お客様の希望を叶える手段を探しつづける
2023/09/28
お子さんを抱っこするM・Sさん
大学卒業後、中堅、そして大手とディベロッパーで
新築不動産の販売営業に携わってきました。
10年ほどの経験のなかで、
お客様のご要望を叶える新築不動産販売にやりがいは感じていました、
ただ、その一方で、特に2社目の大手ならではの様々なしがらみに堅苦しさも感じていたのです。
そんなときに目にしたのが、前職の不動産仲介ベンチャー会社の求人でした。
従業員は約20人と、大手ディベロッパーの数百分の1程度。
規模感は正反対ではありましたが、人数が少ない分、風通しの良い社風で
自分の裁量で業務が進められることに魅力を感じました。
またそれまでの経験を踏まえ待遇面も向上。
毎日終電近くまで残業はしていましたが、
良い意味でやりたかった不動産仲介の仕事に集中できる環境でした。
あるとき、新居を探すご夫婦と出会いました。
特定のエリアで新居を探していましたが、
奥様は専業主婦だったこともあり、
旦那様の収入で住宅ローンが組める物件を探すことに。
しかし、予算内で収まる選択肢はほとんどなく、
月々の希望の支払額からは数万円上乗せであれば
唯一、1件だけご紹介できる物件があったのです。
そのお話をさせていただくと、物件自体は気に入ってくれたこともあり、
多少の予算オーバーでも「購入したい」というお答えをいただきました。
前向きに検討してくださっているご夫婦の様子に何とかできないかと考え、
その当時、奥様は妊娠中だったこともあり、
自治体が用意している育児の補助金制度を活用することをご提案。
それでも当初の予算内に収まるわけではありませんでしたが、
現実的な金額になってきたこともあり、ローン審査へと進むことを決意してくれました。
しかし、ここでまた一つ問題が発生しました。
旦那様はご病気を患っており、
団体信用生命保険の適用外となってしまったのです。
万が一のことを考えると保険なしでのローン契約には消極的になってしまいました。
加えて、その間にお子様が誕生し、新居を探す暇が無くなってしまったのです。
他に手はないかと保険についても調べていくと、
ある会社が販売する生命保険で、
団体信用生命保険と同じ保障が受けられる商品が見つかったのです。
さらに旦那様のご状況でも契約に問題はありませんでした。
折を見てご連絡を差し上げたところ、
育児のことも考え、やはり希望されていた住居への
転居の気持ちを捨てきれずにいらっしゃいました。
保険の代替案もご提案し、改めてローン審査へと進むことを決意されました。
補助金の申請なども含めて、最初のご相談から半年近くも経過してしまいましたが、
無事お引渡までお手伝いすることができました。
紆余曲折あり、何度も「やめようかな」と話されていましたが、
最終的にはご夫婦ともに本当に喜んでくださったのです。
なにか壁があったとしても別の道がないか探し、ご希望に沿った提案を考えること。
また継続してお客様のご状況のお伺いし、
コミュニケーションを絶やさないことを大切に
現在は日本財託にてお客様の不動産売買のお手伝いをさせていただいています。
これからもお客様の夢をかなえるお手伝いができるよう
全力を尽くしていきたいと思います。
日本財託 流通事業部 M・S
◆ スタッフプロフィール ◆
神奈川県藤沢市出身の35歳。
流通事業部に所属し、オーナー様が所有する不動産の売買のお手伝いを承っています。
休みの日は春先に生まれた子供の育児に奮闘中。子供がかわいくて仕方がありません。