人生の一部となったアカペラ
2024/10/17
愛犬と写るY・Hさん(左)とステージでアカペラをしているY・Hさん(右)さん
大学時代、アカペラサークルに4年間在籍していました。
そのアカペラサークルは1学年50人以上も参加する大所帯。
サークル内でグループを組み、
大会への出場を目指したり、好きな音楽のジャンルを突き詰めたりと
集まったメンバー同士で目的を決め、気ままに楽しんでいました。
とはいえ、初対面の方といきなりグループを作ることは難しいので、
まずは希望のパートを申告し、先輩方の指定でグループを作ります。
そのメンバーで1ヶ月後のサークル内の発表会に向け練習がスタート。
私たちの課題曲はいきものがかりの『帰りたくなったよ』でした。
楽譜やYouTubeの動画を参考に自分に与えられたパートを練習し、
週に1回程度、メンバーで集まって音合わせをします。
私のパートは『ベース』です。
リードボーカルやコーラス、ボイスパーカッションのように、
目立つパートではありませんが、
低い声でリズムを刻み、演奏を支える重要な役割を担っています。
最初は他のメンバーの声につられてしまい、
思うようには合わせられません。
近づく初めてのステージに向けて
徐々に集まる機会を増やし、練習を重ねました。
迎えた当日、自分たちの順番になると緊張しましたが、
歌い終えたときの仲間たちの笑顔や達成感は
何物にも代えがたいものでした。
それからの4年間は先輩後輩関係なく、
複数のグループに所属しながらアカペラを楽しむ日々。
アカペラの面白いところは
歌のうまさや技術だけでは優劣が決まらないところです。
例えば練習回数の多さや一緒に過ごした時間など、
良い関係性のグループの楽曲は聞いていて心地のよいことが多くありました。
また合唱とは違って、J-POPやジャズ、洋楽など選曲の幅も広く、
楽譜も自分たちで試行錯誤しながら作り上げていきます。
生み出す辛さはありますが、
それが余計に、完成した後の達成感を増幅させてくれるのです。
いろんな楽曲に挑戦すればするほど、
その奥深さに惹かれていきました。
そして、大学の卒業間近には、自分たちでスタジオをいくつも予約し、
卒業LIVEを開く予定でした。
しかし、3月に差し掛かったタイミングで
新型コロナウイルスの感染が拡大し
卒業LIVEの大半をキャンセルせざるを得なくなったのです。
消化不良でサークル活動を終えてしまったわけですが、
それでも当時の仲間たちとは今でも仲良く交流しています。
メンバーの誰かが結婚すると聞けば歌って祝い、
また今現在大学のサークルで歌っている学生たちの楽曲を聞き、
サークル内のコンテストの審査員などもしています。
当時の思い出とともに、人生の一部となったアカペラを
これからも可能な範囲で楽しんでいきたいと思います。
日本財託 トータルソリューション部 Y・H
◆ スタッフプロフィール ◆
千葉県松戸市出身の27歳。
トータルソリューション部に所属し、東京中古ワンルームを通じて、
お客様の老後の不安を解消することを目指しています。
先日、愛犬も一緒に家族旅行に出かけました。
実家で飼っている13歳の愛犬が初めて鏡越しの自分と対面。
鏡に映る自分の姿に戸惑っている様子がとても可愛かったです。