ちょっと早い反抗期
2023/06/29
お子さんと記念撮影をするS・Aさん
私には子どもが3人います。
同僚からは「子育て慣れしていますね」と言われることもありますが、とんでもありません。
いつも悩みながらも、子どもの成長からたくさんのことを教わる毎日です。
最近も母親として学びを得た出来事がありました。
それはこの4月に一番年上の長男が小学2年生になったときのことです。
このころから私が何か言おうとするたび、
「だからなに?」「うるさいな」と言って口答えしたり、
返事をしないで無視を決め込んだりするようになりました。
ついこの間、保育園を卒園し「ママ、いつもありがとう。だいすき!」とか言ってくれたのに。
ピカピカの大きなランドセルを「重い、重い」とべそをかきながら背負っていたと思っていたのに。
いまでは家に帰ってくると、ランドセルを床に投げ出して
動画をみたり、工作をするばかりです。
だらしない姿に、私もだんだんとイライラが募っていきました。
「ランドセルを片付けないとだめでしょ!」「明日の準備はできているの!?」
私が何度目になるか分からない注意をした日のことです。
長男は口を開いたと思えば「はあ、わかっているし」「はいはい」と適当な返事を返します。
長男のふざけた態度に私もついに怒りが爆発してしまいました。
「もう!!何回も言っているのに!!」「勝手にしなさい。忘れ物しても知らないんだからね!」。
この出来事を主人に報告したところ「『そういう時期』なんじゃないか?」と言います。
思わず、ネットで調べてみると、年長~小学生中学年(5歳~9歳)までにくるといわれる
「中間反抗期」がヒットしました。
調べれば調べるほど、まさに長男の言動・行動にぴたりと当てはまります。
ネットの記事によると、自立したい気持ちや甘えたい気持ちがせめぎあい、
他人からどう見られているのかを気にする時期なのだそうです。
この「ちょっと早い」反抗期への対処法としては、子どもの気持ちを尊重するような声掛けが良いと知りました。
子どもの気持ちを尊重するということは、
そもそも子どものことをきちんと見ていなければできません。
振り返ると、長男の頑張っている姿の数々が脳裏に浮かびます。
進学でクラス替えがあった際は、新しい出会いをきっかけに友だちが増えた様子でした。
弟と妹の世話や風呂洗いなどの手伝いも、気まぐれにですが上手にやってくれます。
勉強も宿題も、量が多いと怒ったり泣いたりしながらも
毎日しっかり最後までやり遂げ、
自分でやりたいといって始めた少年野球は、一度も休まずに練習に行っています。
ついつい、できないことばかりに目くじらを立てていましたが、
長男にまっすぐ向き合えていなかったのは私も同じかもしれません。
少年として、めきめきと心が成長している彼のことを温かく見守ろうと心に誓いました。
外では私と手をつなぐのも恥ずかしがる長男ですが、
寝る前は「抱っこ~」と膝にのってきたりと、かわいいところもあります。
少年の階段を上りながらも、まだまだ甘えん坊ですが、
これからもたくさん応援したいと思います。
そして長男とともに私自身も、母親として成長していきたいです。
日本財託 マーケティング部 デジタルマーケティング課
S・A
◆ スタッフプロフィール ◆
東京都練馬区出身。
マーケティング部デジタルマーケティング課に所属し、主にインターネット広告の運用、ホームページの管理などを行っています。
長男に学校はどうだった?ときくと「今日の給食もうまかった。おかわりジャンケン勝ったよ。」といつも教えてくれます。自宅でもごはんの「おかわり!」が増えたので、お茶碗を大きいサイズに新調しました。