本当の"全員"野球
2022/10/13
小学1年生の頃から野球を始め、
現在も主に投手として社会人の野球チームに所属して、楽しんでいます。
自分にとって、グラウンドで白球を追いかけることは
人生には欠かせないものとなっています。
ただ常に順風満帆の野球人生というわけではありませんでした。
父が監督を務める少年野球のチームに
半ば強制のような形からの入団したことが野球人生のスタートでした。
中学では学校の部活ではなく
全国大会に出場している地元の強豪硬式野球チームに所属。
小学生時代には市の大会で準優勝するなど、それなりの自信を持って入団したのですが、
強豪チームの壁は高く、ようやくベンチ入りできたのは中学3年生になってから。
全国大会では私に出番は回ってきませんでした。
高校や大学でも部活で野球は続けたものの、"試合に出て勝ちたい"自分と、
"楽しんで野球をプレイしたい"周囲との間で摩擦が起こりチームはうまくまとまりません。
大学生の後半は、自分自身も野球に対する情熱を失いかけていました。
「今度、うちのチームの練習来てみない?」
社会人になっても、どこかで野球を続けたいとぼんやり考えていたところに、
前職の会社で人事を務めていたAさんから、社会人チームに誘われたのです。
他に野球をする場所がなかったこともあり、
軽い気持ちで参加してみることにしました。
30人程度のそのチームは、ほとんどが40代の先輩方。
和気あいあいとした雰囲気のなかでも、全員がしっかりと練習に取り組んでいました。
試合になると、監督やGMはその日参加した全員が試合に参加できるように采配。
ただ、やみくもに選手を交代するのではなく、
ケガのリスクを避けるため、練習への参加頻度を考慮しつつ、
試合の流れをよみながら選手を入れ替えていました。
ミスがあっても笑い話にしつつも、指導するところがあればきちんと指摘もしてくれます。
「お疲れさん。この試合ではここまでだけど、次の試合も期待してるからな」
監督やGMは交代でベンチに下がった選手に対して、
必ず個別に声をかけ、コミュニケーションを取っていたのです。
"自分が一番になる"と躍起になっていたこれまでの野球人生の中で、
はじめてチームがひとつになり、組織として勝利を目指す野球と触れ合うことができたのです。
私自身も監督やGMの信頼に応えようと全力でプレーした結果、
なんと社会人1年目の秋大会ではMVPに選ばれました。
さらに昨年は冬の大会で決勝まで勝ち上がり、神宮球場で試合をすることができたのです。
日本財託に転職した今でもそのチームに所属し、
気がつけば入団から6年目に突入しました。
監督やGMの選手とのかかわり方は、
オーナー様のお困りごとに対応する現在の部署でも生かされています。
まだまだ勉強中の身で、先輩方に頼る部分も多くありますが、
各オーナー様のご状況に耳を傾け、真摯に対応するということは、
まさに社会人野球チームで学んでいることの応用だと考えています。
また、日本財託の野球部にも所属し、初めて大会にも出場させていただきましたが、
残念ながら1回戦敗退となりました。
来年は野球でも会社の力になれるよう、冬の間も身体を動かしていきたいと思います。
切っても切り離せない野球を楽しみつつも、
野球から学んだことを仕事やプライベートに反映していきたいと思います。
日本財託管理サービス オーナー事務局 M・R
◆ スタッフプロフィール ◆
東京都小金井市出身の27歳
オーナー事務局にて確定申告や相続の相談を受け、管理組合セミナーの運営や
まめ~ルの作成に携わっております。
1歳になる息子が歩き始め、玄関までお出迎えしてくれることが、
日々の癒しになっています。