レジェンドから学んだ"遊びも仕事も一流たれ"の精神
2022/07/14
表彰を受賞するO・Yさん
前職は保険会社の営業部長として、30名の営業組織を統括していました。
数字がすべての環境で、プレイヤー時代にトップの営業成績を出し、
歴代最短で営業部長に就任。
意気揚々と最年少営業部長としてデビューをしたのが新卒6年目のことです。
『同期トップなんだから、コケるなよ』
ただでさえハイプレッシャーな環境な上に、
良かれと思って周囲からかけられる期待に「死んでもやります!」と強気で答えていたものの、
キリキリと胃の痛みが治まることはありません。
オフィスで仕事をしていないと落ち着かず、
結果を出すために、とにかく朝から晩まで仕事に打ち込んでいました。
当時、30代前後の若手営業部長2名と、
教育担当でベテラン部長のAさんが同じフロアで仕事をさせて頂く環境でした。
48歳のベテラン部長Aさんは、ちょっと強面で身長190センチのコテコテの関西弁。
どこの営業部を担当しても負け知らずのいわばレジェンドでした。
(この上司に迷惑をかけたらヤバイ)
そんな直感も相まって仕事に没頭していました。
「よし、飲みに行くぞ」
私の赴任から1カ月が経つころ、Aさんから不意に飲みのお誘いを頂きました。
緊張感のなか乾杯し、お酒が進んできたところで
Aさんはおもむろに口を開きました。
「お前な。何をつまらん仕事しとんねん。そもそも、何のために仕事しとるかわかるか?」
即座に答えられない私に、Aさんは続けます。
「それはな、死ぬほど遊んで仲間と宝物みたいな思い出作るために仕事しとんねん。
ほな、遊びだけしとったらええかったら、それはダサい。
周りが何も言えんぐらい結果出して、それでいて、遊びも全力でやるからオモロいねん」
Aさんの話に口をはさむことができず、相槌を打ちながら耳を傾けます。
「お前は、仕事は一流かもしれんが、そんな奴どこにでもおる。
遊びも仕事も一流やから、仲間から惹かれんねん。
人としての魅力溢れる営業マンだからお客さんが惚れ込むんやろ。
ガキの頃のテストの点数なんか覚えとらんけど、泥だらけで遊んだ時の事は会話まで覚えとるやろ。
単なる"同僚"か、"仲間"かは宝物って呼べる思い出の数で決まるんじゃ。わかったら遊ぶぞアホ!」
その話をいただいてからは、事あるごとに飲み、時にはゴルフや旅行にも出かけました。
遊びの予定が先に決まるからこそ、そこまでに数字を仕上げる。
そんな充実した"全力の日々"を送ることができ、
Aさんの姿や一緒に過ごした時間は、私にとっての人生の宝物です。
転職を決意した時も、育ててもらった恩を返さず、不義理をしたと感じた事もあり、
一番にご連絡をさせていただきました。
「同僚やから可愛がっとったんちゃうで。一人の仲間として接しとるからこの関係は途切れん。
ただこれだけは約束せぇ。新天地でも一流の遊びと仕事ができる魅力ある男でいつづけろよ」
最後の最後まで『レジェンド』だったAさんとは今でも飲み仲間です。
今は上司と部下という立場ではなく"兄貴"として、そして人生の"バイブル"として
仲良くさせていただいています。
一流の遊びと仕事を学んだこの期間が、いまの私の仕事のスタイルを形作っています
私とご縁があったお客様が一生涯お付き合いしたいと思えるような魅力ある営業マンであり続けること。
一緒にお仕事をさせて頂いている仲間に、良い影響を与えられる手本となること。
この2つを満たせる"一流"を目指して、これからも全力で遊び、全力で仕事に取り組みたいと思います。
日本財託 資産コンサルティング部 O・Y
◆ スタッフプロフィール ◆
千葉県出身の30歳。
資産コンサルティング部に所属し、東京中古ワンルームを通じてお客様の老後の不安の解消を目指しています。
保険営業から不動産営業という営業職のメジャーリーグを渡り歩いてきました。
元々、自身でも3戸の区分マンションに投資をしていたことから、不動産投資の魅力を実感。
現職では、コンサルタントとして、
【私とのご縁で、経済的に豊かになれる人を一人でも多く増やす事ができる】という
魅力ある仕事内容に憑りつかれています。