同僚と写真を撮るM・Aさん（左）

大学時代、法学部を専攻していました。

もともと同じ大学の心理学部を希望し、
指定校推薦枠の活用を考えていましたが希望はかなわず。

すでにその大学での新生活を思い描いていたこともあり、
法学部の推薦枠もあったことから、そちらを受けさせていただきました。

入学後、振り分けられた最初のクラスにはもちろん顔見知りはおらず、
早く友人を見つけたいと考えていました。

そんなとき、当時流行っていたアニメのキーホルダーが
ある学生のカバンに付いているのが目に入ったのです。

「そのアニメ、好きなんですか？」

私もそのアニメをよく見ていたこともあり、その女性に声をかけてみるとすぐに意気投合。

偶然、同じ路線を使っていることもあり、
ほとんどの時間を一緒に過ごすことになったのです。

もともと勉強は嫌いではありませんでしたが、
第一希望の心理学ではなく、さらに難解で覚えることの多い法学部の授業では、
躓いてしまうことが何度もありました。

例えば、ある文章や出来事について、
どのように解釈をすべきかという問題に対し、
私は自分の答えに自信を持てないことが度々ありました。

「この解答、どう思う？」

そんな時には、彼女の考えを聞くことにしていました。

彼女は仲間内でも一番頭がよく、回答もスマートで
自分では気が付かない視点の解釈もあり勉強になりました。

仲良くなるにつれて2人で遠出をすることも増え、
大学3年生の頃には京都に出かけました。

ただ、京都に向かう道中で、彼女は体調を崩してしまったのです。

「このくらい大丈夫」と、
彼女は私に気を使わせまいと無理をして予定通り進めようとします。

辛そうな彼女を放ってはおけるわけがありません。

食事は旅行の楽しみのひとつでもありましたが、
そんなことよりも、彼女がそのとき口にできるものを探しました。

「迷惑かけてごめんね。でも、ありがとう」
結局、チェックインしたホテルのカフェで売られていた
スープを買って一緒に食べました。

普段助けてもらってばかりだからこそ、
彼女のために私がサポートできることを探して動く。

第一志望の学部への進学ではありませんでしたが、
そのおかげで一生涯の友人と出会うことができました。

"誰かのために"という想いは、仕事の場面でも活かされています。

仕事の場面でも、普段は事務の仕事をしていますが、
必要があれば入居者様のお電話に出て、
お困りごとの対応や契約条件の交渉を行ったりもします。

自分の担当外のことでも、自分ができることがあれば
可能な限りサポートするようにしています。

彼女とは大学を卒業してからも定期的に会っています。

コロナ禍でなかなか会えない時期は、
長電話をしながら、日々の暮らしや次に会えた時のことを話していました。

再び感染者が増えてきた時期ではありますが、
また少し落ち着いてくるころには、彼女とまた遠出をしたいと思います。

日本財託管理サービス　債権管理部更新契約課　M・A

◆　スタッフプロフィール　◆
千葉県我孫子市出身。
賃貸借契約の更新業務を行っており、契約者様からのお問い合わせ対応、更新契約書の作成・チェックを行っております。
最近はスプラトゥーン3を日々やっており、ウデマエUPを目指して頑張っています！