今でも忘れない"お守り"のような言葉
2023/06/15
趣味の登山を楽しむK・Mさん
小学生の卒業式で、所属していた野球部の監督から
卒業生全員にオリジナルの"卒業証書"が配られました。
野球部の集合写真とともに、
そこに書かれていたのは監督からのメッセージ。
嬉々として自分の卒業証書を見てみると
そこに書かれていた言葉に小学生ながら衝撃を受けました。
『みんなとのまとまりも大切ですが、個人の努力が基本であることを忘れずに』
野球好きの祖父の影響で、小学校2年生のころから野球で遊ぶようになり、
4年生になると、もっと大人数で野球をやってみたいと思い、
野球部に入部することにしました。
入部してからは、みんなでワイワイとできる試合形式の練習や他校との試合では、
楽しく真剣に取り組んでいましたが、個人で行う基礎練習は嫌いで身が入らず、
監督の目を盗んでは手を抜いたのです。
直接怒られることはなかったものの、
そういった行動が見抜かれていたという事実は、子供心に強く刺さりました。
中学に進学すると、ほかのスポーツにチャレンジしてみたい気持ちと
仲の良い友人たちが多数所属していた卓球部に入部しました。
この卓球部は土日に練習がなく、
学校外のクラブチームで野球を続けるメンバーも所属していたため、
全学年合わせて100人近くの大所帯。
真剣に練習をするメンバーとそうでないメンバーとで、
完全に二極化している部活でした。
仲の良い友人たちと、3年間ただ楽しむこともできたと思います。
ですが、野球部の監督の言葉を思い出し、
ただ楽しむだけでなく、個人の研鑽を怠らないようにしました。
日々の練習に加え、動画でプロの試合を見ながら技術を学び、
練習の無い土日は、外部のクラブチームを探し、より高いレベルの中に身を置くようにしました。
部長に任命をされると、自分の指示に納得してもらうために
より自覚をもって練習に身を入れるようになりました。
監督の言葉は大学時代にも後押しをしてくれました。
留学生の多い大学では、
国際交流イベントを企画し開催する組織のアルバイトをしていました。
10人程度の運営で、最大70人ほどのイベントを開催することもあり、
企画会議では集客や当日の運営、その後のフォローなどを話し合いましたが、
どうしても行き詰ってしまうことがありました。
そんなときには、インターンで働かせていただいた地元の企業で
取り入れられていた仕事の仕組みを導入したり、
社員の方にアドバイスをいただいて企画に生かしたりもしました。
現在は日本財託で、退去後の内装リフォーム業務を中心に携わっていますが、
1日でも早く手取り家賃をオーナー様にお届けするために、
オーナー様や協力会社様、退去される入居者様と円滑にコミュニケーションを取り、
滞りなくリフォームが進むように対応しています。
『個人の努力が基本』という監督の言葉は
私にとっての"お守り"のような言葉です。
この言葉を胸に、これからも自分自身の努力を怠らずに
精進していきたいと思います。
日本財託管理サービス 管理部 業務課
K・M
◆ スタッフプロフィール ◆
愛知県名古屋市出身の24歳。
管理部業務課に所属し退去時の内装工事提案、工程管理、退去者への請求督促業務等を行っております。
最近は、普段は見られないような絶景のもとへ自分の足で向かう感覚が好きになり、登山が趣味となりました。
先日は奥秩父にある雲取山に登り、この夏は初めての山荘宿泊を含めた赤岳にチャレンジする予定です。