
ただ、資産形成で大切なポイントは、投資の始め方ではなく、いかに運用を継続していくかという点です。
せっかくはじめた資産運用も、途中で辞めてしまったり、一時的に値上がりしたからといって売却してしまったら、十分な資産を作ることはできません。
資産運用を始めた後の大原則は、「資産を取り崩さない」ことです。
今回は、効果的な資産形成を行うためのポイントとして、「取り崩し」に焦点をあて、無理なく継続できる資産運用法を考えていきます。
運用中の資産の取り崩しでよくあるケースが、資産価格の変動を原因とするものです。
たとえば、マーケットの大幅な急落で含み損を抱えてしまった場合、このまま持ち続けたらさらに落ちるような気がして、損切りしてしまうというケース。
逆に、資産価格の急騰で大きくなった含み益を、価格が下がらないうちに利益確定することも考えられるでしょう。
また一方で、病気やケガ、両親の介護などで急な出費が発生したり、景気変動による給与の削減、リストラなどの事情でやむなく資産を取り崩すことも考えられます。
特に、子育て世代では進学を機に学費が想定以上にかかって、夫婦の老後生活のための資産を取り崩すこともあるでしょう。
運用元本を大きくすればするほど、投資効率は高まるので資産を取り崩し、元本が小さくなってしまうと、それだけ目標とする資産額からも遠ざかってしまいます。
大きな雪だるまを作りたくて、雪玉を転がしていたのに、転がしたそばから削り取っているようなものです。
このように資産運用を継続していくことは、実は想像以上に難しいのです。
だからこそ、資産運用は仕組みで解決するべきです。
たとえば、投資信託をはじめるにしても、毎月口座からの自動引き落としで、機械的に買い進めていけば、個人の意志が入る余地はずっと少なくなります。
同じように仕組みで取り崩しの問題を解決できる資産運用に「不動産投資」があります。
ローンを利用してマンションを購入した場合、家賃収入をこの毎月のローンの返済にあてることができます。
毎月、家賃収入で元本が返済されていき、あなたの持ち分が増えていくのです。
投資信託では積み立てて投資をしていくところ、不動産投資ではその分を繰り上げ返済に充てていきます。
家賃収入に加えて、あなた自身も繰り上げ返済を行うことで、さらに、資産形成のスピード早めることが可能です。
しかも、積み立て投資と異なり、不動産投資はあなたが繰り上げ返済を行えなかった期間中も、ローンは家賃収入で返済され、資産は拡大していきます。
たとえば、毎年繰り上げ返済を行う計画だったものが、子どもが私立学校に進学して、学費がかさみ、一定期間の繰り上げ返済できなかったとしても、家賃収入が入ってきさえすれば、元本は着実に返済されていきます。
家賃収入とローン返済のサイクルは止まらないので、持ち分は増え続けます。
家計に余裕が出てきたら、繰り上げ返済を再開すればよいのです。
また、不動産は株式とは異なり、短期間に価格が大きく変動することもないので、市場の動きに一喜一憂せずに、着実に資産形成を進めていくことが可能です。
さらに、いざ老後を迎えた際に、資産を生活費に利用するときにも不動産投資にはメリットあります。
仮に、老後生活のための資産が預金だった場合、毎月生活費として取り崩しが進んでいけば、目減りしていく残高が気になって使いたくても、使えないはずです。
一方で、家賃収入は毎月、安定して入ってくるので安心して使い切ることができます。
賃貸需要が底堅い都心の中古ワンルームなら長期にわたって安定した家賃収入を期待できます。
老後に備えて計画的に資産形成するため、取り崩しが起きづらい『仕組み』を持つ不動産投資も検討されてみてはいかがでしょうか。
日本財託 マーケティング部セールスプロモーション課
横尾 幸則(よこおゆきのり)
◆ スタッフプロフィール ◆
埼玉県大宮市出身の33歳。
マーケティング部で、セミナーやHPの運営、メールマガジンの執筆や広報活動を通じて
東京・中古・ワンルームの魅力を多くのお客様に伝える。
今年の花粉症に眼球をやられています。早くも東京では桜が開花したようですが、
花見のお供にも目薬が手放せないと思うと困りものです。