"本気"の思いは伝わる
2024/10/10
バスケットボールでの試合を楽しむY・Tさん
小学校5年生から高校3年生までの8年間、バスケットボールに熱中してきました。
バスケットボールを通して、多くの学びを得ましたが、
なかでも高校時代の経験は、私にとってかけがえのないものです。
高校2年生から、チームのキャプテンを務めました。
高校は普通の公立校で、監督がいなかったこともあり、
入学以来、公式戦で1度も勝利を挙げられない状態でした。
ただ、"体力"に重点を置いたトレーニングをすれば、
必ず勝てるようになると信じていました。
そこで、監督不在のなか、
手探りで練習メニューを考案し、チームをマネジメントしていきました。
いまでこそYouTubeでトレーニング動画を視聴することができますが、
当時は参考になるネット情報もほとんどない時代です。
様々なトレーニングの本を読んだり、強豪校の練習方法を取り入れたりしながら、
走り込み中心のメニューを組み立てました。
最も難しかったことは、チーム全体の練習の質を向上させることです。
中学時代、私は強豪校に所属していたこともあり
ハードなトレーニングに慣れていましたが、他の部員はそうではありません。
そのため、全体練習の強度をなかなか高めることができませんでした。
そこで私が意識したことは、誰よりも自分が率先して模範を示す姿勢です。
走り込みでは手を抜かず先頭を走り、練習でも常に試合をイメージしてプレーする。
日々、全力を尽くす姿勢でチームを引っ張ることを心掛けました。
すると、私の思いは徐々にチームに浸透していき、
質の高い練習にも付いてこられるメンバーも増加。
周囲のメンバーが成長する様子は、私を奮い立たせてくれました。
特に嬉しかったことが、ポイントガードのポジションを務めるA君の変化です。
私がキャプテンになったばかりの頃は、気だるい様子で練習に取り組み、
走り込みにも熱心ではありませんでした。
しかし、練習試合や公式戦で少しずつ勝てるようになり、
体力トレーニングの成果が見え始めると、A君も練習で手を抜かなくなったのです。
こうして少しずつチームがまとまっていくなか、迎えた高校最後の公式大会。
チームはこれまで突破できなかった2回戦を勝利で飾ることができました。
3回戦の対戦校は、県大会常連の強豪で、
接戦の末に、惜しくも敗退しました。
それでも、強豪校を追いつめられるほどチームが強くなったことを思うと、悔いはなく、
心に残ったのは、自分に付いてきてくれたメンバーへの感謝の気持ちだけでした。
いま振り返って思うことは、
メンバーが厳しいトレーニングに付いてきてくれたのは、
私自身が"本気"で練習に取り組み続けていたからだということです。
これからも、"本気"の姿勢で毎日を全力で駆け抜けていきます。
日本財託管理サービス 賃貸営業部新規契約課 Y・T
◆スタッフプロフィール◆
愛知県豊橋市出身の37歳。
賃貸営業部の新規契約課に所属し、賃貸借契約書の作成や重要事項説明を行っています。
最近、社会人のバスケットボールのリーグ戦で、日本財託が勝利しました。
バスケットボールへの情熱を思い出しました。