10月から本格始動!入居者の利便性と質の高い賃貸管理を支える入居者アプリ「まめサポ」
2022/10/20
当社では7月4日より入居者様向けアプリ「まめサポ」テスト版の提供を開始しました。
アプリ上ではこれまで書面で行っていた入居時の室内チェックの報告や
契約情報・設備情報の確認、また生活トラブルがあった際の連絡などの各種手続きを
簡単に行うことが可能です。
入居者様向けアプリというと、入居者様だけにメリットがあると思われがちですが、
実はオーナー様の賃貸経営にとっても大きなメリットがありあます。
そこで今回のコラムでは、プレリリース期間が終了し、10月から本格始動となった
入居者アプリ「まめサポ」についてご紹介。
アプリがオーナー様の大切な資産を守るためにどのように活用されているのか、
実際の事例を通じてお伝えします。
入居者アプリ「まめサポ」は昨年9月、導入に向けたプロジェクトチームが発足。
今年の7月からプレリリースすることができました。
対象は7月4日以降に契約となる法人以外の新規の入居者様で、
9月からは外国籍の方にも対象を拡大し案内を開始しています。
ここで入居者アプリ「まめサポ」のメリットをオーナー様の視点から3つご紹介します。
一つは、入居者様が賃貸物件で生活する上での手続きがアプリ上で完結することです。
たとえば、これまで書面などで行っていた入居時の室内チェックの報告や
退去時の解約申請もアプリ上からできるようになりました。
特に、入居時の室内チェックでは、これまで書面のみで室内の傷や汚れについて
ご報告頂いておりましたが、アプリリリース以降は、原則として写真付きでの報告を
お願いしています。
入居時に問題のある箇所を撮影して送っていただくことで、
原状回復時の工事内容に不備があった際のやり取りがスムーズになり、
速やかな修繕対応が可能になりました。
これにより入居直後の大きなトラブルに発展することを防ぐことができ、
入居者様の短期解約につながることもなくなります。
二つ目は、入居者様に対する情報発信力の強化です。
入居者様の多くは毎日忙しく働くビジネスマンで日中はなかなか電話連絡が取れず、
メールを頻繁に見るわけでもありません。
そのため、年々入居者様に対して連絡を取ることが難しくなっています。
この点、アプリでは入居者様に通知が可能な「お知らせ配信」機能が実装されており、
電話やメールに比べて、はるかに情報をお届けしやすくなりました。
たとえば、騒音やゴミ捨ての仕方についての注意の呼びかけや
修繕工事実施日のアンケート・実施日程の確定連絡など、
従来では掲示板やポスト投函でお伝えしていた内容を
スマホからアプリの通知をみて確認できるのです。
これにより、入居者マナーの向上を期待できますし、
配水管の修繕工事など専有部の修繕についても計画通りに実施できる可能性が高くなり、
オーナー様の大切な物件の資産価値を守ることにつながります。
三つ目は、入居中の生活トラブルをお問い合わせフォームから気軽に行えることです。
これまで入居者様の生活トラブルについては、コールセンターで対応をしていましたが、
タイミングによってはつながりにくかったり、
折り返しの電話に出ていただけなかったりすることもありました。
加えて、電話口ではトラブルの正確な状況が十分に把握できず、
初動対応の判断が難しいケースも散見されました。
そこで、生活トラブルの窓口として新たにお問い合わせフォームを設け、
画像などを添付することができるように設計。
これにより、担当者は添付画像を確認しながら、的確な対応が可能になりました。
とりわけ設備系のトラブルの場合、被害状況をはじめ、故障箇所や予想される原因を
推測することができ、スムーズな対応ができるようになったのです。
たとえば、先月下旬に発生した漏水事故の第一報もアプリからのご連絡でした。
「クローゼットを開けたら天井部分が水漏れしています。
まだ入居して1か月なのですが...」
入居者様からのメッセージとともに、1枚の画像が添付されていました。
確認すると、確かに染みのような状態になっているものの、
幸い水が垂れてきている様子はありません。
また、クローゼットの位置を考えると、漏水原因は上階の専有部にありそうです。
被害が酷ければ、現地を訪問して応急措置をするところですが、
画像を見る限り今回はその必要はないと判断。
入居者様には、当社から建物管理会社に連絡して近日中に上階を調査することに加え、
早急に被害が拡大する可能性が低いことを、画像を根拠に丁寧に説明しました。
その後の建物管理会社への説明も画像があったおかげでスムーズに事が運び、
通常に比べて短期間で漏水トラブルを解決。
入居者様からもお礼のコメントをいただくことができました。
生活トラブルのうち漏水案件だけをみても、
5名いる担当者がそれぞれ50件ほどの案件を抱えています。
なかには緊急対応が必要な場合もあるため、
写真が添付されていることで優先順位を判断することができ、
結果的に質の高い管理につながっているのです。
このように、入居者アプリ「まめサポ」は入居者様にとっても、
またオーナー様にとってもメリットのあるサービスとなっています。
今後はアプリ登録率の向上を図りながら、
入居者様の契約更新ができるようにするなど、より利便性を向上させていく予定です。
当社ではより充実した賃貸管理を実現し、
オーナー様が長期に渡って安定した収入を得ることができるよう、
サービスのさらなるDX化に取り組んでまいります。
日本財託管理サービス 管理部管理課
永木 優(ながきゆう)
◆ スタッフプロフィール ◆
愛媛県松山市出身の34歳。
管理部管理課にて、快適な住環境の維持のため、入居者様のお困り事の解決を行う。
今年の5月からダイエットを開始。食事制限、YouTubeを参考に自宅でできる運動を
実践した結果、25キロの減量に成功しました。