ゴールを明確にイメージし行動を決める
2023/12/28
観光先で記念撮影をするA・Tさん
30年以上の社会人生活のなかで、大切にしている言葉が2つあります。
それは40代半ばで知った
京セラの稲盛和夫さんが提唱した『京セラフィロソフィー』のなかの
「こころに描いたとおりになる」と「夢を描く」というものです。
厳しい現実の中でも、未来に向かって夢を描けるかどうか。
そして描いた夢を詳細に、明確にイメージしきれるかどうか。
これができたときにしか夢はかなわない。
そのような教えですが、これまでの人生を振り返ってみると、
実感する出来事がいくつもありました。
例えば資格試験。
宅建やマンション管理士、土木、建築、電気、造園施工管理技士など
これまで仕事に必要な様々な資格を取得してきました。
そのなかでも一番ハードルが高かったのが1級建築士の資格です。
最初にチャレンジしたのは27歳のころ。
1次の学科試験はなんとかパスしましたが、2次の製図試験には落ちてしまいました。
学科試験については、重ねた勉強量から受験までに合格するイメージはできていましたが、
製図試験は合格のイメージがまったく持てず、「きっとダメだろうな」と思いながら受験したのです。
結果は、案の定、
合格には手が届きませんでした。
当時は合格した1次試験の免除は1回まで。
つまり次回の受験で2次試験に合格しなければ、また振り出しに戻ってしまうわけです。
次は絶対に合格することを考え、そのために何をすべきかを考え抜いたところ、
なによりも優先してこの資格に取り組むしかないという答えにたどり着きました。
そのときにはすでに家庭をもっていた私ですが、
妻と相談し、資格勉強に時間を使わせてもらえることとなりました。
まずこれまでの勉強の過程で独学では限界があると感じ、
すぐに資格学校に申し込みをしました。
カリキュラムとして用意された授業はすべて出席し、
土日も自習室にこもり勉強漬けの日々。
「家庭をないがしろにしたね」と、あとあと妻から言われてしまうくらいに
勉強時間を確保した結果、翌年には見事合格したのです。
目標から逆算して行動を決めることによる成功体験は仕事でも同様で、
難しい案件であっても、「受注するためにはどうしたよいか」を考えることで
必要な情報収集や資料の作成、交渉ごとなどを重ねることで多くの受注につながってきました。
そして冒頭の稲盛さんの言葉に出会ったのは43歳のころ。
このときに、自分が行ってきたことの答え合わせをして正しかったと実感し、
それ以降、より強く目的をイメージしていくことを心がけました。
それは仕事も、家庭も同様です。
それは今、日本財託での仕事においても継続しています。
オーナー様や入居者様、協力会社様にとって一番良い形は何か。
それを実現するためには今、何が必要なのか。
常に自問自答し、最善の計画を立て行動することを心掛けています。
「どうせ無理だろう」と思ったことは、何事も実現しません。
これからも、どんな困難が待っていようとも、
ゴールを明確にイメージして、自分の行動を決めていきたいと思います。
日本財託管理サービス ソリューション事業部オーナーサポート課 A・T
◆ スタッフプロフィール ◆
福島県福島市出身の58歳。
ソリューション事業部オーナーサポート課にて、一棟オーナー様に大規模修繕工事等の提案を行っています。
今年の3月に孫が誕生しました。車で5時間かかる距離ですが、
孫に会いに行くのが楽しみな1年で、すでに来年の計画も立てています。