子供の成長は親の成長
2024/02/29
家族でお出かけをした際のT・Aさん
子供が小学校に入学してから、はや1年が経とうとしています。
入学するまでは、勉強についていけるかどうか、
宿題はちゃんとこなせるかどうか、心配事はいろいろありました。
ただこの1年を振り返ってみると、
私の心配をよそに、小学校での生活を楽しそうに話したり、
積極的に宿題をこなしていく姿に成長を感じています。
そんな子供の様子を見ながら、
子育てを通じて私自身にも大きな変化があったと感じています。
まずは食生活です。
20代のころから営業職で帰りが遅かったこともあり、
自宅で料理する機会は、多くはありませんでした。
作ったとしてもカレーやポトフなど、
簡単で、かつ作り置きのできる料理を中心に用意をしてきました。
しかし、結婚し子供が生まれると
子供のために料理をしていかなければなりません。
離乳食を作る際には、子供のアレルギーを知るために、
毎日1種類ずつ新しい食材を追加していきます。
この日は卵、この日は魚、この日は野菜と
好き嫌いのないようにバランスよく与えていくとなると、
それぞれの下処理や調理方法などを学ぶ必要があります。
そこで離乳食用の調理本を購入し、
一つひとつ調べながら作っていきました。
子供の離乳食に合わせて、同じ食材で自分たちの食事も準備することで
偏っていた食生活が改善されていったのです。
ある時、子供があまりにおいしそうに
茹でたトウモロコシを食べていました。
実は私は小さいころからトウモロコシが苦手で、
口にする機会はほとんどありませんでした。
しかし、子供につられて食べてみると、
「あれ?意外とおいしいじゃん」と嫌いな食べ物まで克服できたのです。
またコミュニケーションの取り方も180度変わりました。
周りから「もう少し他の意見も聞き入れなよ」と注意されることがあるくらい、
20代のころは特に自分の意見を強く主張する気質でした。
一方、子供とのコミュニケーションではそうはいきません。
食事中に「これ、おいしいね」と子供が言えば、
『うん、おいしいね』と同じように返答し、
散歩中に鳩を指さしながら「鳩いるね」と言えば、
『うん、鳩がいるねぇ』と子供の調子に合わせてあげます。
すると、その後も楽しそうに会話を続けてくれるのです。
わかっていても我を通しがちでしたが、
まずは相手の意見を受け入れる、という真逆の姿勢へと変化し、
復帰した仕事でも少しずつ実践できていると感じています。
振り返ってみると、子育てを通じて
学ぶことが多かったと実感します。
まだまだ長い小学生の時間があり、
これから中学生、高校生へと成長していく姿をみながら、
きっと私自身もまだまだ学べるはずです。
一緒に成長していけるよう、
子供の姿を見守っていきたいと思います。
日本財託管理サービス 管理受託部事務管理課 T・A
◆ スタッフプロフィール ◆
和歌山県田辺市出身。
管理受託部事務管理課に所属し、管理会社変更に伴う入居者への案内や手続きなど担当しています。
子供がミニバスケットボールを始めました。
私も夫もバスケ経験者ということもあり、子供の試合を見に行くのが楽しみです!