海辺で記念撮影をするM・Kさん

小学生から大学生まで、野球をしていました。

少年野球時代は、自分の希望していたピッチャーではなく、外野手としての出場。
さらに中学生時代は、故障を経験。
小中学校の9年間は、スポットライトの当たらない野球人生でした。

そこで、高校ではピッチャーのポジションを勝ち取るために、あえて無名の公立高校Ａに進学。
このＡ高校で、私の野球人生は大きく転換するのです。

Ａ高校への入学後すぐ、甲子園にもつながる夏の大会がありました。
ベンチで応援しながら、憧れのK先輩のピッチング姿を目に焼き付けます。

チームは3回戦で、甲子園出場候補と評される、私立の強豪校Bと試合になります。

逆転に次ぐ逆転。
緊迫感のある試合のなかで、相手の大迫力の応援にも味方のエラーにも動じず、
堂々と投げ続ける、K先輩の姿に胸を打たれました。

結果は、僅差で惜しくも敗退。
圧倒的な差があると思っていた私立の強豪校を相手に、
一歩も引かないK先輩の姿は、私の心に残りました。

3年生の先輩方の引退式では、引退する3年生から1年生に思いを託すために、
冬の練習時に着る「グラコン」と呼ばれる上着を引き継ぎます。
そのとき、憧れのK先輩は「リベンジしてくれよ」という言葉と共に、
なんと私にグラコンを渡してくれたのです。

当時の私は、ピッチャーになることはできたものの、
練習試合で結果を出せず、同期のライバル2人よりも低い評価でした。

そんな私をK先輩が見てくれていたこと。私にリベンジを託してくれたこと。
思い通りにいかない野球人生のなかで、初めて経験した大きな期待だったこともあり、
「この期待に応えたい」と強く思いました。

しかし、現実は甘くありません。
練習量を増やしても、試合では思うように結果が出せず、
なかなか監督の信頼を勝ち取ることができませんでした。

それでも諦めず、どうすれば成長できるのかをひたすら考え抜き、
"頭"を使って練習の質を高めます。

まずは、自分の能力を客観的に分析。
能力を高め、結果を出すための練習計画を立て、実行しました。

線が細く、球速不足だったため、食事回数を1日3回から5回に増加。
身体を大きくし、弱みを克服します。
また打者がタイミングを取りづらい投球フォームを研究。
フォームを改善し、自分の強みを作りました。

こうした努力は着実に力になり、2年生の秋以降は、
出場した全ての公式戦を無失点で切り抜け、3年生の夏の大会直前にはエースの座を奪取。
先発ピッチャーとして、チームを率いることができたのです。

夏の大会では、3回戦で敗退してしまったものの、
晴れ舞台でエースとしてチームを率いることができたため、
悔しさ以上に大きな達成感がありました。

現在私は、日本財託で新しい取り組みをしています。
新規の管理を受託することが主な仕事ですが、
受託する仕組みの確立や、開拓活動を少人数で行うことは簡単ではありません。

それでも、事業を軌道に乗せ、部署を拡大させることを期待されており、
その期待に応えるためにも、やる気に満ち溢れる毎日です。

今後も高校時代のように、考えに考え抜き、
ＰＤＣＡサイクルを回して成功に導きます。

日本財託管理サービス　開発推進部サブリース課　M・K

◆　スタッフプロフィール　◆
東京都江東区出身の31歳。
開発推進部にて、管理の受託と、土地を有効活用する方法のご提案を行っています。
先月、子供が生まれました。
ミルクをあげるのに苦戦しながら、子供の姿に癒されています。