どんな時でも100%を出し切る
2023/05/18
お出かけ先のA・Mさん
中学の部活選びで、私が選んだのは『ダンス部』でした。
先輩たちがキレ良く踊る姿に心躍り、未経験でしたが、
「この部活に入部しよう!」と決心しました。
私が進学したのは中高一貫校だったため、高校にもダンス部がありました。
中学の3年間で自信がつき、高校でもダンスを続けようと思っていましたが、
中学生と高校生の間には、技術や表現力、体力など
さまざまな面で大きな壁がありました。
毎年6月に東京都の大会があり、前年の秋ごろから新体制がスタートしていることもあり、
先輩方のダンスは個々のレベルはもとより、集団としての完成度が高かったのです。
恩師が常々口にしていたのは『練習から100%の力を出し切る』こと。
そしてダンス部には、踊ることが好きで、
ここにいる"全員で"最高の作品を創りたいという想いが共通認識として根付いていました。
学校の規則で、週に3日しか部活として活動できず、さらに活動時間は18:30の下校時間まで。
他の強豪校と比較できないほど短い練習時間でしたので、
その一本を、その一瞬を「100の力」で取り組むしかありませんでした。
体だけでなく頭も使いながら必死に食らいつきましたが、
残念ながら最初の大会のメンバーからは漏れてしまい、サポート役に回ることとなりました。
大会では、最優秀賞と優秀賞に次ぐ、奨励賞を受賞。
受賞できたことはもちろん喜ばしいことでしたが、部としての目標は当然最優秀賞です。
しかし、優秀賞ですら60年近くたどり着けていません。
それから1年半が経ち、私たちの代にバトンタッチ。
最初は今年1年踊りきるダンスのテーマを決めます。
『今の自分たちにしかできないこと。』
『先輩の作品を超える作品を目指すこと。』
さまざまな意見が飛び交う中で導き出したテーマは『17歳』。
大人でもなく、また子供すぎるわけでもなく、
一見不安定ですが、一生懸命に17歳という"いま"を生きる
私たち自身を表現するダンスを創ろうと決めたのです。
曲を決め、構成を考え、振付を合わせていきます。
手作りの衣装も、パンツにするのかスカートにするのか、
練習と並行して行われるミーティングでは白熱する場面が何度もありました。
どの意見が正解とかはありません。
ただ、自分の言葉で発しなければ相手に伝わりません。
高校3年生の6月の大会は、最後の最後まで100%考え抜き、
たどり着いたダンスを披露すると、
なんと60年ぶりの優秀賞を勝ち取ることができたのです!
日本財託に入社して2年目を迎えたばかりですが、
昨年は新入社員だからと言って遠慮することなく、
考え抜いた自分の意見は、社内だけでなくお客様にも丁寧にお伝えするようにしてきました。
賃貸コンシェルジュとして、閑散期に解約となってしまったお部屋に対し、
物件確認のため何度も足を運び、周辺の仲介会社に対し販促活動を行い、
そこで伺った現場の市況をオーナー様にお伝えしながら次の一手を考えてきました。
結果として、少しお時間をいただいてしまいましたが、
なんとか入居が決まり、オーナー様から感謝の言葉をいただきました。
とはいえ、時間がかかってしまったことは事実で、
100%の力を出し切ったとしても、まだまだ力不足であることを痛感しました。
1日でも早く日割り家賃をオーナー様にお届けする。
賃貸コンシェルジュの使命をきちんと果たせるよう、これからも100%で駆け抜けていきたいと思います。
日本財託管理サービス 賃貸営業部 A・M
◆ スタッフプロフィール ◆
東京都杉並区出身。
賃貸営業部の賃貸コンシェルジュとして入居者募集を行い、オーナー様に1日でも早く日割り家賃をお届けできるよう努めております。