忘れかけていた大切なこと
2024/08/01
旅行先で記念撮影をするI・Rさん
仕事、育児、家事に追われ、気持ちの余裕がなくなってしまうからか、
子供たちには怒ってばかりです。
ただ最近、そんな私が子供から学びを得た出来事がありました。
今年の2月、長女が4歳になったときのことです。
その日もいつもの通り、洗い物をしながら
夫と娘2人がお風呂から上がってくるのを待っていました。
長女が先にお風呂から上がってきたので、
洗い物を中断して、身体を拭いてボタン付きのパジャマに着替えさせます。
すると、こんなことを言われました。
「ボタン自分で出来るよ!もうすみれさん(保育園のクラス名)だもん!」
そして、自分でボタンを止め始めるのです。
『まだ洗い物が途中なんだよな』
『すぐ後に次女もお風呂から上がるし、早くしてほしいな』
娘の様子がもどかしく、少しイライラしてしまいました。
そして「え、ママがした方が早いしいいよ」。と言ってしまったのです。
それでも長女は「大丈夫!」と制止し、自分でボタンを止め始めます。
とはいえ、まだ4歳。ボタンを止めるのも一苦労な年齢です。
『やっぱり、なかなかできないな...』
ボタンをかけるのに手こずる娘を見て、イライラが募っていました。
ただ、娘を見ていると、ボタンをかけながら
なにやらボソボソと言っていることに気づきました。
「何言っているの?」
長女が答えます。
「おまじないだよ!魔法の言葉!」
「ゆっくりすれば大丈夫!ゆっくりすれば大丈夫!できる!できる!」
そう言っていたのです。
その言葉に、ハッと気づかされました。
『そうか、ゆっくりで良いんだ』
今年5月に育休から復帰したばかりの私は、
娘2人の育児と仕事を両立する生活に慣れることができず、
何事も早くしなくてはと焦ってばかりです。
焦りが心の余裕を奪い、イライラすることが多くなっていましたが、
長女の言葉を聞いて「そんなに気を張って生活しなくてもいいか!」と思えるようになりました。
いつも妹のお世話や私のお手伝いを積極的にしてくれる、本当に頼りになる長女。
私が忘れかけていた大切なことを何気なく教えてくれて、嬉しく思った瞬間でした。
「ゆっくりで大丈夫」
心に余裕がなくなったときは、長女の言葉を思い出したいです。
そして少しずつ、着実に、娘と一緒に成長していきます。
日本財託 マーケティング部セールスプロモーション課 I・R
◆ スタッフプロフィール ◆
茨城県守谷市出身。
マーケティング部セールスプロモーション課に所属し、
顧客情報の管理やイベント運営、メールマガジン配信業務を行っています。
先日家族で金沢に行きました。
お魚が美味しく感動したので、次の休みも美味しいものを食べに行こうと計画中です。