現地に住む日本人の方々から学んだこと
2024/02/15
先週、コロナ禍でとん挫していた新婚旅行に行ってきました。
行先はニュージーランド。
登山やハイキングなどが好きな私たちは、
自然にあふれた南半球に浮かぶ島国で過ごすことがひとつの夢でした。
私自身は初めての海外旅行でしたので、
見るもの、体験するもの、すべてが目新しく映りました。
ただ、それ以上に、マーケティングを仕事としている私にとって
大きな学びを得る出来事があったのです。
滞在中には何度か、現地で働く日本人の方々と
交流する機会がありました。
申し込んでいたホエールウォッチングをガイドしてくれたのは、
10年以上ニュージーランドに滞在している50代後半の日本人のAさんです。
旅行の目的が「新婚旅行」だと知ると、
その日の参加者は私たちだけだったこともあり、
予定には入っていなかった行程を組み込んでくれました。
「ここのコーヒーのフラットホワイトは本当においしいよ」といって
車での移動中にはカフェに立ち寄ってくださったり、
船が出るまでのランチも含めた自由時間では、
「名産のクレイフィッシュを食べるなら、あそこがいい」と
街から少し離れた専門店まで連れていってくれたのです。
「その前にオットセイのコロニーも見に行こう」
さらには、時間に余裕があったため、
本来であれば別のツアーで連れて行ってもらえる
野生のオットセイが集まるスポットまで紹介してくれました。
一方、その日のハイライトであったホエールウォッチングは
快晴だったものの風が強く、直前で出航が見送られてしまったのです。
自然相手のことですので、
私たちは「しょうがないね」くらいの気持ちでいたのですが、
Aさんは新たな提案をしてくれました。
それはニュージーランドが最近力を入れている
有名なワイナリーの見学と試飲ツアーです。
ワイナリーには興味を持っていたものの、
予定の中にうまく組み込められていなかったこともあり、
断る理由もなく、連れて行っていただくことに。
ワイナリーの方の解説を通訳しつつ、
ワイン好きのAさんのプラス情報を加えていただきながら
試飲を楽しむことができました。
最後は街が一望できる高台まで案内していただいて
私たちだけのオリジナルツアーが終わりました。
「とにかく、この国を好きになってほしいんですよね」
道中も、現地に住んでいなければ知らないことや、
登山好きな私たちに名もない絶景のトレッキングコースを教えてくれたりと、
至れり尽くせりのオリジナルツアーでしたが、
最後にそう語っていたガイドさんの言葉に心を揺さぶられました。
「自分が好きなこの国を好きになってもらいたい」
これは現地でお会いした日本人みなさんの対応からも伝わってきました。
本当に伝えたいこと、伝わってほしいことは
自分の「好き」という気持ちから生まれてくることを改めて学びました。
日々、様々な情報を発信する立場として、
本当に良いと思う情報に「好き」の気持ちをさらに乗せて、
価値ある情報を伝えていけるよう精進していきたいと思います。
日本財託 マーケティング部セールスプロモーション課 M・N
◆ スタッフプロフィール ◆
静岡県御殿場市出身の36歳。
マーケティング部セールスプロモーション課でセミナーやHPの運営、メールマガジンの執筆や広報活動を通じて東京・中古・ワンルームの魅力を多くのお客様にお伝えすることを使命としています。
南半球のニュージーランドは夏真っ盛り。現地の夏で驚かされたのは日の長さです。
6時過ぎに日が昇ると、21時を超えても明るいままで、
ゆっくり夕方の時間を楽しめることも魅力のひとつでした。