娘と祖父から学んだ挑戦する心
2024/10/24
愛娘と遊ぶY・Yさん
私は最近、1歳の娘と一緒に過ごす時間を大切にしています。
まだ言葉も話せない娘ですが、その表情や仕草から伝わる感情はとても豊かで、
毎日新しい発見があります。
先日、妻と娘と一緒に近くの公園に出かけました。
出かける前の日に仕事で少しミスをしてしまった私は
あまり乗り気ではなかったのですが、
楽しそうな娘を見て、気づけば時間を忘れて一緒に遊んでいたのです。
ひとしきり遊んだ後、娘がベンチに登ろうとしていました。
娘はまだ小さいこともあり、何度も失敗して、
悔しそうに涙を浮かべていたのです。
その姿を見て、自分が幼い頃に祖父と過ごした
ある夏の日のことを思い出しました。
祖父は小さな頃から私を大変気にかけてくれており、
色々なところに連れていってくれたのです。
ある夏の暑い日に祖父がプールに連れて行ってくれました。
泳ぎが苦手だった私は、水の冷たさに驚き、
足を踏み入れるだけで精一杯。
しかし、祖父は大丈夫だという言葉とともに優しく手を引いてくれました。
「手を離してみるか?」
だんだん水に慣れてきた私に、
祖父はにっこりと笑みを浮かべながらそう提案してきたのです。
私は勇気を出して手を離し、必死にバタ足をしてみましたが、
あっという間に水に沈んでしまいました。
その瞬間、祖父がすかさず私を抱き上げ、
自分の力で進んだことを褒めてくれました。
「やったな、よく頑張った!」
その後も何度も挑戦して、ようやくプールの端まで泳げたときの達成感と、
祖父が褒めてくれたことは、今でも私の心に残る宝物です。
娘が悔しそうに涙を浮かべている姿と、
あのプールでの祖父との思い出が重なりました。
「がんばれ!」
何度転んでも諦めない姿を見て、
私と妻は思わず声を出していました。
そして、ついに娘がベンチを登頂したその時、
彼女は誇らしげな顔でこちらを見つめてきたのです。
その瞬間、私は娘に背中を押された気がしました。
(一回の失敗ぐらいなんだ。私も娘のように挑戦し続けなければ。)
自分の力で一歩ずつ成長していく娘と今の自分を重ね、そう強く感じました。
家族と過ごす何気ない時間の中で、
子供の成長がとても早いものであることを改めて気づかされます。
彼女がこれからどんな困難に直面しても、自分の力で乗り越えられるように、
そしていつでも支えてあげられる父親でありたいと強く思いました。
こうした日々の中で感じる小さな感動や成長を大切にしながら、
私自身も彼女に負けないよう、仕事や人生に全力で挑戦していきたいです。
日本財託管理サービス 管理部 Y・Y
◆スタッフプロフィール◆
東京都葛飾区出身の36歳。
管理部に所属し、お困りごとの対応、原状回復工事に従事しています。
最近は保育園巡りにハマっています。
ちびっこがたくさんいてとても癒されます。