ルール・期限・礼儀を守って強固になる人間関係
2023/12/07
食事と大好きなゴルフを楽しむH・Kさん
約10年前、30代半ばで転職したのは
カリスマオーナー会長が指揮を執る地方の建築関連の会社でした。
拠点を置いていた東北地方から関東圏へと勢力を伸ばそうとしており、
新しい営業所の出店準備を任せられる総務担当を探していたところ
経験者だった私が採用されたのです。
入社当時、社員は150人ほどいましたが、
総務部はありませんでした。
そのため、東京駅のほど近くにある、
出来たばかりのオフィスで総務部の立ち上げから
前職のキャリアはスタートしたのです。
「今度ここに出店するから。準備して」
会長から呼び出されると、
地図とともに初耳の"出店確定"の指示が言い渡されます。
会長が決めたことは絶対の会社で、
「できませんでした」は許されません。
渡された地図をもとに急いで現地へ赴き、
現地の不動産会社と契約を交わすところから始まります。
期限は長くて3ヶ月。
その間に社屋はどうするのか、内装はどうするのか、
デスクやコピー機などはどこから取り寄せ、どのように搬入するのか、
全てを決め実行する必要があります。
とはいえ、立ち上げたばかりの総務では人手が足りず、
全てを1人でこなすしかありませんでした。
地方の店舗開設時には4時間をかけて現地に行き、
1~2時間程度の打合せと契約を済ませ、
また4時間かけて東京へ帰ってくることも。
協力会社の皆さんにも、無理難題なスケジュールやご要望を
泣く泣くご相談する場面も多かったのです。
それでも何とか実行してもらわなければなりません。
そこで私が徹底したことは、
『ルール・期限・礼儀を厳守』すること。
協力会社との間に定めたルールは確実に守り、
期限も遅れることなく前倒しで進めます。
そして何より礼儀をもって接することを心掛けました。
私からのお願いが実行されたときには
メールやお電話、そして直接お会いして「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えます。
これらを繰り返していくと、
最初は私からの要望に難しい顔をされていた担当者も
「あなたが言うならやってあげるよ」と優しく対応してくれるようになっていきました。
また、ある担当者は私の要望以上に仕上げてくれます。
理由をうかがうと、「あなたならここまでやってほしいと考えていると思って」とのこと。
こうした姿勢に対し、私も同様の対応で返すよう努めると、
さらに仕事の効率が増し、互いにゴルフ好きということも相まってゴルフ仲間にもなりました。
10年以上のキャリアを経て、
当時私が一人で対応してきたことは全てチェックリストを作成し、あわせてマニュアル化を実施。
私でなくとも対応できるまでに、総務部も大きくなったのです。
そのタイミングで、新しいチャレンジを考え、
日本財託への入社を決意しました。
日本財託には、社員が社員に感謝を伝え合う『サンクスカード』という文化があり、
私が大事にしてきた『礼儀』の文化が会社全体に浸透していると感じています。
そんな社員の皆さんがより働きやすい環境となるように、
これまでの経験を生かしていきたいと思います。
日本財託 人事総務部 H・K
◆ スタッフプロフィール ◆
神奈川県横須賀市出身の48歳。
人事総務部に所属し、社員の皆さんが働きやすい環境づくりに尽力しています。
誰にも負けないゴルフ愛を持っていると自負しています。
旅行も好きで、旅先でゴルフで汗を流し、大好きなラーメンでお腹を満たすことが楽しみのひとつです。
老後もゴルフが楽しめるよう健康体でいたいと考えていますが、ラーメンもやめられません