金融資産の半分が現預金でいいの?!将来不安を解消する資産運用のあり方とは

2022/03/24

昨年末、家計が所有する金融資産がはじめて2000兆円を突破しました。

先週、日本銀行が発表した資金循環統計によると、
昨年12月末時点での家計の金融資産は2,023兆円にもなり、
過去最高となりました。

資産が増えたのは喜ばしいことですが、注目すべきはその内訳です。

なんと、半分以上が現預金なのです。

現預金が増えている理由は、
多くの人が漠然とした将来不安を抱えているからに他なりません。

貯めないよりは貯めるに越したことはありませんが、
ただ、それだけでは将来への不安は解消されません。

預貯金は真の意味での"資産"運用ではないからです。

今回は日銀をはじめ各種機関のデータを踏まえて、
あらためて将来に備えるための資産運用のあり方について考えていきます。

日銀の発表によれば、
現預金が前年比3.3%増の1,092兆円と最も多く、
金融資産2,023兆円の半分以上が現預金という結果です。

この構図は今に始まった話ではありません。

2003年に証券税制が改正されたことをきっかけに、
「貯蓄から投資へ」という言葉がスローガンとして掲げられました。

当時のデータでは、金融資産に占める現預金の比率は約55%となっています。

つまり、およそ20年もの間、
日本人の投資行動が変わらなかったことがわかります。

多くの人がお金を貯めてしまう理由は何でしょうか。


『老後が不安だから、とりあえず貯金する』
『コロナで世の中今後どうなるか分からない、
 投資しても減ってしまうリスクがあるから、お金は銀行に預けておくに限る』

このように、どちらかというと消極的な理由が大半でしょう。

では、いくら貯めたら不安は解消されるのでしょうか。

ニッセイ基礎研究所が25~64歳の男女に行った調査では、
老後までに準備する必要があると考える金額の平均は、
有配偶者で4,419万円、中央値で2,000万円でした。

では多めに見て4,000万円あれば安心なのかというと、
そうとも言い切れません。

あなたやご家族が、何歳まで生きるか分からない以上、
預貯金を取り崩していけばいつかはお金が尽きる時がやってくるからです。

また、老後資金として十分な預貯金がいくらあったとしても、
取り崩しが続いて、底が近づけば近づくほど、
今までと同じ金額を使うことはできなくなるはずです。

預貯金だけでは将来の不安は解消されません。
必要なことは、安定的に収入を生み出してくれる資産を作ることです。

定期的に収入を生み出す資産があれば、
来月も再来月も、気兼ねなくお金を使うことができます。

たしかに銀行にお金を預けていれば利息を得ることができますが、
定期預金であっても、金利はごくわずかです。とても収入とは言えないでしょう。

将来の不安を解消するためには、手元の資金を「資産」に換える必要があるのです。


できる限り早く、資金を資産に換えていくことで、
自由に使えるお金という形で安心を手に入れることができます。

資産のなかで最も代表的なものが「不動産」です。

たとえば、50歳の時点で1,000万円の資金を、
都心の中古ワンルームマンションという資産に投資をするとしましょう。

家賃収入から管理費・修繕積立金、管理手数料を差し引いた手取りの家賃収入は
毎月4万円~5万円、年間40万円~50万円を定期収入として得ることができます。

税金などを考慮しても、60歳になるまでに、
約400万円もの収入を生み出してくれたことになります。

この400万円をさらに資産に変換していけば、
資産が生み出してくれる定期収入の額はさらに増やせるはずです。

一方、預貯金のままであったら、
1,000万円は、1,000万円のままです。

また、1,000万円も手元に無くても、
数百万円あるのであれば、それを頭金にローンを組んで、
資産運用を始めることが可能です。

たとえば1,000万円のマンションを自己資金100万円でローン購入し、
その後の10年間に年100万円を繰り上げ返済という形で再投資していきます。

マンションの入居者が払う家賃も返済に使うことができます。

あなたの100万円と家賃収入として得られる約40万円をローンの返済に充てます。

すると、実は10年もかからず7年~8年で、
ローンの無いマンション、すなわち資産を手に入れることができるのです。

資産運用のポイントは、いかに早く、
資金を資産に変換できるのかにあります。

貯金をコツコツと続けられるタイプの人には、特にお勧めできるやり方です。

銀行口座にお金を預けるかわりに、
マンションにお金を入れる、たったそれだけです。

たしかに不動産投資には預貯金にはないリスクもありますが、
都心中古ワンルームマンションを選ぶことで、そのリスクは最小限に抑えられます。


リスクを極端に嫌い、お金を眠らせたままでは、
収入は生み出しませんし、
いつまで経っても資産を作ることはできません。

将来への備えを考えるならば、
資金を資金のままにしておくことも、またリスクです。

ご自身とご家族の将来に備えて、
銀行に眠っている預貯金を、あなたの代わりに働かせることを
検討してみてはいかがでしょうか。

日本財託 マーケティング部セールスプロモーション課
横尾 幸則(よこおゆきのり)

◆ スタッフプロフィール ◆
埼玉県大宮市出身の34歳。
マーケティング部で、セミナーやHPの運営、メールマガジンの執筆や広報活動を通じて東京・中古・ワンルームの魅力を多くのお客様に伝える。

ボルダリングで4ヶ月トライし続けて、
できなかった課題を先日、難なくクリアすることができました。
何事も「コツコツが勝つコツ」だと実感しました。

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