あの背中と並び立つまで
2022/07/21
海辺で写真を撮るO・Yさん
社会人4年目になる私には、ずっと追いかけている大きな背中があります。
それは父親です。
話を聞く限り、父は一言でいうと「ザ・昭和のガキ大将」。
よく食べ、遊び、時には人をからかうような、にぎやかで少しやんちゃな人です。
加えて、父は幼少の時から野球に没頭し、その実力は高校時代にはエースとして
甲子園に出場するほどでした。今でも民間企業の営業職として、バリバリ活躍しています。
(うちのお父さんはすごいな)
私自身、幼少期から父の姿にあこがれていたことを覚えています。
ただ、その背中は見た目以上に大きいものでした。
それでも、父と同じ甲子園出場を目指して、高校でも野球を続けましたが、
ケガなどが重なったこともあり出場は叶わず、
100%やり切ったとは言えない野球人生となってしまったのです。
(社会人になったら、父を超えてやる)
そんな思いで大学を卒業後、心機一転して社会人1年目のスタートを切りました。
新卒で入った会社は、営業代行・コンサル業を主とした会社。
父と同じ営業職を選びました。
会社では、営業で顕著な結果を出した人が表彰される場が毎月設けられていました。
その中に「新人賞」というものが存在することを先輩から聞き、
「絶対に表彰台に立って、社会人として良いスタートを切る」と決意しました。
しかし、いざ入社すると、周りは優秀な人ばかり。
「一を聞いて十を知る」人や自頭が良くロジカルに物事を考える人など
様々な強みを持った同期がいました。
一方で自分には、これといった強みがありません。
周りが次々と成果をあげるなか、自分は結果が出せずもがき苦しむ日々でした。
(仕事でも父を超えられないのか...)
アポイントの電話を断られる度、どんどんと考えがネガティブになります。
そんなある日、会社の同期と話をしているなかで唐突に
「岡ちゃんって話しやすいよね」と言われました。
確かに、思い返してみれば、これまで人から相談を受けることが多かったような気がします。
この言葉をヒントにお客様が話やすい状態を作れれば
もっと良い成果が残せるのではないかと考え、
「聞く」ということについて深く考えるようになりました。
朝は就業時間の2時間前に出社。先輩の協力も仰ぎながら勉強を少しずつ重ねます。
そうすると、少しずつ契約が取れるようになったのです。
その結果、「新人賞」をいただくことができました。
それから月日が経ち、父に「新人賞」の表彰状を見せる機会がありました。
「へぇ、すごいじゃん。転職で役に立つかもよ」
ほんの少しだけ褒められましたが、さらっと返されてしまいました。
後で知りましたが、どうやら父も仕事で数々の賞を受賞しているそうです。
商品を直接販売するよりも、その「仕組み」づくりを通じてより多角的な目線で
仕事をしたいとの思いで日本財託のマーケティング本部に入社して約1年。
いまは、お客様一人一人のことを考えながら
少しでも多くの方に「経済的自由」を実現していただけるよう
全力でサポートしております。
まだまだ父親の大きな背中を超えるまでは至りませんが、
いつかは並んで立てる日がくるよう、努力していきたいと思います。
日本財託 インサイドセールス部ISチーム
O・Y
◆ スタッフプロフィール ◆
東京都墨田区出身の26歳。
インサイドセールス部ISチームで、主に不動産投資に興味を持たれたお客様にイベントやキャンペーンの企画・開催し、コンサルタントへとつなぐサポートをしています。
最近はケバブにハマっています。将来的には自分で作れるよう、いろんなお店に足を運ぼうと思っております。