全国大会のコートを目指して
2024/03/28
小樽駅で記念撮影をするA・Sさん
高校の入学後、未経験で硬式テニス部に入部しました。
最初は基本動作もなかなかうまくいきませんでしたが、
それでもやればやるだけ上手くなっていくことが実感でき、
気が付けばどっぷりハマっている自分がいました。
一方で、本気で取り組む部員が少なかったことに、
少しずつギャップを感じるようにもなったのです。
「もっとうまくなりたい」
その一心で進学した体育大学でも、硬式テニス部に入部することにしました。
そこでは、テニスにもっとのめりこむ出来事がありました。
毎年9月には全国大会に続く一番大きな大会が開催されます。
試合はシングルス6人とダブルス3ペアの団体戦。
所属していた硬式テニス部は、毎年全国大会に出場する地方の強豪校ということもあり、
勝ち上がるにつれ期待とプレッシャーは大きくなっていきます。
大学1年の私はメンバーに選ばれなかったほかの部員たちと
勝てば盛り上げ、負ければさらに盛り上げてチームを鼓舞します。
試合に出ているメンバーだけでなく、応援席も含めたチームとしての一体感を感じ、
「全国大会の団体戦のメンバーに絶対に選ばれたい」と思わずにはいられませんでした。
とはいえ強豪校だけあって、幼少期からテニス漬けの学生が毎年数人、
推薦枠として入部してきます。
だからこそ、練習量だけは誰にも負けないように
団体戦に選ばれることだけを目指して取り組んできました。
高校のころにはなかった機器を使い、
練習の内容を見直して質を上げ、あとはひたすら量をこなす。
練習をこなせばこなすほど、選抜されていたメンバーに近づいていることを感じ、
それがまた練習へのモチベーションにつながります。
すると練習試合やトーナメントの序盤の試合では
団体戦のメンバーに選ばれることが増えていきました。
しかし、勝ち上がるにつれトップの選手たちが選ばれるようになり、
大事な試合ではメンバーから外れてしまいます。
チームとして毎年全国大会に出場していたものの、
私は大学4年間で全国大会のコートに立つことはできませんでした。
結果だけを見ればもちろん悔しさはあります。
ただ、テニスが純粋に好きでしたし、
何より誰に対しても胸を張れるだけの練習をしてきたので、
この4年間のテニス漬けの日々を誇りに思います。
そして、目標に向かってやるべきことにコミットすることは
今の仕事や私生活にもつながっていると感じます。
物件の仕入担当として、
お客様に紹介する良質なお部屋をひと部屋でも多く仕入れができるよう、
日々、協力会社様とコミュニケーションを取っています。
熱い気持ちを持って、目標に向かってひたすらに走り続けたときのことを忘れずに、
これからの人生においても胸を張って生きていきたいと思います。
日本財託 仕入事業部 A・S
◆ スタッフプロフィール ◆
長野県松本市出身の26歳。
仕入事業部に所属し、お客様にご紹介する投資用物件の仕入れに携わっています。
友人に勧められた『BLUE GIANT』というマンガにハマっています。
自分のことを信じぬいている主人公に感情移入し胸が熱くなります。映画もあるのですがそれも最高でした。