自分にできる精一杯の努力を
2022/07/07
ご友人と、絶景を楽しむT・Cさん
私は大学時代、ソフトボール部のマネジャーとして活動していました。
マネジャーとなったきっかけはチームの雰囲気です。
新入生歓迎イベントの時期に先輩部員から声を掛けられ、
その楽しそうな様子から入部を決めました。
週に4、5日ある練習の準備や補助のほか、リーグ戦となれば敵チームの動画撮影、
見に来てくれる卒業生への連絡など、マネージャー業務は決して楽ではありません。
ただ、当時は先輩たちの指示に従っていればよかったため、
賑やかなチームメートに囲まれ、単純に楽しんでいました。
そんな状況が変わったのが、大学3年生のとき。
先輩たちが引退し、自分たちの代になり初めての秋季リーグが開幕しました。
新体制のチームはなかなか白星を上げることができず、リーグ内の順位はどんどん下落。
それに比例して、チームの空気もギスギスしたものになり、
以前の楽しい雰囲気はなくなっていました。
(どうにかしなければ...)
心の隅でそう思うものの、いちマネジャーができることなんて思いつきません。
結果はリーグ内で最下位となり、入れ替え戦でも敗北し、下位リーグに
降格となってしまったのです。
(私は全然、チームに貢献できていない...)
肩を落とすチームメートを前に、直接、力になれないもどかしさや悔しさを
ひしひしと感じたことを覚えています。
と同時に、まだ自分にもできることがあるのではないかと思うようになりました。
「マネジャーとして、できることは何だろう」
次の春季リーグに向け、チーム全体やマネジャー内で話し合いを重ねました。
そこで、これまで以上に仕事の幅を広げることを決意。
データ収集を強化するため、試合時には他チームのスコアを記録し、
動画撮影の対象も広げました。
加えて、ベンチでのちょっとした声掛けでも、良いと思ったことはミーティングで共有し、選手たちの自主練習もサポートするなど、マネジャーとしてできることは
全てやるようにしたのです。
そうすると徐々にですが、チームメートにも笑顔が生まれ、
以前のように楽しそうにプレーする姿が見られるように。
さらに、選手との関わりが増えたことで、選手一人ひとりとの信頼関係も
より強固なものになりました。
そうして迎えた4年生の春季リーグ。
順調に勝ち星を重ね、リーグ内では優勝。大勢のOB・OGが見守る中、
入れ替わり戦にも危なげなく勝利し、見事、元のリーグに昇格することができたのです。
「お疲れ様!今までサポート、本当にありがとう」
最後の引退試合の後、監督や選手から次々と、労いや感謝の言葉を掛けてくれました。
その言葉に、言いようのない嬉しさがこみ上げ、今までやっていたことが
全て報われたような気がしました。
結果に直接は影響を与えられないとしても、
自分にできる精一杯の努力をし続けることは決して無駄なんかじゃない。
今所属している経理部ではお客様と直接関わる機会はほとんどありません。
それでも、間接的にお客様のためになることはできると信じています。
今後も日本財託グループの一員として、
会社を支えられるよう日々努力を重ねていきたいです。
日本財託 経理部 T・C
◆ スタッフプロフィール ◆
静岡県沼津市出身。
経理部財務チームで日本財託の経費精算処理を行っています。
最近、友人の影響で麻雀に興味を持ち勉強中。役など覚えることが多く苦戦しています。