長男の思いがけない成長
2024/10/31
ディズニーランドでご家族との時間を楽しむM・Rさん
私には、子供が2人います。
最近、精神的に大きく成長しているのが長男です。
長男が2歳半のとき、
次男の妊娠で妻のお腹が大きくなり、抱っこができなくなりました。
(どうして、お腹が大きいんだろう)
(なぜ、抱っこをしてもらえないんだろう)
理解できないことばかりだったのでしょう。
思い通りにならない状況を受け入れられず、泣いてばかりでした。
それでも、長男なりに葛藤しながら、状況を受け入れるように。
のけ反りながらお腹を出して妻の真似をしたり、お腹の中にいたときの記憶を教えてくれたりと、
次第に不満を表すことが減っていったのです。
泣いてばかりだった長男に、ほんの少し成長が見られた瞬間でした。
そしてある朝、妻に陣痛がきました。
義母に妻を病院へ連れて行ってもらい、長男を保育園に預けた後、病院へ急行。
出産に立ち会い、妻を応援していると「オギャー」と大きな産声が響き渡り次男が無事に誕生。
言いようもない感動が身を包みました。
しかし、そんな感動もつかの間。
翌日からは、入院している妻がいないため、私一人で長男の世話をすることになりました。
保育園の送迎のときも、一緒に寝るときも、
長男は「ママがいい」と泣き続けました。
妻が次男を連れて家に戻ってくると、今度は『赤ちゃん返り』が始まります。
赤ちゃん返りとは、弟や妹が生まれたことをきっかけに、
嫉妬の気持ちから、赤ちゃんのような態度を取る現象です。
長男は、2年ほど使っていなかった赤ちゃん用の椅子に座ったり、
次男に授乳している最中に突然泣き喚いたりして、
小さい頃に戻ったような行動を取るようになりました。
ただ、次男が生まれて3か月ほど経つと、
長男にも少しずつお兄ちゃんとしての自覚が芽生えてきます。
次男のおむつを持ってきたり、頭を撫でてあげたりと、
存在を受け入れる行動を見せるようになったのです。
特に驚いた瞬間は、長男が自分のおもちゃを次男に譲る姿を見たときです。
それまで指一本触れさせることのなかった、
お気に入りのおもちゃを分け与える姿に、思いがけず成長を感じました。
次男の誕生をきっかけに、一歩ずつ成長しているお兄ちゃん。
まだまだ甘えん坊で我儘ですが、優しい一面も見せるようになってきました。
長男の成長に負けず、私も頼もしい父親になれるよう成長し続けたいと思います。
日本財託 オーナー事務局 M・R
◆ スタッフプロフィール ◆
東京都小金井市出身の29歳。
オーナー事務局に所属し、『まめ~ル』の作成や管理組合セミナーの運営を行っています。
最近、長男とスイミングスクールに通っています。
少しずつ泳げるようになる姿に成長を感じます。