絶望から始まったお金の勉強
2024/04/25
同僚とバーベキューを楽しむN・Kさん(左)
20代のころ、青年海外協力隊に参加し、
海外で野球の普及に尽力してきました。
現地での経験は、私にとってかけがえのない貴重な財産です。
帰国後はこの経験を活かして、社会に貢献する姿を思い描いていました。
しかし現実は、そううまくはいかなかったのです。
帰国すると同時に発生したのが『リーマンショック』です。
海外での経験は私にとっては『貴重な経験』でしたが、
採用担当者からは『社会から離れた空白の期間』と捉えられてしまいました。
さらには金融危機の影響もあって、就職活動はまったくと言っていいほどうまくはいきません。
当時、30歳を超えた私にはすでに妻と子供がいました。
定職に就けないことは死活問題です。
知人のつてをたどって、
なんとか日雇いの仕事で生活資金を稼ぐことにしました。
都内の移動では極力電車を使わずに節約し、生活費の足しにします。
年下の上司に名前すらも呼んでもらえない環境で
朝から晩まで働き日当を稼ぐ日々。
そんな生活が続くなか、
高校時代の友人の結婚式に参加することになりました。
約10年ぶりの再会でしたが、
友人たちはしっかりと定職に就き、
聞けば私の年収は彼らのボーナスにも届きません。
自分の置かれている現実に絶望すら感じました。
私は海外にいたとはいえ、
彼らとこれだけの差がついてしまうことが不思議でなりません。
そこで、日雇いの仕事と就職活動を並行しながら、
お金の勉強を始めました。
時間の隙間を縫って図書館に足を運び、
お金の仕組みやマインド、投資など
お金に関わる本を500冊以上ひたすら読み続けました。
ひとつの本を読む間、重要だと思ったところ書き出し、
一枚のルーズリーフにまとめていきます。
それが積み重なり、500冊分のポイントが凝縮された
自分だけのノートが出来上がったのです。
それをもとに自身の価値を高めるために資格の勉強にも励みました。
そうした成果が実り、はれて定職に就くことができ、
縁あって現在では日本財託に在籍しています。
資格の勉強も継続してきた結果、
数年前にはFP1級を取得することができました。
現在はトータルソリューション部に所属し、
お客様の資産形成のお手伝いをしております。
日々お客様とお会いし、東京中古ワンルームのご紹介をしていますが、
それだけでなく、当時学んだお金の仕組みやマインドなども交えてお話することで、
お客様のお役に立てていると感じています。
これからもお客様の資産形成のお役立ちができるように
勉強に励み、自己研鑽を続けていきたいと思います。
日本財託 トータルソリューション部 N・K
◆ スタッフプロフィール ◆
神奈川県綾瀬市出身の42歳。
トータルソリューション部に所属し、お客様の資産形成のお手伝いをしつつ、
チームリーダーとしてプレイングマネージャーとして活動しています。
最近は、42年間の中で一番野球が楽しく感じています。
勝つことにこだわるのではなく、仲間と一緒に白球を追いかける時間を純粋に楽しんでいます。
結果、良く誘われるゴルフの始めどきを見失っています。