長女に学ぶ"苦手と向き合う姿勢"
2024/12/19
家族で沖縄旅行を楽しむI・Mさん
私には、2人の娘がいます。
なかでも中学2年生の長女は、どこか大人びており、
彼女を見て、自分の考え方を改めることも多いです。
長女が大きく成長したタイミングは、中学受験のときです。
彼女が志望する学校は、倍率7~8倍のA中学でした。
優秀な小学生がたくさん受験するなか、ほんの一握りが合格できるような超難関です。
A中学に合格するために、長女は小学生ながら、毎日のように長時間勉強していました。
平日は学校の授業に加えて3時間、休日は7時間。
必死に勉強に取り組んでいました。
ただ、量をこなしたからといって、簡単に点数が上がるわけではありません。
自分の苦手分野と向き合い、失点ロスを減らすことが重要なのです。
しかし、当時の長女は、自分の弱点と向き合うことが得意ではありませんでした。
たとえば模試の結果を見ながら、長女と一緒に反省点を振り返っていたときのことです。
「数学の図形分野で点数が低いから、ピンポイントに勉強していこうね」
このように弱点の分野を指摘すると、泣きだしてしまうこともあったのです。
自分でも分かっているのに、私から指摘されることが悔しかったのか、
受験前のプレッシャーに押しつぶされそうになっていたのか。
様々な感情が渦巻いていたのでしょうが、受験直前の彼女は苦手と向き合うことを避けていました。
そんな過程を経ての中学受験。結果は、残念ながら不合格でした。
不合格だと分かったとき、長女は泣き崩れ、その日はずっと自室で泣き続けていました。
それでも、夕方の塾の時間になると泣きはらした顔でリビングに現れ、
なんと塾に結果を報告しに行ったのです。
(ちゃんと報告しに行くんだ。えらいな。)
長女の行動に驚くと同時に、彼女の姿勢に尊敬の念を抱きました。
それから約2年が経ったいま、中学受験での失敗を経て、彼女は大きく成長しています。
苦手な科目や苦手な分野を早い段階で見極め、分からないところは、すぐに夫や先生に質問。
後回しにせず、理解できるまで、徹底的に勉強しています。
また、定期テストに向けて、スケジュール管理もしています。
その努力も実を結んでおり、現在は成績も良好です。
自分の"苦手"と向き合うことは、大人でも簡単ではありません。
裁量が大きいからこそ、苦手なことをついつい後回しにしてしまうことも多いです。
ただ、自ら改善しようと努力する娘の姿勢を見ていると、
私も自分の弱点と向き合う必要があると感じます。
苦手な仕事や、思わず手を引っ込めてしまう面倒な作業。
そういったタスクも後回しにせず、すぐに対処しようと気持ちを切り替えます。
中学生ながら、尊敬できる長女。
まだまだ未熟で可愛いところや生意気な一面もありますが、ドンドン成長しています。
そんな長女を陰ながら応援しつつ、彼女に負けないよう、
私も社会人として、そして母親として成長していきたいと思います。
日本財託管理サービス 管理受託部 I・M
◆ スタッフプロフィール ◆
東京都小平市出身。
管理受託部に所属し、物件オーナー様に管理委託や収益改善のご提案を行っています。
最近、次女がバスケを始めました。
楽しそうにしている様子を見ながら、心の中で応援しています。