最新ホームシアターの導入で家賃5000円アップ!低コストで実現できる差別化戦略をご紹介!
2022/06/16
1月~3月の繁忙期も過ぎ、いまの時期から秋ごろまでの賃貸マーケットは
いわゆる閑散期にあたります。
コロナ禍の影響を受けた昨年、一昨年に比べて
賃貸需要は盛り返していますが、
早期に空室を解消するためには、やはり工夫が必要です。
特にワンルームの場合は、同じような間取り、広さの部屋が多いため、
競合物件との差別化をはかるリノベーションも効果的です。
ただ、水回り設備も含めたフルリノベーションを行おうとすると、
ワンルームとはいえ100万円を超える場合も多く、簡単に取り組めるものでもありません。
そのようなときに有効な手法が、リノベーションほどの費用はかけずに
低予算で実施可能な差別化戦略です。
そこで今回のコラムでは、多額の費用をかけずに、
手軽に検討できる空室解消施策について事例も踏まえてご紹介します。
フルリノベーションよりも費用を抑えたい方にお勧めなのが、
当社で独自展開している定額リノベーションサービス『Beans Broom(ビーンズブルーム)』です。
最大の魅力は、内装デザインを重視した料金定額制のリノベーションプランです。
内装は1,000名を超える入居者様へのアンケート調査に基づいて決定した
2種類のデザインテイストから選べます。
白やウッドテイストを基調とし、ナチュラルな雰囲気を演出する『北欧テイスト』と
クラシカルでエレガントな空間づくりを意識した『シャビーシック』の2パターンです。
今どきの若者に人気の高い仕上がりは空室対策にも有効で、
居室の広さで多少価格は変動しますが、20㎡で49.5万円(税込)からご紹介しています。
現在までに40件以上のお部屋で実践し、平均空室日数は約30日と、
直近1~3月期における平均空室日数42.9日と比較しても、
2週間ほど早く入居が決まっています。
また、さらに費用を抑えた差別化施策として、
最近スタートした取り組みが「ホームシアター」の設置です。
従来のホームシアターの場合、プロジェクターと投影場所までに一定の距離が必要であったり、
短距離でも大画面を視聴できる「短焦点」タイプでも、
ワンルームでは最適な置き場所を見つけることが難しい場合もあります。
いま私たちがお勧めしているものは
天井照明とホームシアターが一体となった設備です。
設置費用は10万円ほどで、ネットに接続ができるのでYouTubeやアマゾンプライムビデオ、
ネットフリックスといった映像配信サービスも楽しむことができます。
さらに別売りのテレビチューナーを用意することで、通常のテレビ番組も視聴できるので、
テレビの設置スペースも有効活用が可能です。
スピーカーも内蔵されており、音が頭の上から降ってくるような感覚で、
部屋にいながら臨場感を感じられます。
先日、設置させて頂いた事例では居室の広さは18㎡で、
テレビのモニターサイズで55インチに匹敵する大画面で映像を楽しむことができました。
ワンルームマンションであっても、
大画面でテレビ番組や映画、音楽も楽しめるので、
入居希望者にとっては大きな差別化につながるでしょう。
さきほどのお部屋ではホームシアターを設置したことで、
家賃を5,000円アップさせることができました。
およそ20か月で設置費用は回収できる計算です。
また、『ペット可』のお部屋にお勧めなのが、猫壁(にゃんぺき)です。
猫壁(にゃんぺき)は猫専用の設備で、マグネットが埋め込まれた壁に
猫が通るステップやトンネルを簡単に脱着できる製品です。
設置費用は176,000円からで、当社で設置したあるお部屋では、
家賃は7,000円ほどアップして成約することができました。
こちらの設備もおよそ25か月で設置費用の回収できる計算です。
また、オートロックがない1棟アパート・マンションでは、
オートロック機能を追加できるスマートロック『Qrio』の導入をご紹介しています。
ドアに穴をあけることなく簡単に取り付けができ、
スマートフォンとも連動させることで、ハンズフリーでの解錠も可能。
当社にご相談いただくことで、導入しやすい条件でご提案しています。
最後に、現在商品化を進めているのが、
人気設備ランキングで、毎回上位にランクインする『インターネット無料』を
ひと部屋単位で実装できるサービスです。
1棟アパート・マンションを所有されているオーナー様向けではありますが、
『インターネット無料』を全戸に導入しようとすると、
導入費用だけで60~70万円といった費用が掛かるケースがあります。
ひと部屋単位での導入が可能であれば、
例えば、1階のお部屋で空室が長期化傾向にある場合、
付加価値サービスとして1階部分だけの提供も可能となります。
また、予算やお部屋の状況、周辺環境や競合物件に合わせて、
こうした施策を組み合わせることも効果的です。
当社ではフルリノベーションはもちろんですが、
今回ご紹介したような費用を抑えた早期の空室解消施策や収益力を向上させる
メニュー開発に力をいれております。
もちろん、すべてのお部屋で収益力の向上をお約束するものではありませんが、
他の物件で導入が進んでいない現状においては、
大きな差別化要因となります。
他社に物件の管理を任せていて、
空室が長引いてしまっている方や収益力のアップを検討されている方は
ぜひお気軽にご相談ください。
日本財託管理サービス ソリューション事業部
笠原 良太(かさはらりょうた)
◆ スタッフプロフィール ◆
東京都稲城市出身の42歳。
ソリューション事業部で、主に賃貸経営の収益力を改善する設備投資や、
リノベーションなどの提案を行っています。
三度の飯より釣りが好きで、釣り具や釣った魚の写真をInstagramで
毎日コツコツ発信しています。
気づけばフォロワー数6,000人を超えていましたが、何故だか大半が外国人です。