"繋がった"瞬間
2024/01/11
ご家族でサッカー観戦をするT・Jさん
サッカーを通して、"繋がり"を大切にするようになりました。
父が何度もサッカー観戦に連れて行ってくれたこともあり
3歳からサッカーを開始。
小学生のときには、ほぼ毎日17時から19時までの2時間、
父から指導を受けていました。
父の弟、私の叔父がプロサッカー選手だったこともあったからか、
指導はとても厳しいものでした。
リフティングを50回、さらに30秒以内にドリブルで周回するなど、
厳しい課題が毎日与えられました。
クリアできないと夕飯を抜かれることもあったほどです。
それでも練習の成果を試合で出せたときの喜びが大きく、
継続することができました。
当時の私は、ドリブルで何人も抜いてゴールを決める選手になることが憧れでした。
しかし小学校中学年のとき、
ある試合をきっかけとして、私の考えは大きく変わることになります。
その試合で、私はドリブルで何人も抜き去って3点を決め、勝利しました。
試合後、観戦していた父に活躍を褒めてもらえると思い、意気揚々と帰宅。
ところが父が私を褒めてくれることはなく、夕飯時にこんなことを言われたのです。
「そんなサッカーは教えてない。サッカーは人と人との繋がりがあるから面白く楽しいんだ!」
「もっと仲間と協力しながら、ゴールを目指すプレーヤーになってほしい!」
まさか叱られると思っていなかった私は、この言葉を聞いて驚きました。
しかしそれまで、父のおかげでサッカーがうまくなったということもあり、
父の言う通り、仲間と協力することを意識してみました。
とはいえ、このときはまだ小学生。
伝えることも聞くことも苦手で、すぐにはうまくいきませんでした。
自分の考えが相手に伝わらなかったり、逆に相手の考えを理解できなかったり、
そうした状況にもどかしさを感じることが何度もありました。
それでも練習中も試合中も、とにかく仲間と話し
「自分は何をしたいのか」そして「相手は何を求めているのか」
常に仲間とコミュニケーションを取り続け、お互いの意図を理解し合うよう努めました。
その結果、試合でも仲間の位置や思考を考えるようになり、
徐々に仲間と連携してゴールを決める機会が増加。
お互いの理解が深まったときには
「声掛けもしていないのに意思疎通が取れる」。
そんな"繋がった"瞬間も生まれ、背筋がゾクッとするような感覚に陥りました。
その瞬間は、ドリブルで相手を抜くときよりもはるかにワクワクするときであり、
「サッカーは人と人が繋がるから面白い」という
父の言葉の意味を理解したのです。
そして、小学生から大学生まで
その"繋がり"を大切にしたからこそ、サッカーを楽しく継続することができ、
いまでもサッカーを好きでいられるのだと確信しています。
現在、私はオーナー様にリノベーションなどを通じて、
所有物件に付加価値をつけるご提案をしています。
オーナー様の悩みを理解し、会話を重ねて自分の思いが伝わったときには、
"繋がり"を感じ、充実感を覚えます。
今後もコミュニケーションを重ねて
「オーナー様のお考え」と「自分の思い」が繋がる瞬間を生み出していきます。
日本財託管理サービス ソリューション事業部 T・J
◆ スタッフプロフィール ◆
埼玉県三郷市出身の30歳。
ソリューション事業部に所属し、
主にオーナー様への付加価値の提案や、修繕対応を行っています。
最近、千葉県柏市に引越しました。
家族3人で、柏市を拠点とするプロサッカーチーム「柏レイソル」の応援に行くことが最近の楽しみです。