役割分担で乗り越える手探りの育児
2023/04/13
記念撮影をするお子さんとU・Sさん
私には2歳になる息子がいます。
起きている間はずっと走り回っていたり、
『おかあさんといっしょ』や『いないいないばあっ!』がテレビでついていたら
一緒になって歌って踊っています。
そんな息子のほほえましい姿を見て、一緒に遊ぶことが
仕事から離れた私のすべてといっても過言ではありません。
息子が生まれたのは、コロナ禍真っ盛りのころでした。
里帰り出産を選択し、妻の新潟の病院で息子は誕生しました。
とはいえ、感染対策の関係から出産に立ち会うことはおろか、
入院中は妻にも子供にも会うことはできません。
唯一、妻から送られてくる写真や動画を楽しみに見ていたのですが、
はじめは自分の子供だと実感が湧きませんでした。
出産から1週間が経ち、いよいよ退院の日。
息子との初対面を迎えると
『自分の子供だ!』という言葉にできない感動とともに
ようやく実感が湧いたのです。
ただ、それと同時に大きな責任感を感じました。
退院から最初の3ヵ月間、妻と子供は妻の実家で過ごしました。
その間は月に1回、妻の実家に行き、
おむつ交換や入浴、寝かしつけなど育児の練習に時間を費やしました。
東京に戻ってきたら、両親や親族に頼ることもできなくなります。
そう思って練習をしたものの、
実際にはなかなかうまくいきませんでした。
東京に戻ってくると、
途端に息子が激しく夜泣きをするようになりました。
なんとか寝かしつけようと抱っこをしたり、ミルクを上げたりもしますが
泣き止んではくれません。
ほとんど寝ることもできずに夜が明けてしまい、
あまりの無力さにその日は一日落ち込んでしまいました。
ただ、より辛かったのは妻でしょう。
私は仕事で家を離れることはできますが、
妻は常に息子の育児に追われていました。
手探りの子育てに、妻も私も余裕のない日々が続きましたが、
「このままじゃいけない」と思い立ち、
役割分担をより明確にすることにしたのです。
まず前々から楽しみにしていた「川の字」で寝ることをやめ、
妻は息子と、私は別の部屋で寝ることにしました。
夜泣きは妻が対応し、私は朝6時に起きて妻とバトンタッチ。
前職では仕事を調整しながら、出社前に息子と外へ散歩に出かけ、
その間の2~3時間は妻が休む時間としたのです。
掃除や洗濯はもともと私が担当していましたが、
仕事のない日は台所にも立つようになりました。
毎日予想外のことが起こりましたが、
それでも妻と力を合わせ、一番大変な時期をなんとか乗り越えることができました。
2歳になった"ママ大好き"な息子は、イヤイヤ期と重なったのか、
最近は私とお風呂に入ることを極端に嫌がってしまいますが、
これもまた一歩、息子が成長した姿と捉え
悩みながらも、その時間ですら楽しんで過ごしています。
コロナも収まってきた今年は、遠方への家族旅行も計画中ですが、
妻と息子と3人で、いつまでも思い出に残る時間を過ごしていきたいと思います。
日本財託 流通事業部 U・S
◆ スタッフプロフィール ◆
神奈川県横浜市出身の29歳。
流通事業部に所属し、オーナー様が所有する不動産の売買のお手伝いを承っています。
結婚3年目になる私たちですが、コロナ禍もあり結婚式を挙げられていませんでした。
息子も大きくなってきたこともあり、今年のゴールデンウィークには、親族と共通の友人だけを集め、
ささやかではありますが結婚式を行う予定です。