子育てを通じて深まる妻との絆
2023/03/23
お子さんと過ごされているS・Jさん
昨年12月半ば、待望の第一子・長男が誕生しました。
産後の養生も含め、妻は息子とともに実家へ里帰りすることに。
自宅と妻の実家はそう遠くなかったため、毎日通う気満々だったのですが、
妻は「仕事が忙しいだろうし、毎日来なくても大丈夫だよ」と気遣ってくれます。
可愛い息子に会うためには苦ではなかったものの、
妻も私がいると育児に集中できないかもしれないと思い、その案を受け入れました。
それから数日後、休日を利用して妻の実家に泊まったときのことです。
妻の負担を少しでも減らそうと、私は積極的に育児に関わろうとしていました。
ただ、初めての子育てです。おむつ替えひとつにしても、上手くうんちを拭き取れず、
新しいおむつを汚してしまったりして、なかなか上手くいきません。
「もっときれいに素早く拭いてあげないと」
「新しいおむつを汚さないで」「おしりふきのふたを開けっぱなし!」
妻からは容赦のない言葉が飛びます。
「初めてなんだから仕方ないじゃないか」「試験みたいで嫌なんだけど」
「じゃあもうやらなくていい!」
私もつい反論してしまい、しまいにはケンカになっていました。
そんなピリピリした状態でしたが、休日が終わりに差し掛かるころには
ヘロヘロに疲れてしまったのを覚えています。
(子育てってこんなに大変なんだ...)
一日中、子どもと一緒に過ごしたことで、子育ての大変さを身に染みて感じました。
と同時に、妻も初めての子育てなのに、出産直後からこれを毎日こなしている妻のことを考えると、
素直に尊敬と感謝の念が沸き上がってきます。
(ちゃんと話し合わないと)
そう思い、自宅に帰る前に妻と向き合い話をすることにしました。
「お互い状況は一緒なのに、気持ちに寄り添えていなくてごめんね」
開口一番そう謝罪し、どう思っていたのか、心の内を語り合いました。
妻も初めての子育てで分からないことだらけで不安が大きかったこと。
夜泣きもひどく、寝る時間がなかったため肉体的にもかなり負荷がかかっていたこと。
何よりも子どもが生まれたことでお互いに「自分がしっかりしなきゃ」という気持ちが強く、
言いたいことが言えず心の底にストレスを溜めてしまっていたことが分かりました。
「一緒に協力して頑張っていこう」。
妻にそう伝え、改めて父親としての覚悟が決まったように思います。
その後、妻の両親にお願いして次の日から「住み込み」で子育てのイロハを学ぶことに。
年末年始の休みもはさみ、妻と子どもと長い時間一緒に過ごしていくうちに
できることが増え、子育てに自信が持てるようになっていきました。
そうして2月から妻も自宅に戻り、3人での新たな生活をベストな形でスタートすることができたのです。
今でも「ミルクを飲まなくなった」など、日々新しい悩みも出てきますが、
その度に妻と話し合い、協力しながら乗り越えています。
今後も妻との絆を大切に、良き父親であり続けたいと思います。
日本財託 トータルソリューション部
S・J
◆ スタッフプロフィール ◆
埼玉県さいたま市出身の31歳。
トータルソリューション部に所属し、
相続対策や家族信託なども活用しながら、お客様の資産を守り増やしていく提案を行っています。
息子が最近「うー」とか「あー」など声を出すようになって、にこっと笑ってくれるようになりました。
成長が楽しみで仕方ありません。