ご家族と記念撮影をするS・Sさん

現在、オーナー様からお預かりしている物件の空室を早期に解消するため、
日々業務に取り組んでおりますが、
もともと私が賃貸管理業界に飛び込んだのは7年前のことです。

衣食住に関する仕事に関わりたいと考え、
そのなかでも、特に興味を引かれた不動産業を選び、
賃貸仲介会社への就職を決めました。

とはいえ、入社当初は初夏の閑散期。

初契約を頂けていない状況にやきもきしていましたが、
店舗に足を運んでくれるお客様もなかなか現れません。

その日も店内で手持ち無沙汰にしていると、
外の看板を眺めている男性が目に入りました。

「こんにちは。お部屋を探されてるんですか？」

すぐに外に出て声をかけると、「そうですね。」と返事をされ、
詳しい条件を伺うため店舗のカウンターへご案内しました。

40代のその方は長くご実家に住まわれており、
新しいお部屋を探してひとり暮らしをしようと考えていたとのこと。

ただお客様の希望される条件は厳しいものでした。

都心の繁華街に近く、バス・トイレは別をご希望。
さらに希望の家賃は8万円未満。
少し検索しただけでは該当するお部屋は見つかりませんでした。

「少しお待ちくださいね」

そういって、不動産会社の担当者が見ることができる
不動産情報サイトを開きました。

多少、条件を緩めれば、いくつかご紹介できそうな物件がありました。
ただ、それはお客様のご希望に完全に満たしているわけではありません。

初契約欲しさに提案することは当然お客様のためにならず、
それを見透かされてしまえば、信頼を失ってしまう可能性もあります。

一方で、時間をかけてしまえば、
お客様もあきらめて帰ってしまうかもしれません。

焦りを感じながらも、該当エリアに掲載されている物件を隅から隅まで目を通し、
一つひとつ、物件の紹介元である管理会社へ連絡を入れていきました。

すると、すべての条件に合致する物件がひと部屋だけ見つかったのです。

すぐにお客様にお伝えし、内見へ伺うと
お客様もご納得いただき、初めての成約を頂くことができました。

「条件に合う物件を探してくれてありがとう」

お客様のご期待に添えたことに、嬉しさがこみ上げてきました。

初めてのお客様のことは今でも忘れることができません。

この初契約以降、あきらめずに一生懸命お客様の条件に見合った物件を提案するだけでなく、
ニーズに合致しているのであれば、積極的に別の沿線や最寄り駅の物件も提案してきました。

おかげで多くのお客様から感謝のお言葉を頂くことができました。

現在は、この賃貸仲介会社での営業経験を活かし、
『仲介会社の担当者が当社の物件を紹介しやすくなるためには、
どのような情報があればよいのか』ということを考えながら
日々、物件情報をご案内しています。

そして現場で得た情報をもとに、1日でも早く空室を埋めるためのアイデアを
オーナー様にご提案させていただいています。

これから繁忙期となりますが、仲介会社での経験を活かしながら、
オーナー様に1日でも早く日割り家賃をお送りできるように業務に取り組んでいきたいと思います。

日本財託管理サービス　賃貸営業部　賃貸コンシェルジュ　S・S

◆　スタッフプロフィール　◆
東京都荒川区出身の35歳。
賃貸営業部の賃貸コンシェルジュとして入居者募集を行い、オーナー様に1日でも早く日割り家賃をお届けできるよう努めております。
趣味は野球とバイクです。草野球チームに所属し、唯一体を動かせる場所でとてもリフレッシュになっております。