逆境から始まった、人生を変える挑戦
2025/01/30
旅行を楽しむT・Tさん
2021年、新卒で入社した会社の売上が激減してしまいました。
原因は、新型コロナウイルスの感染拡大です。
当時、私は理容室・美容室に化粧品を卸す会社で働いており、1年の間に業界全体の規模が縮小。
私の会社も例に漏れずコロナ禍の影響で、大打撃を受けてしまったのです。
昇給見送り、営業所の解体、止まらない退職報告。
(この会社に居続けて大丈夫なんだろうか)
急激な環境の変化と、先の見えない社会情勢に不安を感じていました。
そこで不安を打ち消すためにも、
流行していた「おうち時間」を活用し、資格取得に挑戦することを決めたのです。
ただ、資格といっても、自己啓発だけで終わってしまっては勉強する意味がありません。
転職にも活かせる実用的な資格として、選んだものは「宅地建物取引士」でした。
意気込んだは良いものの、不動産業界は全くの畑違いです。
初めて触れる不動産や法律などの専門用語に圧倒され、
テキストを一周するだけでも2か月かかりました。
(こんな調子で本当に合格できるのだろうか)
不安を感じつつも学習を続けた結果、
勉強開始から3カ月が経ったときには、過去問で合格点を取れるようになっていたのです。
合格までの見通しが立ったとき、私のなかで、ある気持ちが芽生えました。
(この宅建試験は、人生の"勝負どころ"なんじゃないだろうか)
実はそれまでも、どうせ転職をするならネガティブな理由ではなく、
新しいチャレンジをするための転職にしたいと考えていたのです。
まさにこの宅建試験こそが、
これまで経験のない不動産業界へチャレンジするための転機だと思い、
自らを追い込むためにも、思い切って会社を退職することにしました。
それからは「宅建試験に合格し、人生を変える」。
この強い想いのもと、試験2カ月前からは、それまで以上に勉強に集中しました。
毎日朝6時に起きて、公園で暗記作業。
その後はカフェや漫画喫茶に籠り、問題演習を繰り返し解きます。
少ない貯金を切り崩し、有料講義や教材も積極的に活用しました。
当時の私は、まさに「背水の陣」。宅建合格に人生をかけた、崖っぷちの状態です。
「試験に落ちたらどうなるんだろう」という不安に駆られながら、
毎日、深夜遅くまで勉強し、睡眠不足が続くような状況でした。
こうした努力の甲斐もあり、試験当日には半年間の努力をすべて出し切り、
無事に一発合格することができたのです。
その後、資格を活かして転職し、地元仙台から上京。
地場の賃貸管理会社で経験を積み、
2023年に日本財託管理サービスに入社することができたのです。
現在は優しい同僚に囲まれ、充実した日々を過ごしています。
「宅建試験に合格し、人生を変える」
この目標を達成できたのは、当時の努力のおかげです。
そして今、人生の中で辛い時や諦めそうになるとき、自分を奮い立たせる原動力となっています。
これからも挑戦する心を忘れることなく、
人生をより良くしていくために、成長していきたいと思います。
日本財託管理サービス 管理部 T・T
◆ スタッフプロフィール ◆
宮城県仙台市出身の25歳。
管理部に所属し、入居中の修繕対応や退去後の内装工事を行っています。
最近、会社の同僚と伊豆旅行に行きました。
海鮮料理とサウナ付きのホテルを最高に楽しめる旅行でした。