旅先で深い感動を得るために
2024/03/14
新婚旅行で記念撮影をするI・Hさん
昨年の11月、新婚旅行で
フランスとイタリアを訪れました。
フランスは妻が、そしてイタリアは私が希望していたこともあり、
今回の旅行では両国を訪れてみることにしたのです。
凱旋門やエッフェル塔、トレヴィの泉など、
有名な観光地を中心に旅路を楽しんだ私たちですが、
ひとつだけ後悔したことがありました。
それは『事前準備』です。
これまで国内外問わず、様々な土地を訪れてきましたが、
毎回、事前の下調べをあえてしないようにしてきました。
旅行前に現地の写真や映像を見てしまうと、
実際にその風景を見たときの感動が半減してしまうような気がしていたからです。
もちろん、有名な観光地のことは、
これまでテレビやインターネットの記事を通じて
意図せず何度も触れてはきました。
それでも「どうせ行くなら本当の初見の感動を味わいたい」と考え、
意図的な情報収集はあえて避けてきました。
実際に足を運び、歴史ある街並みや価値ある美術品を直接見てみると
そのすべてが感動的で旅先に選んでよかったと思いました。
一方で、「わぁーすごい」と感嘆の声をあげるだけで終わってしまっている
自分に気が付きました。
「すごい」以上の感動は、その国の歴史や文化などを知ったうえでこそ
生まれてくるものだと旅路の途中で思い至ったのです。
「これはもったいない」
そう思ってからは移動中に、次の行き先の情報を得るために時間を費やしました。
しかし、それだけでは到底時間は足りません。
さらにその道中の"名もない景色"の感動も味わえません。
目的地に到着しても、
スマートフォンやガイドブックに目を落としがちになってしまい、
せっかくの観光地もゆっくりと見て歩くことができません。
ローマのコロッセオを訪れたときには、
その大きさに圧倒されましたが、
これが築1900年以上と考えるとなおさらその偉大さに気が付きます。
ヨーロッパで地震が少ないことの証明であり、
歴史ある建物だけでなく、現代の一般家屋やビルなども
日本とは大きく構造が異なります。
地震が少ないからこそ、歴史ある美しい街並みが
今の時代まで残されていることを考えれば、
ただ通り過ぎてしまった道中も、もっと楽しめたはずです。
新婚旅行自体は心から楽しめましたが、
自分の勉強不足を痛感する旅でもありました。
旅行好きな夫婦ですので、
今年はアジア圏に出かけたいと計画しています。
次の旅行までには、滞在先の歴史や文化をしっかりと押さえようと
心に決めています。
そして現地では、「すごい」以上の深い感動を味わって
旅の思い出をさらに色濃く残していきたいと思います。
日本財託 資産コンサルティング部 I・H
◆ スタッフプロフィール ◆
神奈川県横浜市出身の31歳。
コンサルタントとして、東京中古ワンルームマンションを軸にお客様の資産形成のお手伝いをしています。
現在4戸の収益不動産を所有する不動産投資家。
趣味は登山とウイスキー収集。自宅に眠る未開封のウイスキーは60本を超えました。