自分を信じ続けることの大切さ
2023/05/11
着物姿で記念撮影をするT・Aさん
『最後まで諦めず、自分を信じぬくこと。』
私の人生で大切にしている価値観の一つです。
振り返ると、その原体験は中学生のころに打ち込んだ部活動にあるように思います。
当時、私は陸上競技部に所属し「一番キツい」と評される中長距離走をメインに活動していました。
「まずは、3年間で達成したい目標をつくれ」。
入部してすぐに顧問に言われ、
引退するまでに「このタイムだけは切りたい!」という目標タイムを立てました。
この目標が後々、私自身を苦しめる結果となるとも知らずに―。
中長距離走に取り組む部員のなかには、全国大会に出場するほど速いA先輩がいました。
(まずはある程度先輩に付いていけるように頑張ろう)
A先輩の背中を追う毎日だったのを覚えています。
しかし現実はそう甘くありませんでした。
文字通り喉から血が滲むほど走っても突き放される日々。
加えて腰も疲労骨折してしまい、体はボロボロ。タイムも伸び悩んでしまいます。
2年生のシーズンが終わるときも、入部当初に立てた目標タイムまで、あと一歩及ばない状況でした。
「こんなのでいいと思っているのか」「お前は結果を出さなくていいのか」。
引退まで残り1年を切り、顧問からは毎日のように厳しい言葉が飛びます。
(こんなに頑張っているのに、何で自分は結果を出せないんだ...)
私は完全に自信を失い、練習後はひとり涙を流す日々が続きました。
そんな私を見かねてか、A先輩がこんな一言をかけてくれました。
「確かにタイムは目に見える成果のうちの一つだけど、成長はタイムだけで測るものではないよ」。
その言葉を聞いて、心がフッと軽くなった気がしました。
確かに、結果を出さなければ大会では勝ち上がれず、客観的な評価は得られないでしょう。
しかし、2年間自分と向き合い続けて努力してきたことは、私自身が誰よりも知っています。
自分を認めてあげる瞬間をつくらなければ、努力し続けることすらできなくなってしまうのです。
結果ばかりに気を取られる悪循環に気が付くことができた私は、
すぐに結果がでなくても、毎日自分を少し褒めてモチベーションを保つことを心掛けました。
残されたシーズンは、3年生のあと1回だけ。
目標を達成できるに越したことはないですが、たとえ達成できなくても、
最後まで自分に向き合い続けることだけはやめてはいけないと思い、ひたすらに走り続けました。
その結果、見事3年生の夏に入部当初の目標タイムを達成。
最後まであきらめなくて本当に良かった。自分に向き合い続けて本当に良かった。
心の底からそう思いました。
また、一番辛かった時期に温かい声をかけてくれた先輩には一生頭が上がりません。
この経験があるからこそ、今私は、どんなに辛いことがあっても
自分なら乗り越えられるという自信があります。
先月に入社2年目となり、新しく後輩もできました。
当時の自分が先輩に救われたように、自分も後輩を包み込めるような、
そんな役割も担っていきたいと思っています。
日本財託インサイドセールス部CSチーム
T・A
◆ スタッフプロフィール ◆
新潟県長岡市出身。
マーケティング部インサイドセールス課カスタマーサクセスチームに所属し、オーナー様に向けた情報配信を担当し、キャンペーンのご案内や物件紹介を行っています。
食べること、飲むことが大好きで「脳内が食べログ」と言われるほど、飲食店に詳しくなりました。
体重の増加が止まらず、身体を絞るためにボクシングに通うことにしました。
自分と向き合うことの大変さをひしひしと感じながらも、頑張って続けていこうと思います。